【重要】「糖尿病性腎症重症化予防プログラム効果検証」への協力のお願い
更新日:2021年5月14日
熊谷市国民健康保険へ加入されている方へ
糖尿病は、適切な治療を行わない場合、糖尿病が重症化して透析や失明などにいたる危険があります。
現在、全国の自治体で実施されている「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」において、国民健康保険加入者のかたへの保健指導や医療機関への受診勧奨などの様々な取組が行われていますが、その効果を正確に把握するためには、長期にわたる経過観察が必要です。
今回、本予防プログラムによる保健指導等が、糖尿病の重症化予防にどの程度効果があるかを明らかにする目的から、「糖尿病性腎症重症化予防プログラム効果検証」に、本市も参加することになりました。
皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
糖尿病性腎症重症化予防プログラムとは
目的
糖尿病が重症化するリスクの高い未受診者又は受診中断者のかたを医療に結びつけるとともに、糖尿病性腎症で治療中のかたのうち、重症化するリスクの高いかたに対して保健指導を行い、人工透析への移行を防止する。
実施内容
・未受診者又は受診中断者のかたへの受診勧奨
本市国民健康保険にご加入中の未受診者又は受診中断者のかたに対して、個別に受診勧奨通知書を送付する。また、非専門職より再度の勧奨(電話)を実施し、特に健診値が悪いかた等には専門職より強めの勧奨(電話)を実施する。
・糖尿病性腎症で通院するかたへの保健指導
本市国民健康保険にご加入中のかたで、糖尿病の重症化リスクの高いかたのうち、本人及びかかりつけ医の同意があったかたを対象とし、保健指導を実施する。(※レセプト・健診データから糖尿病性腎症の病期が第2期、第3期及び第4期と思われるかた)
糖尿病性腎症重症化予防プログラム効果検証について
対象
本市において、2015年度又は2017年度に特定健診を受診した糖尿病患者のかた(※健診当時に本市国民健康保険ご加入中のかた)
研究期間
令和3年4月~令和5年3月
研究目的・方法
本予防プログラムにおいて保健指導等を受けたかたと、受けていないかたの特定健診等の結果を比較して、保健指導等の効果を把握します。
研究に用いる情報の種類
特定健診の結果、医療機関が保険者に請求する医療費の明細(レセプト・データ)
外部への情報の提供方法
本研究の対象となるかたの情報は、個人が特定できないように匿名化した上で研究班に提供されます。
研究組織
【研究代表者】 女子栄養大学 特任教授 津下一代
【研究事務局】 女子栄養大学 特任教授 津下一代
【共同研究機関】 国立国際医療研究センター、北海道大学、横浜市立大学
研究情報提供について(オプトアウト)
通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施します。
臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いる研究等については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありませんが、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされております。
このような手法を「オプトアウト」と言います。本事業はオプトアウトを用いた研究となります。
情報が本研究に用いられることについて、研究の対象となるかたもしくはその代諾者の方にご了承いただけない場合には、研究対象から除外させていただきます。
研究への協力をされない場合は、「令和3年5月31日(月)17時15分」までに、下記の連絡先までお申し出ください。
お申し出により、研究の対象となるかたその他に不利益が生じることはありません。ただし、研究実施上、すでに個人が特定できない状態で解析の対象となった場合など、除外できない場合がございますので、御了承ください。
このページについてのお問合せは
保険年金課
電話:048-524-1111(代表)内線276 ファクス:048-525-7411