風しん抗体検査・風しん定期予防接種(第5期)について
更新日:2024年6月17日
風しんクーポン券の有効期限が変更になりました
クーポン券を使用しての抗体検査・予防接種を受けられる期限は、 令和7年2月28日までとなります。
まだ抗体検査を受けていないかたは、早めに受けましょう。
すでに送付済みのクーポン券の有効期限は、すべて令和7月2月28日までとなりますので、ご注意ください。
風しんの追加的対策について
平成30年の風しんの流行を受け、風しんに係る公的な接種を受ける機会がなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性で抗体保有率の低い世代に対し、令和元年度から令和3年度までの3年間に限り、公費による風しんの抗体検査および風しん定期予防接種(第5期)を実施しましたが、厚生労働省は抗体保有率の引き上げ達成に向けて、実施期間をさらに3年間(令和4年度から令和6年度末まで)の延長することを決定しました。
まず、風しんの抗体検査を行い、抗体検査の結果【陰性】の人が、風しん定期予防接種(第5期)の対象となります。
風しんについて
風しんは発熱および発疹を主な症状として風しんウイルスの空気感染(飛沫感染)によって起こります。潜伏期間は2週間から3週間です。軽い風邪症状で始まり発疹、発熱、後頸部リンパ節腫脹などが主症状です。そのほか、眼球結膜の充血もみられます。発疹も3日で治るので「3日はしか」とも呼ばれることがあります。合併症として関節痛、血小板減少性紫斑病、肺炎などが報告されています。
妊婦が妊娠初期に風しんにかかると先天性風しん症候群と呼ばれる先天性の心臓病、白内障、聴力障害、発育発達遅延などの障害が生じる可能性があります。
風しんの定期接種の開始は昭和52年からですが、当時は女子中学生を対象に接種が行われていたことから、接種機会がなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性を中心に風しんの抗体を持たない人が一定数存在しています。なお、この世代もすでに80パーセントの人が抗体を保有していることからワクチンを効果的に活用するため、まず、抗体検査を受け、抗体価の低い人のみ予防接種を受けることとなりました。これは、全国的な取り組みです。
抗体検査および風しん定期予防接種(5期)の実施対象者
次の(1)、(2)の条件を満たしているかた
予防接種については、(3)の要件も満たしているかた
(1)抗体検査および予防接種日時点で熊谷市に住民登録のあるかた
(2)昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性
【予防接種】
(3)抗体検査の結果、十分な抗体がないかた【陰性】
(平成26年4月1日以降に風しんの抗体検査を受け、かつその記録がある方は、クーポン券での抗体検査を受けずに予防接種ができます。)
順序 | 内容 | 補足 |
---|---|---|
1 | クーポン券が届く | 通知が届いた人でも抗体検査の対象とならない場合があります。 |
2 | 風しんの抗体検査(採血) | 実施できる場所については抗体検査、予防接種の実施場所の欄でご確認ください。 |
3 | 抗体検査の結果を受け取る(郵送または医療機関に行く) | 陰性の方は、風しんの抵抗力がないため、風しんにかかる可能性があります。 |
4 | 陰性の人は、風しん定期予防接種(第5期)の対象です。予防接種を受けましょう。 |
風しん抗体検査
フローで対象となるかご確認ください
風しん定期予防接種(第5期)対象
風しんの抗体検査が【陰性】のかた(平成26年4月以降に実施した検査も含む)
↓
1回接種(麻しん風しん混合ワクチン)
クーポン券について
風しんの抗体検査および風しんの予防接種を受けるために、健診機関や医療機関等に提示する受診券です。
クーポン券がないと無料で抗体検査や予防接種ができません。
熊谷市外に転出された場合には、転出先の市町村の担当課にお問い合わせください。
なお、紛失、転入等で、クーポン券の交付が必要な人は、オンラインにて「クーポン券」の交付申請をするか、または母子健康センターまでお問合せください。
クーポン券の有効期限
令和7年2月28日
(注意)有効期限の終了間際に抗体検査を行った場合、予防接種を受けることができない場合があります。
費用
抗体検査、予防接種ともに実施対象者(クーポン券提示)については、無料
(注意)費用助成を元に無料でできるのは1人につき1回限りです。複数回受けられた場合、2回目以降は自己負担となりますの御注意ください。
抗体検査の実施場所
(1)~(3)において抗体検査を受けることができますが実施対象者の多くが働く世代であることから、厚生労働省は(1)、(2)の機会を推奨しています。各健康診査当日、今回送付したクーポン券をお持ちください。
(1)社会保険の被保険者のかたは、職場で実施する健康診断(人間ドック)の際に同時に受ける方法
(職場の担当にご確認ください)
(2)国民健康保険等の被保険者のかたは、特定健康診査の際に同時に受ける方法
(特定健康診査を実施している医療機関でも抗体検査を実施しない医療機関もあります)
(3)本事業に参加している全国の実施機関で個別に受ける方法
(抗体検査を実施する曜日や時間帯が決まっている場合がありますので、実施機関に事前に御確認ください)
熊谷市内風しん抗体検査・風しん第5期定期接種受託医療機関(PDF:139KB)
抗体検査を希望する場合は、検査当日、クーポン券を必ずお持ちください。
風しんの抗体検査結果判定基準について
風しんの第5期の定期予防接種の対象となる風しん抗体検査結果の判定基準は以下のとおりです。なお、今後検査キットが追加される場合があります。
測定キット名(製造販売元) | 検査方法 | 抗体価(単位等) |
---|---|---|
風疹ウイルスHI試薬「生研」 |
赤血球凝集抑制法 |
8倍以下(希釈倍率) |
R-HI「生研」 |
赤血球凝集抑制法 |
8倍以下(希釈倍率) |
ウイルス抗体EIA「生研」ルベラIgG |
酵素免疫法 |
6.0未満(EIA価) |
エンザイグノスト B 風疹/IgG |
酵素免疫法 |
15未満 |
バイダス アッセイキット RUBIgG |
蛍光酵素免疫法 |
25未満 |
ランピア ラテックス RUBELLA |
ラテックス免疫比濁法 |
15未満 |
アクセス ルベラIgG |
化学発光酵素免疫法 |
20未満 |
i-アッセイ CL 風疹IgG |
化学発光酵素免疫法 |
11未満(抗体価) |
BioPlex MMRV IgG |
蛍光免疫測定法 |
1.5未満 |
BioPlex ToRC IgG |
蛍光免疫測定法 |
15未満 |
Rubella-G アボット |
化学発光免疫測定法 |
15未満 |
ランピア ラテックス RUBELLA2 |
ラテックス免疫比濁法 |
15未満 |
バイオライン ルベラIgG/IgM |
イムノクロマト法 |
陰性 |
*製造企業が独自に調整した抗体価単価
予防接種の実施場所〔風しんの抗体検査が【陰性】の場合〕
本事業に参加している全国の実施機関
熊谷市内風しん抗体検査・風しん第5期定期接種受託医療機関(PDF:139KB)
抗体検査・風しん定期予防接種(5期)の際に持参するもの
- クーポン券
- 保険証等
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード等、生年月日や住所が確認できるもの)
(注意)「風しんの抗体検査受診票」、「風しんの第5期の定期接種予診票」は、各実施機関が準備しています。
注意
予防接種対象者は、この他に風しん抗体検査結果 【陰性】 書類をお持ちください。
クーポン券の交付申請
転入や紛失等により、クーポン券をお持ちでないかたは、以下の方法でクーポン券の交付申請をしてください。後日郵送いたします。
なお、費用助成を元に無料でできるのは1人につき1回限りですので、ご注意してください。
電話の場合
母子健康センターまでお電話してください。
- 所在地:郵便番号360-0812 熊谷市大原一丁目5番36号
- 電話:048-525-2722
- 受付時間:月曜日から金曜日まで、8時30分から17時15分まで(年末年始および祝日を除く)
オンライン申請(マイナポータル「ぴったりサービス」)の場合
マイナポータル「ぴったりサービス」とは、国が運営するマイナポータルのサービス検索、手続をオンラインで行えるサービスです。
以下のぴったりサービスからクーポン券の申請をしてください。
上記外部サイトの、予防接種予診票交付申請のページから、申請をするを選択の上、必要事項の入力等をし、申請してください。
- マインナンバーカードがなくても申請できます。
- 電子申請後に申請内容の確認のため、連絡する場合があります。
- 申請内容に不備がある場合や、添付書類に不足がある場合など、再申請をお願いすることがあります。
マイナポータル「ぴったりサービス」に関するお問合せ
マイナポータル(よくある質問)(外部サイト)をご覧ください
予防接種ワクチンの効果
風しんは予防接種により95パーセント以上の人が免疫を獲得します。麻しん(はしか)または風しんのいずれかにかかった人でも麻しん風しん混合ワクチンが接種可能とされています。ワクチンは生ワクチンでウイルスが体内で増えますが、予防接種を受けた人から周りの人に感染することはありません。
予防接種の副反応
副反応の主なものは、発熱、発疹で他に局所反応として、蕁麻疹、リンパ節腫脹、関節痛等の報告がありますが、これらの症状は1日から3日で治癒します。
予防接種健康被害救済制度
定期予防接種によって引き起こされた副反応により、生活に支障が出るような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく給付を受けることができます。ただし、その健康被害が予防接種によって引き起こされたものか、別の要因によるものなのかの因果関係を予防接種・感染症医療・法律等、各分野の専門家からなる国の審議会にて審議し、予防接種によるものと認定された場合に給付を受けることができます。
参考リンク
風しんの追加的対策について [厚生労働省ホームページ](外部サイト)
風しんの追加的対策Q&A(対象者向け) [厚生労働省ホームページ](外部サイト)
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ