令和5年度熊谷市優秀技能者表彰について
更新日：2023年11月29日
この表彰制度は、熊谷市内に居住し、かつ就業する人で優秀な技能者を表彰することにより、広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させ、技能水準の向上を図るとともに地域産業の振興に寄与することを目的としています。
11月23日の勤労感謝の日に市民ホールで表彰式を行い、3名のかたが表彰されました。
前列の左から市長、龍前氏、中村氏、市議会議長。
渡邊氏は欠席。
令和5年度表彰者
龍前眞市氏（建築大工）
氏は、建築大工として、67年にわたり従事し、一般木造住宅のほか上之郵便局の建築、神社仏閣等の補修改修において功績を残してきました。市指定文化財である大雷神社（上之村神社）の大鳥居の修復解体工事に携わった他、ケヤキ材を使用した鐘楼屋根飾りの六葉の製作等、建築技術のみならず加工技術の技にも定評があります。後進者の技術継承に意識を高く持ち、1級建築士取得の支援を行いました。
渡邊貞夫氏（左官工）
氏は、左官工として、58年にわたり従事し、優れた技術で一般住宅をはじめ社寺建築や熊谷市内の小・中学校、市営住宅等の公共施設に至るまで数多くの功績を残したほか、平成29年度に埼玉県「優秀技能士」を受賞しました。インターン学生の受け入れや（一社）埼玉県左官業協会の会長として技能検定試験に携わるなど、日本人のみならず外国人実習生を含めて後進の技術指導にも大変力を注いでいます。
中村伸寛氏（理容業）
氏は、理容業として、40年にわたり従事し、経験と努力によりさまざまな技術を習得し利用者のみならず埼玉県理容生活衛生同業組合員からも高い評価を得ています。また、同組合の熊谷支部長としてカット講習会や衛生講習会において、技能等の育成に貢献しました。さらに、市内の特別養護老人ホームにおいてカットを低料金で提供するなどの社会貢献をし、中心的かつ模範的な存在として市内の理容業の振興に尽力しています。
