「旧長島家住宅主屋」等8件が国の登録有形文化財になりました
更新日:2024年4月17日
熊谷市小八林に所在する「旧長島家住宅主屋」等8件が国の登録有形文化財になりました。
この度、「旧長島家住宅主屋」、「旧長島家住宅米蔵」等計8件の建造物および工作物が国の文化審議会文化財分科会の審議・議決を経て、令和6年3月6日付け官報告示により、国の登録有形文化財(建造物)になりました。
旧長島家住宅は、市内小八林に所在する長島記念館(埼玉銀行頭取・会長を勤めた故・長島恭助の生家を利用した記念館)内に所在する建物で、主屋・米蔵・前蔵・裏蔵・表門・木戸門・長屋塀・外塀で構成されます(いずれも国登録有形文化財)。なお、長島記念館・邸宅は、平成31年3月29日に市記念物・名勝に指定されています。
主屋の周囲に米蔵、前蔵、裏蔵を配し、主庭の入り口に木戸門を建て、表門、長屋塀、外塀が広がる広大な屋敷地を画しています。
江戸時代後期の建築である主屋は、広い土間と田の字型の間取りの西側に「上段の間」が設けられていて、旧家の風格が感じられます。さらに、米蔵や表門などいずれの建造物も、歴史的な景観をつくるとして、高く評価されました。
この機会に、ぜひご覧ください。
長島記念館についてはこちら
旧長島家住宅主屋(正面)江戸時代後期建築
旧長島家住宅主屋(室内)
旧長島家住宅前蔵 大正9年建築
旧長島家住宅裏蔵 大正3年頃建築