「五家宝」の「100年フード」認定と有識者特別賞の受賞について
更新日:2022年4月26日
熊谷市の「五家宝」が、文化庁「100年フード」認定と有識者特別賞を受賞しました。
100年フード「五家宝」
100年フード認定証
熊谷地域で親しまれている五家宝
製造中の五家宝
「五家宝」の「100年フード」認定 概要
令和4年3月3日、文化庁は、地域に根付く食文化を「100年フード」と名付けてPRする新制度が始動するにあたり、申請応募された食や産品などの中から131件を認定したと発表しました。
100年フードは、江戸時代以前から伝わる「伝統」、明治・大正から続く「近代」、昭和以降に生まれ今後100年の継承を目指す「未来」の3部門があり、熊谷市文化遺産保存事業実行委員会(熊谷市教育委員会や熊谷商工会議所を含む地域協議会)が申請した熊谷地域周辺の「五家宝」が伝統の100年フード部門で認定されました。この伝統部門は全国で80件認定され、埼玉県内では他に、草加せんべいが認定されました。近代部門は全国で23件認定され、埼玉県内では行田市のフライ・ゼリーフライが認定されました。他に未来部門が全国で28件認定されました。また、食に関する情報発信に取り組む博物館や道の駅などの「食文化ミュージアム」には70件の選定がありました。
「五家宝」は、100年フードに認定された131件のうち、選考委員会の有識者から高い評価を得た15件に与えられる「有識者特別賞」を受賞しました。
同委員会は、五家宝の歴史や概要、伝承技術の現状などの調査研究を進めた上で、100年フードへの応募申請を行いました。五家宝の100年フード認定と「有識者特別賞」という朗報を受け、今後も熊谷地域の食文化のシンボルである「五家宝」を世界に向けて発信していく所存です。歴史ある老舗や特色ある名店で作られ、熊谷各地に息づく多様な「五家宝」を、是非ご賞味、ご堪能ください。
関連イベント
文化庁「100年フード」認定・有識者特別賞受賞記念講演会 「熊谷銘菓・五家宝の歴史と郷土文化の発信―100年フード認定・有識者特別賞受賞をめぐって―」
講師
熊谷市立江南文化財センター 山下祐樹 (100年フード 調査・申請担当者)
日時
令和4年3月24日(木曜日) 10時開始
会場
熊谷市玉井公民館(熊谷市高柳44-1 電話048-532-3987)
(玉井地区は、近代的「五家宝」発祥の地です。)
定員
約30名(当日申込み・先着) 参加無料 (講演会後、老舗各店の五家宝の食べくらべを予定しています。)
主催
熊谷市文化遺産保存事業実行委員会
協力
熊谷市教育委員会
問合せ
玉井公民館(電話048-532-3987) 江南文化財センター(048-536-5062)
100年フード公式ホームページ
https://foodculture2021.go.jp/jirei/(外部サイト)
「100年フード宣言」
