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115 市内のAEDについて

更新日:2023年12月28日

メールの内容

先日、○○公園でCPR(心肺蘇生法)を経験しました。
ちょうど子どもたちと公園へ遊びに来たら入り口のところに両親と妹と思われるかたが花壇に座っていました。脱力した女児が父にお姫様抱っこをされて、家族に名前を呼ばれていました。最初は素通りしましたが会話から異変を感じ「何か手伝えることはありませんか」とお声がけしました。最初は「救急車をもう呼んでるんで…」と言われましたが、父に抱かれる10歳くらいの女児は意識なく、顔面蒼白、呼吸も橈骨動脈も触知できなかったため、ご両親に承諾を得て胸骨圧迫を開始するとともに「どなたかお手伝いをお願いします」と大きい声で応援を呼びました。AED(自動体外式除細動器)を持ってきて欲しかったのです。しかし、誰も来てくれませんでした。胸骨圧迫をするも改善がないためAEDで波形を確認したいと思い、AEDをご両親のどちらかに隣にある○○へ取りに行ってもらいました。母親が行ってくれましたが、途中、私の夫がダッシュして届けてくれました。ご両親はこの現状が受け入れられていないご様子でした。当たり前だと思います。救急車が来れば助かると思われていると感じました。AEDを持ってきたらみなさん満足されたようになってしまい、どうすればいいの?状態でした。開けて!そうしたら喋るから!と伝え、開けてもらいました。しかし、このAEDは喋らないタイプだったのです。とりあえずパッドつけて!!とお願いしました。どうやるの?と聞かれますが、胸骨圧迫をしながらAEDの説明はできません。救急車が来た後に、やっと野次馬のようにたくさんの人が集まりました。救急車が来てからでは遅いのです。結果として、この子が助かったかどうかは私にはわかりません。ただ、厳しい状況であったのは確かです。
ここで私が今回市長へメールをした目的は、
1.市内の公共施設にあるAEDをすべてしゃべるタイプのものに変えてもらいたいです。可能であればAEDのある場所を増やしたり、そのAEDをすべてしゃべるタイプのわかりやすいものに変えたりしてもらいたいです。
2.AEDは電気ショックをするものだけでなく波形を自動解析し、必要があればショックを、胸骨圧迫の指示などをしてくれるものであることを市民に認知してもらいたいです。
3.CPRが必要な時に、人手が必要です。胸骨圧迫の交代要員はもちろんですが、それはなかなか難しいと思います。交代がなくても、私の子どももその子の妹を見ている人やAED取りに行く人、靴や衣類を脱がせたりそれを隠したりする人、救急車を誘導する人、タイムキーパーや記録係などたくさん出来ることがあります。それをぜひ市民向けに情報発信してほしいです。
4.AEDを借りに行った施設の職員も応援に来てほしいです。貸してくださるのはありがたいですが、胸骨圧迫の交代も含めてサポートがほしいです。
私は医療従事者でしたが、夫は会社員です。今回のことをきっかけに、12月にあるBLS(一次救命処置)講習を受ける予定です。熊谷市では2か月に1回程度でBLS講習を行ってくださっており、参加しやすい状況だと思っています。しかし、私がBLS講習を知ったきっかけは、仕事中の急変対応が思うように出来なかったことを職場の先輩に相談したところ、こういう講習があるんだよと教えてもらいました。知っている人は知っているが知らない人がほとんどだと思います。BLS講習についてももっと宣伝していってほしいと思いました。
以上です。

回答(令和5年11月20日)

 いただきました「市長へのメール」にお答えいたします。

 この度は、救急隊が到着するまでの応急対応などにお力添えいただき心より感謝申し上げます。
 本市が設置する市内公共施設などのAEDは、設置年度により機種は異なりますが、今回ご使用いただいた○○に設置しているものも含め、全ての機種が電源を入れると自動音声案内が流れる仕様となっております。平成18年度から市有施設などに計画的に設置を進め、現在、小中学校、保育所などの児童施設、公民館、保健医療施設、運動公園、老人福祉センターなどの福祉施設、市の庁舎や体育施設など市有施設に合計157台、24時間営業しているコンビニエンスストアに71台と、市内合計で228台を設置しております。その他、医療機関や金融機関、スーパーなどの民間施設においてもAEDの設置が進んでおります。
 また、一般市民のかたを対象とした救命講習会を年に9回実施し、市報やホームページで講習会実施の情報発信をするなど、広く市民のかたが講習に参加していただく機会を設けるとともに、AEDを設置している施設の職員へ救命講習会を実施するなど、研修にも力を入れております。
 今回いただいたご意見を重く受け止め、引き続きAED設置事業の推進に努めるとともに、救命講習会の開催やAEDの使用方法などの情報発信に努めてまいります。

このページについてのお問合せは

広報広聴課
電話:048-524-1111(内線206)、048-524-1156(直通) ファクス:048-520-2870

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