ガソリンの取扱いにご注意ください
更新日:2023年7月14日
ガソリン携行缶の正しい使い方(危険物保安技術協会より)(PDF:1,145KB)
ガソリンを取り扱うときの注意事項(総務省消防庁より)(PDF:386KB)
平成25年8月15日に、京都府福知山市の花火大会会場で多数の死傷者を出す火災が発生しました。
この火災は、露天業者が使用していたガソリン携行缶が、炎天下に長時間置かれていたことに加え、発電機の排熱を浴び続けたため、ガソリンが携行缶から噴出したことにより被害が大きくなってしまったと考えられています。
同様の火災を防止するため、次の事項に注意し、ガソリンを適切に取り扱いましょう。
ガソリンの特性について
- 引火点は-40℃程度と低く、極めて引火しやすい。
- 揮発しやすく、その蒸気は空気より約3から4倍重いので、滞留しやすい。
- 電気の不良導体であるため、流動等の際に発生した静電気が蓄積しやすい。
ガソリンの運搬・保管について
- 消防法令に適合した金属製の携行缶を使用する。
- ガソリンを携行缶の規定容量以上入れない。
- 携行缶からガソリン蒸気が流出しないように密閉する。
- パッキンなどが劣化した場合は、使用を中止し部品を交換する。
- 火気や高温部から離れた、直射日光の当たらない通気性の良い場所で保管する。
(注)夏季はもちろん、それ以外の時季でも直射日光の当たる場所や高温の場所にガソリン携行缶を置くと、ガソリンや可燃性蒸気が大量に吹き出す可能性があるため、非常に危険です。
携行缶からの注油について
- ガソリンを注油するときは、周囲の安全確認とエンジン停止を徹底する。
特に携行缶を用いて発電機などにガソリンを注油する際は、周囲の安全確認と携行缶の蓋を開ける前に発電機などのエンジン停止を徹底してください。
- ガソリンの蒸気は低所に滞留するため、屋外の風通しの良い場所で行う。
- 万一こぼれても、周囲・人体等に影響のない安全な場所で行う。
- 携行缶の蓋を開ける前に必ず圧力調整ネジを緩め、携行缶内の圧力を調整した後に行う。
特に夏季においては、ガソリンの温度が上がってガソリン蒸気圧が高くなる可能性があることから、取扱い時に吹きこぼしが起こらないように注意しましょう。
ガソリンの購入について
セルフスタンドにおいても、ガソリンの携行缶への詰替えは、従業員が行わなければなりません。
必ず従業員に依頼しましょう。
また、ガソリンを携行缶で購入する際は、本人確認が必要となりました。
詳しくはこちらから(ガソリンを携行缶で購入する際の本人確認にご協力を!)
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