「ジェネリック医薬品」をご存じですか？

熊谷市では、国保加入者の皆さまのお薬代負担の軽減および、増大し続ける医療費の削減のため、ジェネリック医薬品（後発医薬品）の利用を推奨しております。先発医薬品からジェネリック医薬品へ切り替えをすることで、家計の負担軽減はもちろんのこと、国保加入者全体の医療費を抑制することになり、国保財政の負担軽減にもつながります。
ジェネリック医薬品とは、先発医薬品の特許が切れたあとに、同じ有効成分を含み、他の医薬品メ－カーにより製造・販売された薬のことです。開発費用が大幅に削減されるため、一般的には値段が安く設定されています。
医師が処方箋のジェネリック医薬品に「変更不可」のサインをしないかぎりは、患者自身の希望で先発医薬品かジェネリック医薬品かの選択ができます。まずは、かかりつけの医師と薬局の薬剤師に相談してください。

・製品によっては、先発医薬品よりも飲みやすくなるように薬の大きさや味、においの改良や、湿気や光に弱いなどの品質面の改善による保存性の向上など、より工夫されたものもあります。
・国が定めた厳しい承認基準をクリアし、その成分や効果については厚生労働省によって先発医薬品と同等と認められているので、安心してお使いいただけます。

・すべてのお薬にジェネリック医薬品があるわけではありません。お薬によっては先発医薬品しかない場合もあります。
・ジェネリック医薬品に切り替える際には、病名や症状等により切り替えできなかったり、条件によっては効き目に違いが出る場合もありますので、診療を受けている医師や歯科医師、調剤をしてもらう薬剤師に十分相談したうえで切り替えてください。
・院内処方を院外処方に切り替えた場合、処方箋料等の有無により、自己負担額があまり変わらない場合や、まれに高くなることがあります。

熊谷市役所保険年金課1階4番窓口、各行政センターにおいて、ジェネリック医薬品希望シールを配布しています。保険証やお薬手帳に貼って窓口に提示するだけで、医師や薬剤師にジェネリック医薬品の希望を伝えることができます。

ジェネリック医薬品を利用することで、月当たりの自己負担額が一定金額以上軽減されると見込まれるかたに、「ジェネリック医薬品利用差額通知書」を年2回送付しています。この通知書は、生活習慣病（高血圧、脂質異常症、糖尿病）の先発医薬品を処方されているかたを対象としており、ジェネリック医薬品に切り替えた場合、お薬代がどれくらい軽減できるかをお知らせするものです。ジェネリック医薬品への変更を希望するかたは、かかりつけ医療機関にご相談ください。
（注意）医薬品の流通状況や医療機関の在庫状況により、ジェネリック医薬品への変更が難しい場合があることをあらかじめご理解ください。

もっと詳しくジェネリックについてお知りになりたい人は、以下もご利用ください。