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ダニ媒介感染症に気を付けましょう

更新日:2025年4月28日

最近の発生状況について

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の感染者数は、令和6年4月30日時点で963件の報告があり、平成25年に国内で報告されて以降、年々増加傾向にあります。
これまでのところ、SFTSの患者は、西日本を中心に報告されていますが、徐々に患者発生が確認された地域が広がっています。
これまでに患者が報告された地域以外でもSFTSウイルスを保有するマダニや感染した動物が見つかっていますので、SFTS患者の発生が確認されていない地域においても注意が必要です。

ダニ媒介感染症とは

ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに刺されることによって起こる感染症のことです。
人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのダニの生息場所に立ち入ると、ダニに刺されることがあります。
ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、刺された人が病気を発症することがあります。

マダニに刺されないように注意しましょう

特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まります。
草むらややぶなど、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすることが大事です。
服は、マダニを目視で確認しやすい”明るい色のもの”がお薦めです。
虫除け剤の中には、服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。また、野外活動後は入浴し、マダニに咬まれていないか確認してください。特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などがポイントです。

マダニに刺された場合

マダニ類の多くは、人や動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から、長いものは10日間以上)吸血しますが、刺されたことに気がつかない場合も多いと言われています。吸血中のマダニに気がついた際、無理に引き抜こうとすると、マダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまったりする恐れがあるので、医療機関(皮膚科)で処置(マダニの除去、洗浄等)をしてもらって下さい。また、マダニに刺された後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関で診察を受けてください。

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