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高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業

更新日:2025年8月12日

事業概要

熊谷市では、高齢者の皆さんが住み慣れた地域で元気に暮らし続けられるよう、令和6年度から保健事業と介護予防の一体的な実施に取り組んでいます。
これは、後期高齢者の健康増進とフレイル予防を目的とした取組で、保険年金課・健康づくり課・熊谷保健センター・長寿いきがい課が連携し、地域の関係団体の協力を得ながら実施します。

健康寿命を延ばすカギは「フレイル予防」

「フレイル」とは、健康な状態と要介護状態の中間にある状態のことです。
筋力の低下や活動量の減少などにより、ちょっとしたことで体調を崩しやすくなります。

フレイルの高齢者では、そうでないかたに比べて要介護リスクが高いことがわかっています。
フレイルを予防することが、健康寿命を延ばすために大切です!

こんなサインに心当たりはありませんか?

  • 以前より疲れやすくなった
  • 体重が減ってきた
  • 活動量が減ってきた
  • 握力が弱くなった
  • 横断歩道を青信号で渡りきれない

ひとつでも当てはまるかたは、もしかしたら“フレイル”のはじまりかもしれません。
気づいた今がチャンスです!
健康を保つために、できることから始めましょう。

フレイル予防の3つの柱「栄養・お口の健康」「運動」「社会参加(つながり)」

栄養

バランスの取れた食事で、しっかり栄養を摂りましょう。
特に、肉や魚、卵などのタンパク質を意識して摂ることが大切です。

年をとったから「粗食」でいい、それは違いますの画像。多様な食品を食べることが、健康長寿のカギ。毎日食べたい10食品群のうち、毎日7品目以上が目標。

お口の健康

いつまでもおいしく食べるために、お口の健康(口腔こうくうケア)も保ちましょう。
噛んだり、飲み込んだり、話したりするための口腔機能が低下した状態のことを、「オーラルフレイル」と言います。

口腔機能が低下したオーラルフレイルのチェックシート。半年前と比べて、かたいものが食べにくくなった。お茶や汁物でむせることがある。義歯を使用している。口の渇きが気になる。外出がすくなくなった。かたい食べ物を噛むことができる。1日に2回以上歯を磨く。年に1回以上歯科医院を受診している。
出典:埼玉県歯科医師会

オーラルフレイル予防のために効果的なお口の体操を紹介します。

運動

毎日少しずつでも体を動かしましょう。
ウォーキングや体操など、ご自身に合った運動を続けてみましょう。
筋肉を増やすことも大切です。

自宅で簡単にできるトレーニング、開眼片足立ち・つま先立ち・ひざ伸ばし及びウォーキングの図。
出典:埼玉県後期高齢者医療広域連合

自宅でできる運動動画を紹介します。

動画を見ながら身体を動かしてみましょう。

熊谷市では、健康アプリを活用した健康づくりに埼玉県と共同で取り組んでいます。

社会参加(つながり)

地域活動や趣味の会などに参加して、積極的に人と交流しましょう。

  • 買い物や散歩など毎日外出をする。
  • 友人や知人と会う約束をする。
  • 趣味のクラブ活動に参加する。
  • 買い物や移動など困った時に、助けを呼べる相手を考えておく。

など

ニャオざね元気体操に参加しませんか?地域で集まって楽しく体操をしています。

移動販売車が市内を巡回しています。

熊谷市が取り組む「保健事業と介護予防の一体的実施」

市では、高齢者の皆さんの健康を切れ目なくサポートするため、一人ひとりの健康状態に応じた様々な事業を実施しています。

高齢者に対する個別的支援(ハイリスクアプローチ)

対象のかたには通知をお送りします。

  • 糖尿病性腎症重症化予防

糖尿病性腎症の重症化を防ぐため、対象のかたに専門職が個別に訪問し保健指導や受診勧奨を行います。

  • 健康状態不明者への支援

健診や医療などを受けていないかたの健康状態を把握し、健康相談や健診の受診勧奨のほか、必要に応じ、医療や介護などのサービスにつなげます。

通いの場への関与などの取組(ポピュレーションアプローチ)

どなたでも参加できます。

  • 通いの場での健康教育・健康相談

地域の集会所やサロンなどへ保健師や管理栄養士・歯科衛生士などが出向き、フレイル予防や健康についての講話や健康相談を行います。

  • フレイルチェック

後期高齢者の質問票などを活用し、皆さんのフレイル状態や健康状態の把握を行い、高齢期の健康維持に役立てます。

ご自身の健康状態をチェックしてみましょう

自分の健康状態を知ることは、病気の早期発見やフレイル予防の第一歩です。

フレイルリスクのチェック

ご自身やご家族の健康チェックをしてみましょう。

後期高齢者の質問票。

フレイルリスクのチェックができるサイトを紹介します。

健康チェックで健康状態が気になるかたや身体のことで心配なことがあるかたは、保険年金課後期高齢者医療係までご相談ください。

健康診査

約1万円の健診が無料で受けられます。
現在通院中のかたも受診できますので、年に1度の健康診査を受けましょう!
かかりつけ医やかかりつけ歯科医を持ち相談しましょう。

4月2日以降に76歳または81歳を迎える被保険者を対象として実施しています。
対象のかたには、受診券が送付されます。

一定の年齢の市民を対象に、実施しています。
対象のかたには、受診券が送付されます。

地域へうかがいます「市政宅配講座」

地域の集会所やサロンなどへ、保健師が出向いて、フレイル予防の講座を行います。
皆様のご希望にあわせて、楽しく分かりやすい講話をお届けします。

講座番号23「フレイル予防」で元気に長寿

講座の流れと申し込み方法

1.グループをつくる

対象は、市内にお住まいの高齢者のかたがたです。

2.会場を確保する

会場(市内に限る)は、お申込者側で準備をお願いします。

3.講座の内容を決める

グループの皆様のご希望に合わせて以下の2つからお選びください。

詳しくはご相談ください。

⑴フレイル予防(40から60分程度)

  • フレイルとは
  • フレイルチェック
  • フレイル予防の講話

⑵グループの活動の前後にミニ講話(10から20分程度)

  • フレイルチェック

4.希望日を保険年金課に連絡する
なるべく開催日の2か月前までにお願いします。

5.日程決定後に「市政宅配講座申込書」を広報広聴課に提出

6.講座開催

7.「市政宅配講座アンケート」を保険年金課に提出

    ご準備いただきたいもの
    マイクやプロジェクター、スクリーンなど(準備ができない場合でも実施可能です)

    (注意)業務や講師の都合によりご希望に添えない場合がありますので、あらかじめご了承ください
    (注意)政治、宗教団体、営利、そのほか本講座の目的に反する場合には、お断りさせていただくことがあります。

    他にもおすすめの講座

    講座番号34 後期高齢者医療の仕組みと現状

    高齢者の健康を支える医療制度について、分かりやすく説明します。

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    このページについてのお問合せは

    保険年金課後期高齢者医療係
    電話:048-524-1111(代表)内線278・302、048-524-1127(直通) ファクス:048-525-7411

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