30 こども医療費助成事業について
更新日:2018年2月13日
メールの内容
市町村ごとに行っている「こども医療費助成事業」において熊谷市は高校卒業まで医療費が無料ということを知りました。主旨は理解しますが、無料化に伴う無駄な診察が増えるという欠点もあります。無駄な医療費を負担するのは税金を納めている社会人であり、その社会人が病気になったときに子供の無駄と思われる診察が原因でなかなか診察されないということもありました。
子育て世代の負担軽減の目的と、無駄な診察を減らす双方を解決するために、たったの1 割でもいいので負担させるべきと思います。1 割を負担して家計が圧迫されるとは思いません。
少子化対策で人を呼び込みたいという思いもあるかと思います。しかし1 割負担に変更されたからといって、無料化を続けている近くの市にわざわざ移動したり、熊谷市を避けて移動してくる人もいないと思っています。
制度の利点と欠点のバランスをとっていただくよう、よろしくお願いします。
回答(平成30年1月26日)
いただきました「市長へのメール」に、お答えいたします。
本市では、子育て世代の方が安心して子育てできる環境を整えるため、さまざまな子育て支援の充実に向けた取組を推進しております。とりわけ、こども医療費の助成につきましては、現在、埼玉県内の全ての市町村で少なくとも中学校卒業までの医療費の無料化が行われているところです。本市では、平成29年1月から対象年齢を高校卒業まで拡大するとともに、受益と負担の公平性を確保する観点から、受給資格認定に当たって市税等の滞納がないことを要件とする制度改正を行い、健全な財政運営にも配慮しております。
また、これからの高齢社会を乗り越えていくために、健康で心豊かな次世代の子どもたちを育てていくことは、その当事者である子育て世代のみならず、全ての国民にとっても最優先で取り組むべき重要課題であると考えております。
引き続き、子育て世代の経済的負担が軽減し、子どもたちが必要な医療を安心して受けられるよう、こども医療費助成を充実させてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。