手足口病に注意しましょう
更新日:2019年11月1日
毎年、夏を中心として流行しますが、秋や冬にも発生しますので注意しましょう。
手足口病は4歳くらいまでの乳幼児を中心に流行し、感染すると口の中、手のひら、足の裏や足の甲などに2から3mmの水疱性の発疹が出る病気です。
手洗いを心がけて、感染予防に努めましょう。
手足口病とは
手足口病とは、4歳くらいまでの乳幼児を中心に夏季に流行が見られる病気で、感染してから3から5日後に、口の中、手のひら、足の裏や足の甲などに2から3mmの水疱性の発疹がでます。また、38℃以下の軽い発熱を伴うこともあります。
手足口病は、数日間のうちにほとんどは治る病気です。しかし、まれに髄膜炎等の合併症を伴うことがあります。なお、有効な特効薬や特別な治療法はありません。
手足口病の予防のポイント
主な感染経路は、患者の咳やくしゃみなどのしぶき(飛沫)に含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」や、ウイルスが付いた手で口や鼻などの粘膜に触れることによる「接触感染」、便の中に排泄されたウイルスが口に入る「経口感染」です。
そのため、手洗いをしっかり行うことが重要になります。
特に、この病気にかかりやすい年齢層である乳幼児がいるご家庭や集団で生活している保育施設等で、おむつを交換するときなどは、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いしてください。
なお、有効な予防接種はありません。
手足口病にかかったら
基本的には軽い症状の病気ですが、まれに髄膜炎等の合併症が起こる場合がありますので、経過観察を行い、高熱や頭痛、嘔吐等の症状がひどい場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。