根岸家長屋門
更新日:2020年7月13日
江戸時代の根岸家は当地域の名主を務める豪農であり、その面影を残す長屋門の規模は、幅13間、奥行き3間、屋根棟高10メートルを誇ります。正面左側は剣術道場の「振武所」として使われ、右側は当時の番頭たちの帳場に使われた部屋が設けられています。建設された時期は寛政年間の頃と伝えられており、敷地の広さは1,600坪にも及び、土蔵5棟、酒蔵1棟があり、さらに庭には私塾の三余堂が建てられていた事が屋敷見取り図より読み取れます。
なお、根岸家長屋門は、平成22年度に屋根瓦の葺き替えを中心とした修復工事を実施し、建設当初の面影を取り戻しました。そして、かつて振武所として使われていた場所に「友山・武香ミュージアム」を開設し、根岸家の歴史を紹介するパネルや、荒川の洪水に備えて保管されていた木製舟などを展示しています。
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