動物由来感染症を知っていますか
更新日:2021年4月1日
動物由来感染症とは、ペットなどの動物から人間に感染する病気の総称で、主に病原体を保有する動物との緊密な接触により感染します。
- 犬から人へうつる病気には、パスツレラ症、皮膚糸状菌症、エキノコックス症、狂犬病など
- 猫から人へうつる病気には、猫ひっかき病、トキソプラズマ症、回虫症など
- 鳥から人へうつる病気には、オウム病など
があります。動物由来感染症には、人間も動物も重症になるもの、動物は無症状で人間が重症になるものなど、病原体によって様々なものがあります。
日常生活では、こんなことに注意しましょう
- 口移しでエサを与えたり、スプーンや箸の共用など、過剰な触れ合いはやめましょう。
- 知らないうちに唾液や粘液に触れることもあるため、動物に触った後は、必ず手を洗いましょう。
- 小屋や鳥かごなどはよく掃除し、動物の身の回りは清潔にしましょう。
- 鳥やハムスターなどのふんは、乾燥すると空中に漂い吸い込みやすくなりますので、ふん尿は早めに処理をしましょう。また、室内で飼育するときは換気を心がけましょう。
- 動物が排泄を行いやすい砂場や公園は注意が必要です。砂場や公園で遊んだあとは必ず手を洗いましょう。
個人でできる対応(体調不良を感じたら)
ペットとは節度ある触れ合いを
- 体に不調を感じたら早めに医療機関を受診してください。動物由来感染症に感染しても、風邪やインフルエンザ等に似た症状が出る場合が多く、病気の発見が遅れがちです。医療機関を受診する際は、ペットの飼育状況についても医師に話しましょう。
- 動物由来感染症の病原体に感染しても、動物は無症状なことがあるため、知らないうちに飼い主が感染してしまうことがあります。動物もかかりつけ動物病院を持ち、獣医師に相談する機会や定期検診を受けるなど、日常の健康管理に注意しましょう。
詳しくはこちら
令和3年 動物由来感染症及び狂犬病予防啓発資材について(外部サイト)
動物由来感染症ハンドブック(全24ページ)もあります。ご覧ください。
動物由来感染症を知っていますか~ペットから病気をうつされないために~(埼玉県)(外部サイト)
人獣共通感染症(動物由来感染症・ズーノーシス)について(埼玉県動物指導センター)(外部サイト)
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