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「クビアカツヤカミキリ」にご注意ください

更新日:2020年6月11日

クビアカツヤカミキリは、特定外来生物です。
成虫の体長は、約2.5~4センチメートル。
全体的に光沢のある黒色で胸部(首部)が赤く、海外では、胸部(首部)が黒い個体も確認されています。
熊谷市内でも、発生が確認されています。
サクラだけでなく、モモなどの果樹栽培園地での発生拡大が懸念されています。

クビアカツヤカミキリ(成虫)
クビアカツヤカミキリ(成体)

※フラスの画像は、埼玉県環境科学国際センターより提供を受けました。

クビアカツヤカミキリが与える影響

クビアカツヤカミキリは、サクラ、モモ、スモモ、プルーン、ウメ、カキなどに寄生します。
「我が国の生態系に被害を及ぼす恐れのある外来種リスト」に記載されており、幼虫が木に食入・加害することで、樹木が衰弱してしまいます。
樹木への加害が進むと、落枝、倒木等による人的被害が発生するおそれがあります。

生態

幼虫は、樹木内で2~3年かけて成長、蛹となり、6月中旬~8月上旬頃に成虫となって樹木の外に出てきます。
クビアカツヤカミキリが寄生した樹木からは、フラスと呼ばれる木くずと糞が固まったものが排出され、寄生の目印となります。
※最初の1~2年は、フラスが目立たないようです。
成虫の寿命は2週間以上、越冬はしません。

クビアカツヤカミキリと疑われる状況を発見した場合

クビアカツヤカミキリの成虫を見つけたり、クビアカツヤカミキリが寄生していると思われる樹木を発見した場合は、可能な範囲で写真等の記録をとり、速やかに各施設の管理者又は環境政策課(電話048-536-1547)までご連絡ください。
また、成虫を捕獲した場合には、その場で処分をお願いします。
※クビアカツヤカミキリは特定外来生物です。飼育や運搬などは原則禁止です。

熊谷市内の公園

公園緑地課 0493-39-4806

熊谷市内の道路(街路樹等)

維持課 048-524-1487

その他

その他、市内の公共施設は、各施設の管理者へ連絡してください。

自宅等の敷地内の場合

以下の駆除方法を参考に駆除してください。

クビアカツヤカミキリの主な防除方法

成虫の捕殺
成虫を発見した場合は、ほかの地域への分散を防ぐため、踏みつぶすなどして捕殺してください。

ネットによる被害拡大の防止
被害木に対して、羽化期から成虫の産卵時期(6~8月)に、防鳥ネットとして利用される容易に切れない目開き4ミリメートル以下のネットを樹幹に巻き付けることで、羽化した成虫の分散や新たな産卵を防止することができます。

幼虫の場合
フラスの排出孔(幼虫がフラスを樹木の外に排出した穴)を見つけ、フラスを取り除き針金等で刺殺するか、登録農薬等を注入する。

詳細は、下記「クビアカツヤカミキリ(Aromia bungii)について(環境省)」または「被害防止の手引」を参照してください。

クビアカツヤカミキリ駆除のため伐採した樹木の処分について

クビアカツヤカミキリの食害により枯死したり、駆除のために市内の樹木を伐採した場合は、大里広域圏市町村組合のごみ焼却処理施設における廃棄物処理手数料を減免いたします。
市民の方による事前の手続きが必要です。
事前に環境政策課(江南庁舎)または妻沼行政センター地域振興係へご相談ください。
搬入するごみ焼却施設により搬入可能サイズ上限が異なります。ご注意ください。
搬入可能サイズ上限
・熊谷衛生センター 太さ:15センチメートル 長さ:150センチメートル
・江南清掃センター 太さ:15センチメートル 長さ:200センチメートル
・深谷清掃センター 太さ:15センチメートル 長さ:150センチメートル

リンク

被害防止の手引

クビアカツヤカミカリの詳細情報や「被害防止の手引の入手」がダウンロードできます。

環境問題に取り組む県民の支援、県が直面している身近な環境問題から地球規模の環境問題まで様々な環境問題に対応するための試験研究、環境面での国際貢献など、多面的な機能を持った環境科学の総合的中核機関です。
クビアカツヤカミキリに関する出前講座の実施しています。

自然-7 サクラの外来害虫"クビアカツヤカミキリ"の生態と防除

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このページについてのお問合せは

環境政策課環境政策係(江南庁舎)
電話:048-536-1547(直通) ファクス:048-536-2009

この担当課にメールを送る

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