感染性胃腸炎(ノロウイルス等)に注意しましょう
更新日:2017年12月27日
報告数が増えています。
感染性胃腸炎の患者報告数が増加しています。
今後の流行期に備え、ノロウイルスに対する正しい知識を持って予防しましょう。
感染性胃腸炎とは
ウイルス又は細菌を原因とした胃腸炎を一括したもので、「お腹にくる風邪」もこの病気に含まれます。
特にウイルスの代表的なものとしてはノロウイルスやロタウイルスがあります。冬場にピークを迎えるノロウイルスによる感染性胃腸炎は、少量のウイルス(10から100個)でも感染力が強いため、保育園や学校、病院等で発生すると急速に広がる恐れがあります。
症例として多いノロウイルスによる感染性胃腸炎に感染すると、1から2日後に発症し、吐き気、おう吐、激しい下痢、腹痛、発熱、頭痛、筋肉痛といった症状が見られます。一般的には、健康な成人は2~3日で回復しますが、子供や高齢者が感染すると重症化する恐れがあります。
ノロウイルスについてはワクチンがなく、治療は対症療法に限られますので、予防対策を徹底してください。
ノロウイルスの感染経路
感染経路はふん便やおう吐物からの経口感染が主要ルートです。ノロウイルスでは、汚染された食物や貝を介した感染、患者からの飛沫感染もあります。
ノロウイルスの感染予防のポイント
- 食事の前やトイレの後などには必ず手を洗いましょう。「しっかり手洗い」を徹底してください。手洗いは2度洗いが効果的です。
- 下痢やおう吐の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
- 患者に接する方は、患者の糞便や吐物を適切に処理し、2次感染を防いでください。
- 子供や高齢者など抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べてください。また、調理器具等は使用後に洗浄・殺菌に心掛けてください。
ノロウイルス食中毒予防対策リーフレット(PDF:1,074KB)
ノロウイルス等の食中毒予防のための適切な手洗い(動画)(外部サイト)
関連情報
感染症に関する情報提供(埼玉県感染症情報センター)(外部サイト)
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