13 英語教育について
更新日:2018年8月3日
メールの内容
現在、熊谷市で行っている英語教育(ラウンドシステム)について不満があるのでラウンドシステムの中止を要望します。
以前に英語教育に関して質問した際、「ラウンドシステムの授業は、文法はもとより英語を聞いて答える問題をはじめ、長い英文を読んで内容を把握する問題や、課題に沿った英文を書く問題等、高校入試にも十分対応できる授業方法でございます。」と回答を受けましたが何も根拠を示さない不十分な内容でしたので、下記の質問に回答願います。
・英語教育(ラウンドシステム)の結果を客観的に判定するために、どのような確認を行っていますか。
・英語教育(ラウンドシステム)の結果が出ている根拠を数字を交えて教えてください。また良いとする基準は何ですか。(学内のテストでは問題をやさしくしてしまえば、習熟度が低くても良い点数になるので、根拠になりません)
・英語教育(ラウンドシステム)を受けている子と親の満足度評価は確認しましたか。
・英語教育(ラウンドシステム)の結果で英検2級,準2級取得者数を記載していますが資格を取得した生徒は学外の塾に行って勉強している人が殆どではないですか。
回答(平成30年7月23日)
いただきました「市長へのメール」に、お答えいたします。
ラウンドシステムの客観的な判定につきましては、平成27年から平成29年までの3年間は、「英検IBA」という外部テストを実施しました。また、本年度からはスコア型英語4技能テスト「GTEC」という外部テストを市費負担で受検し、英語力の伸びを図ります。
「英検IBA」という外部テストの結果から、従来の授業で学習している生徒よりも、ラウンドシステムで学習している生徒の方が、2年生から3年生の伸び幅が約33ポイント高いことがわかりました。「英語をたくさん聞く」「英語をたくさん話す」等、「量」を意識する授業から、学年が上がるにつれてだんだんと正確性、いわゆる「質」を意識した授業に転換していくので「学年を追うごとに大きく伸びる生徒が増える」というのが良いところです。
ラウンドシステムを受けた生徒と受けていない生徒のアンケートを比べると、ラウンドシステムを受けた生徒の方が「英語の使用量」や「練習量」がかなり増え、抵抗なく英語を使っていることがうかがえます。また授業を実際に見た保護者からも、「授業に活気がある」「意欲的に英語を使っている姿に驚いた」等の意見を頂いております。
英検資格の取得者数には学外の塾で勉強している生徒も含まれていると思いますが、(ラウンドシステムによる)学校の授業、補充学習、家庭学習等、様々な場面で努力をしている成果であると考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。