「幡羅官衙遺跡群(幡羅官衙遺跡・西別府祭祀遺跡)」の国指定について
更新日:2017年11月18日
「幡羅官衙遺跡群 (幡羅官衙遺跡 ・西別府祭祀遺跡 )」が国の史跡に指定されます。
国の文化審議会(会長:馬淵明子)は、平成29 年11 月17 日(金曜日)に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、深谷市・熊谷市に所在する「幡羅官衙遺跡群」を国指定史跡に指定するよう文部科学大臣に答申しました。この結果、同遺跡群は官報告示の後に、国指定史跡に指定される予定です。これにより、国指定史跡の総数は1,805 件となります。また、埼玉県における国指定史跡は、20 件になり、熊谷市では国指定史跡「宮塚古墳」に続き2件目となります。
1 幡羅官衙遺跡群について
(1)構成 深谷市:幡羅官衙遺跡・熊谷市:西別府祭祀遺跡
(2)所在の場所 深谷市東方字森吉他・熊谷市西別府字西方他
(3)指定面積 102,110.98 平方メートル (深谷市幡羅官衙遺跡94,949.60 平方メートル)(熊谷市西別府祭祀遺跡7,161.38 平方メートル)
2 幡羅官衙遺跡群の特徴
(1)幡羅官衙遺跡の概要
古代幡羅郡家及び祭祀場等からなる官衙遺跡群です。正倉をはじめとする多数の建物群や区画施設、鍛冶工房、祭祀場などの郡家を構成する諸施設が検出され、郡家の全体像が把握できるとともに、7世紀後半の成立から11世紀前半の廃絶までの300年以上の過程が確認できる稀有な遺跡であり、地方官衙の構成や立地を知る上でも大変重要です。
詳しくは熊谷デジタルミュージアムの特設サイト「西別府官衙遺跡群」をご参照ください。
http://www.kumagaya-bunkazai.jp/museum/jousetu/nishibeppu/index.htm(外部サイト)