18 家庭用蓄電池導入に伴う補助金について
更新日:2025年7月15日
メールの内容
蓄電池導入に関して、補助金の申請を準備していますが、その交付が「クマPAY」に限定されることに正直納得できません。「クマPAY」運用そのものは町の活性化を狙ったものかと思いますが、電子で扱うにあたって、「LINE」ありきの仕組みが本当に納得できないのです。
私は、スマートフォンを使っていますが、「LINE」は使っていません。「LINE」に頼る仕組みは拒否させていただきます。個人の自由というか裁量の範囲になるのではないでしょうか?それなのに「LINE」を強要するような運用方法が受け入れられないのです。
せっかくの良いアイディアと思われる「クマPAY」もこの「LINE」ありきの仕組みのせいで、その良さが失われています。改善を要望します。
今回の申請はカードで準備したいと思いますが、安易に誰もが「LINE」を使うという発想を持つ市の考えは改めるべきです。ユニバーサルデザインの面からも極めて残念な政策です。
「LINE」による情報発信は否定しません。せめて「クマPAY」自体は、「LINE」と切り離した提供方法を構築すべきです。
なぜ安易な「LINE」ありきの発想に至ったのか、どのような議論をしたのかも気になります。
自分たちで十分な議論をせずに、安易にベンダーに任せた結果ではないでしょうか?本当にそれでいいのですか?
ご検討のほど、お願いします。
回答(令和7年6月27日)
いただきました「市長へのメール」にお答えいたします。
熊谷市再生可能エネルギー・省エネルギー設備設置費補助金は、地球温暖化の防止とヒートアイランド対策を図るために実施しておりますが、補助金の交付につきましては、本市のスマートシティの推進や地域経済の活性化などを目的として、地域電子マネー「クマPAY」で交付を行っております。
本市では、市公式LINEアプリ「クマぶら」の活用を推奨しておりますが、○○様と同様のお考えの方もいらっしゃることから、カードタイプでの交付もご用意しております。
また、熊谷スマートシティの入口として、「クマぶら」を設け、そこから「クマPAY」をはじめとする個別システムに移動できる仕組みを採用しております。
仕組みの検討に当たっては、複数のベンダーから時間をかけて聞き取りを行うなど、慎重に議論を重ねてまいりました。そして、LINEが利用できるスマートフォンであれば、「クマぶら」の登録後は全てウェブ上で動作させることが可能であり、ユーザーはその都度専用のアプリをダウンロードしたり管理したりする必要がないという現在の仕組みが、市民の皆様にとって最も利便性が高いと判断し、採用に至りました。
今後も、市民の皆様にご理解、ご協力をいただけるようなスマートシティの実現に向けて、議論を重ねてまいりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
