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「彌生町屋台」を熊谷市有形民俗文化財に指定

更新日:2015年3月31日

「彌生町屋台」を熊谷市有形民俗文化財に指定しました。

 平成27年3月31日、熊谷市教育委員会は、熊谷市文化財保護審議会(平成27年3月19日に開催)からの「彌生町屋台」を熊谷市文化財に指定することが適当との答申を受けました。このことについて建議し、承認を得ましたので、文化財指定が決定しました。
 「彌生町屋台」は、市指定文化財のうち、「有形民俗文化財」の種別として指定され、同日の平成27年3月31日が指定日となります。今回の指定により、熊谷市指定文化財は251件となります。

「彌生町屋台」概要
(1)名称:彌生町屋台(やよいちょうやたい)
(2)員数:1台
(3)種別・種類:有形民俗文化財
(4)所有者:熊谷うちわ祭彌生町区

彌生町屋台
 「熊谷八坂神社祭礼行事」(熊谷うちわ祭)での巡行行事に参加する彌生町区の屋台は、大正12年7月から大正13年7月頃に掛けて、彌生町186戸・旧名の霞町25戸にて屋台を製作し、現在まで使用されている。市内で、完形で残存する最古の屋台である。長島力太郎らが製作し、しなやかな唐破風からはふや均整の取れた構造が窺える。名匠、内山良雲うちやまりょううん親子の彫刻が屋台に施されており、表鬼板には「素戔嗚尊すさのおのみこと」、表懸魚おもてげぎょには「龍」、脇障子わきしょうじの一対に「天岩戸あまのいわと」の彫刻と、書院欄間しょいんらんまには「松に孔雀」、裏鬼板うらおにいたには「松に鶴」、裏懸魚うらげぎょには「波に親子亀」など多様な彫刻を見ることができる。屋台の長さは約5m。幅は約3m。屋根の高さは約4.7mの規模である。

彌生町屋台
「彌生町屋台」

熊谷八坂神社祭礼行事(熊谷うちわ祭)にて巡行する彌生町屋台
熊谷八坂神社祭礼行事(熊谷うちわ祭)にて巡行する「彌生町屋台」

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