片倉シルク記念館
更新日:2020年8月28日
「片倉シルク記念館」は、片倉工業株式会社最後の製糸工場であった熊谷工場の繭倉庫を利用して創設された記念館で、平成19年には経済産業省の「近代化産業遺産」に認定されています。 同社の製糸業121年におよぶ歴史を、末永く保存継承するために、熊谷工場の操業当時に使われていた製糸機械が展示され、繭から生糸になるまでの過程が紹介されています。
ここがみどころ!
繰糸場や繭倉庫等の主要建物がほぼ創業当初の状態で良好に保存されている富岡製糸場は、現在のところ外観見学が中心の見学コースとなっています。
片倉シルク記念館では、繭倉庫を利用した館内に、操業当時に使われていた製糸機械や貴重な資料が展示され、順路にしたがって見学コースを回ることで、繭から生糸になるまでの製造工程を当時にタイムスリップしたような感覚で理解することができます。
丁寧でわかりやすい説明をしてくださる管理員さんもいらっしゃいます。
施設案内
所在地
熊谷市本石二丁目135番地(イオン熊谷店敷地内)
開館時間
10時から17時まで(入館は16時30分まで)
休館日
月曜および火曜(年末年始、夏季お盆期間、その他臨時休業有)
入館料
無料
お問合せ先
片倉シルク記念館 (外部サイト) 048-522-4316
交通案内
公共交通機関利用の場合
JR上越・北陸新幹線、高崎線、秩父鉄道 熊谷駅下車 徒歩15分
秩父鉄道 上熊谷駅下車 徒歩7分
お車の場合
関越自動車道 花園インターチェンジから約15キロメートル
関越自動車道 東松山インターチェンジから約15キロメートル
「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界文化遺産に
平成26年、「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界文化遺産に正式登録されました。
明治5年に創業した官営富岡製糸場は、民営化後、昭和14年に現在の片倉工業株式会社に合併されました。その後、昭和62年に操業を休止し、平成17年に同社から富岡市に寄贈されました。かつての熊谷も同社の製糸工場や蚕業試験場、繭検定所など、養蚕関連の工場や関係機関が立地し“養蚕の街”として栄えたご縁もあります。
今回の富岡製糸場の世界遺産への正式登録を機に、シルクが伝えるふるさとの歴史に思いをはせながら、「片倉シルク記念館」を訪ねてみませんか。
富岡製糸場ホームページ(外部サイト)