48 妻の里帰り育児中に転入した場合の煩雑さについて
更新日:2025年11月18日
メールの内容
〇月〇日に転勤により熊谷市に転入しました。妻が〇月〇日に里帰り出産し、届出上は私と妻と子の3人で転入していますが、子が出産1か月あまりということもあり妻と子は里帰り先に滞在のまま、私一人で熊谷市に引っ越しをしました。特殊なケースとは思いますがこの転入にあたり、二つほど手続の煩雑さがあったので意見を共有させていただきたいと思います。
一つ目はマイナンバーカードの転入処理は90日以内にしなければならず、家族分全員を世帯主の私が代表して申請することが可能なものの、実際のマイナンバーカードが必要とのことで里帰り中の妻と子のカードを郵送してもらう必要がありました。マイナンバーカードには健康保険証がひもづけられているため数日とはいえカードを手元から離すのは抵抗があるのと、マイナンバーで転出届を出した場合、熊谷市での転入処理が平日しかできないことも障壁となりました。これに関しては今までの紙のほうが楽だったと思うことがあるため、提案にはなりますが役場に行かなくても済むようにマイナポータルやコンビニでの転入の処理や出生届のように他自治体の役場でもマイナンバーカードの処理を行えるようにできれば幸いであります。
二つ目に子の予防接種に至るまでの手続です。引っ越しの翌日に市役所に行き転入手続をしましたが、市役所では予防接種予診票の申請ができず、母子健康センターに予診票を取り寄せる申請をする必要がありました。申請後、予診票が届きましたが、他県での予防接種には更に予防接種依頼書が必要との記載が予診票にあり、予診票だけで接種できると思っていたので予防接種の予約をキャンセルせざるを得ませんでした。また、予診票には予防接種依頼書申請の二次元コードが記載されているものの、小さすぎて私のスマホでは読み取れませんでした。私の調べが足りなかったとは言え、予防接種が予定より二週間あまり遅れてしまいました。これも提案ではありますが、転入時は引っ越しや新たな職場での対応などで忙しく、できるだけ煩雑な処理を減らしたいため転入届と同時に市役所で予防接種予診票、里帰り育児をする人のために予防接種依頼書を申請できるようにしていただければ幸いです。
長文となりましたがご検討をよろしくお願いします。
回答(令和7年10月10日)
いただきました「市長へのメール」にお答えいたします。
マイナンバー制度および住民異動の手続は、法律に基づき各市町村でほぼ同様の取扱いをしており、現状の課題につきましては、国などへ要望を行ってまいります。
次に予防接種の手続につきまして、本市では、里帰りのため県外で接種をするかたの接種費用が補助できるよう、市独自による補助制度を設けており、予防接種実施契約を結んでいない医療機関で接種する場合は「予防接種依頼書」が必要となります。
また、定期予防接種は、予防接種法に基づき住民登録のある自治体で接種することが原則のため、予診票は、熊谷市のものを使用していただく必要があります。そのため、予診票や依頼書発行には、接種の過不足がないよう接種履歴や本人確認が必要となります。
今後は転入されたかたへ、分かりやすい情報提供ができるよう改善してまいりますので、ご理解をいただきたいと存じます。

