ナガミヒナゲシについて
更新日:2022年5月13日
ナガミヒナゲシとは
秋に発芽し、ロゼット状態(図1左)で越冬した個体が春先に急に大きくなり、5月頃にオレンジ色の花を咲かせます。(図1右)
一つの実に平均1600粒の種子が内蔵されおり、一個体から100個の実をつけることもあるので、最大で一個体から15万粒の種子が生産されます。
その繁殖力と根と葉から周辺の植物の生育を強く阻害する成分を含んだ物質が生み出されることなどから「生体系に大きな影響を与えるのでは」と危惧されている植物です。
※特定外来生物には指定されておりません。
図1左 ロゼット葉 図1右 花と未熟な実
駆除の方法
ナガミヒナゲシ
引き抜きます
できる限り根ごと引き抜きましょう
種が飛ばないようゴミ袋等に入れて密封します
可燃ごみの日に出しましょう
自宅の庭等で生育している場合、上のような要領で駆除をお願いします。
種ができている場合は、種が飛ばないよう十分注意してください。
蔓延を防ぐには、花が咲く前のロゼット状態(図1左)の時期に駆除することが重要です。
成熟した実 平均1600粒の種子が入っている。
※文・画像の引用について
農研機構農業環境変動研究センター(旧:農業環境技術研究所)
「春に気をつける外来植物:ながみひなげし」農環研ニュース No.90 2011.3 生物多様性研究領域 藤井義晴(外部サイト)