報恩寺
更新日:2017年10月12日
円光に所在する報恩寺は曹洞宗の寺院であり熊谷山と号します。報恩寺は、平安時代末期から鎌倉時代に活躍した武将で仏門に入った熊谷直実とも関わりがあり、直実の子直家が、父の没後菩提の為に浄土宗寺院として創建したものと伝わります。江戸時代に報恩寺と改号、後に萬室察和尚(享保2年・1717年寂)が曹洞宗へ改宗し中興開山したと伝えられています。本尊は熊谷直実の娘千代鶴姫玉鶴姫の開基・守佛であり、多くの信仰を集めてきました。旧来は熊谷宿にありましたが、その後、現在の場所に移りました。荘厳な本堂と紅色の趣向を凝らした門などが特徴となっています。
報恩寺本堂