愛染堂・愛染明王一般公開と愛染堂サポーター養成講座の開催について
更新日:2023年12月6日
愛染堂・愛染明王一般公開と愛染堂サポーター養成講座「愛染堂の歴史を伝えるガイドを目指して」を開催しました。
愛染堂・愛染明王の公開
平成28年9月に愛染堂保存修理工事が落成式を迎えて1周年となりました。この機会に愛染堂・愛染明王に対する認識を深めてもらうことを目的に、愛染堂・愛染明王の一般公開と、愛染堂の今後の保存継承を担う愛染堂サポーター養成講座を開催しました。
愛染堂・愛染明王一般公開
日時 平成29年10月21日(土曜日)10時から15時まで 申込不要・見学無料
会場 愛染堂(熊谷市下川上32)
報告会:愛染明王と信仰の歴史 12時から 愛染堂にて
愛染堂付近では立正大学による寺カフェも開催しました。
主催:宝乗院愛染堂 協力:愛染堂保存修理委員会 熊谷市教育委員会
愛染堂サポーター養成講座「愛染堂の歴史を伝えるガイドを目指して」
日時 平成29年10月23日(月曜日)10時から
会場 熊谷市星宮公民館(熊谷市下川上5)
講師 熊谷市立江南文化財センター 職員
申込み・問合せ 星宮公民館(048 525 3422) 受講無料
主催:星宮公民館
愛染堂は、平成27年度から28年度にかけて保存修理工事が実施され、平成28年9月に本尊の愛染明王を還御し、落成式が行われました。愛染堂は江戸時代中期の建造物で、本尊の愛染明王は、平安時代末期に星川を流れて当地にたどり着いた逸話が残されていますが、仏像の形状などから、江戸時代初期の制作であると推定されています。
このたびの一般公開及び講座開催は愛染堂と愛染明王の保存継承に向けて、講座では同地区を中心に他地域も含めた幅広いサポーターを養成することを目的としています。愛染堂の歴史や信仰の他地域とのつながりなどについて解説し、愛染堂に対する関心を高めてもらえたらと考えています。
熊谷市指定有形民俗文化財「愛染明王」は、江戸時代から秘仏として非公開の時期がありましたが、保存修理事業後において愛染堂所有者や保存修理委員会での総意により、縁日をはじめとして定期的に公開を実施することになりました。愛染堂には同じく市指定有形民俗文化財「藍染絵馬」や、富岡製糸場初代場長の尾高惇忠が揮毫した奉納額も収蔵され、定期的な公開に合わせてこれらについても見学することができます。