19 泳ぐ時に時計を使う
更新日:2025年7月15日
メールの内容
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
私は、熊谷市民であり、日頃から熊谷さくら運動公園・室内温水プールを利用しております。
さて、現在、熊谷さくら運動公園・室内温水プールではスマートウォッチの着用が禁止されているとのことですが、このルールについて再考をお願いしたく、お手紙を差し上げました。
近年、スマートウォッチは、健康管理や運動促進に役立つツールとして広く普及しており、多くのプール施設で着用が認められています。
スマートウォッチの着用を許可することには、以下のようなメリットがあると存じます。
市民の健康増進: スマートウォッチは、泳いだ距離や消費カロリーなどを記録することで、市民の運動意欲を高め、健康増進に貢献します。
利便性の向上: スマートウォッチで時間を確認できるため、時計の持込みや壁時計を見る必要がなくなり、スムーズなプール利用が可能になります。
安全性向上: 万が一、プール内で体調に異変を感じた際に、スマートウォッチを通じて迅速に助けを求めることができます。
プライバシー懸念の観点から、カメラ付きスマートウォッチの着用を制限することは理解できます。
近年、多くのプール施設では、スマートウォッチの利便性と健康増進効果を認め、着用を許可する方向にあります。例えば、千葉県内のプールでは、以下の条件下でスマートウォッチの着用を認めています。
腕時計型の製品であること。使用目的は競技力向上および健康維持とし、心拍計、活動量計等の機能のみ使用すること。カメラ機能等、不適切な機能の使用は認めない。スマートフォンの持込みはできない。腕時計型(スマートウォッチ)はシリコン製などのリストバンドで全体を覆うこと。
このように、カメラ機能を制限し、シリコン製リストバンドで全体を覆うことで、プライバシー懸念を解消しつつ、スマートウォッチの利点をいかすことができます。
そこで、まずは熊谷さくら運動公園・室内温水プールにおいても、上記のような条件を設け、試用期間を設けて着用を許可してはいかがでしょうか。試用期間中に問題が発生しないようであれば、本格的な導入を検討していただければ幸いです。
敬具
回答(令和7年6月27日)
いただきました「市長へのメール」にお答えいたします。
いつも熊谷さくら運動公園の室内温水プールをご利用いただき誠にありがとうございます。
市では、利用者の皆さまが安全かつ安心して利用いただけることが何より大切と考えております。
スマートウォッチの使用につきましては、入場時のカバー確認やカメラ機能の有無の確認、操作の禁止など他団体の例も参考に、施設の指定管理者と検討を行いました。
しかし、スタッフによる確実な確認や厳重な監視は難しく、利用者の皆さまに不安を抱かずにご利用いただくために、現時点では引き続き使用不可とさせていただきますので、ご理解をいただきたいと存じます。
なお、社会状況の変化や技術革新などに伴い、施設の利用ルールは適時、見直しを検討していく必要があると考えておりますので、今後ともお気づきの点がございましたらご連絡くださいますようお願いいたします。
