53 ビルに集住している外国人について
更新日:2025年11月18日
メールの内容
いつも市民のために尽力いただきありがとうございます。
さて、具体的な事例からお話しします。
○○のとあるビルは、何らかの理由で窓枠が取り外され、必然的に風が吹き込み放題になっています。外から見ると、まるで廃墟のようになっています。
しかし周辺住民によれば、中には外国人が20人程度住んでいるそうです。インフラ設備はどやら破損し、劣悪な環境で生活している彼らは、取水や排水、ゴミ出し、駐輪、騒音などにおいて、近隣住民とトラブルが生じているとのこと。
内部の状況は見ておらず、相手側の話も聞けていませんので、多くのことが不明です。
しかし、何らかの理由で個人として部屋を借りられない外国人が集住しているという事例は多く、また出入りが目撃されている以上、住んでいるというのは事実だろうと思われます。
そしてそうであれば、これから寒くなる季節において、人権上の危機と言ってよいほどの劣悪な環境になることは間違いなく、人心は荒廃し、よりトラブルが深刻になることが予想されます。
少子高齢化社会において、外国人労働者の受入れは不可避的な流れになっていますが、このような事例を放置していれば、幸せな共生社会の実現からはほど遠い事態になります。
一番の問題は、このような場合にどこに相談すれば良いか、現状ではまったくわからないことです。
個人や自治会が対応できる範囲は完全に超えています。行政や専門家の介入を得なければ事態はひたすら深刻になるばかりです。しかしどこに相談すれば良いか、現状ではまったく不案内です。
ですから、こうした事例が端的に示す時代状況の変化に対応する部署を、市役所の中に早急に設置されることが必要かと存じます。外国人からも、日本人住民からも、いずれからも一元的に相談を受け付けて、関係各機関の協力を得てトラブルを解決するタスクフォースが、今後なんとしても必要になると考えます。
大変負担の大きい部署ですが、産業の安定と住民の安心安全を両立させるには極めて重要な施策です。
前向きにご検討いただければ幸いです。
回答(令和7年11月4日)
いただきました「市長へのメール」にお答えいたします。
本市では、多文化共生を実現するために生じる課題などにつきましては、相談内容に応じ、それぞれの担当部署で対応させていただいております。
現時点で、ご提案いただいたような部署を設置する予定はありませんが、貴重なご意見として受け止め、今後も市民サービスの向上に努めてまいりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
なお、騒音などの近隣の迷惑行為に関しての相談先として、熊谷警察署生活安全課相談係(048-526-0110)または、けいさつ総合相談センター(048-822-9110)があります。

