令和7年度条例表彰者のご紹介
更新日:2025年4月23日
4月5日、大里生涯学習センター「あすねっと」で熊谷市表彰式を挙行し、本市の文化の興隆、福祉の増進、産業の発展または自治の振興に顕著な功績のあった次のかたを表彰しました。
文化功労表彰 新井 弘一 氏(81歳 大原在住)
新井弘一氏は、昭和41年から38年間の長きにわたり、終始一貫して教育者として職務に精励し、本市の教育向上に貢献されました。
教職にある間、氏は、中学校教諭として数学の指導水準向上に優れた手腕を発揮し、熊谷市教育委員会学校教育課長、埼玉県教育局北部教育事務所副所長を務めるなど、本市はもとより埼玉県の教育行政の発展に大きく貢献されました。
また、平成12年には熊谷市立富士見中学校校長として、全国に先駆けて現在の本市二学期制の構築に貢献されたほか、文部科学省および埼玉県委嘱の豊かな体験活動による植栽活動を推進し、郷土愛を育む教育にも情熱を傾けられました。
退職後は、平成23年に大原公民館館長、令和4年に熊谷市公民館連合会副会長に就任されるなど、生涯学習の推進にもその手腕を遺憾なく発揮されています。
氏の長年にわたる教育者としての功績が高く評価され、平成25年には、瑞宝双光章を授与されるという輝かしい栄誉に浴されました。
福祉功労表彰 片岡 善生 氏(78歳 肥塚在住)
片岡善生氏は、昭和59年、熊谷市身体障害者福祉会に入職して以来、現在に至るまでの長きにわたり、同会の発展と本市の社会福祉の増進に大きく貢献されました。
この間、氏は、障害者および高齢者をはじめとする援護を必要とする地域住民の良き相談役として、行政機関との綿密な連携を図りながら職務に精励されました。
また、平成20年には同会理事として同会の法人化を実現し、積極的な事業運営に貢献されました。
氏の真摯な姿勢は多方面から厚い信任を得て、平成25年には同会代表理事および熊谷市障害者団体連絡協議会会長に就任し、「ふれあい運動会」の開催に尽力されるなど、ノーマライゼーションの理念の普及啓発にも献身的な努力を傾けられました。
さらに、氏の社会福祉を推進する模範的な取組は、県内でも高く評価され、令和3年に埼玉県大里地区福祉有償運送市町共同運営協議会副会長に就任し、市域を越えた広域住民福祉の発展にも貢献されました。
産業功労表彰 茂木 友秀 氏(74歳 善ヶ島在住)
茂木友秀氏は、平成17年に旧妻沼町農業委員会委員に就任して以来、16年の長きにわたり、熊谷市農業委員会委員として、本市の農業の振興発展に大きく貢献されました。
この間、氏は、農業生産者として培った優れた識見と温厚篤実な人柄が厚い信頼を得て、平成27年に熊谷市農業委員会会長に就任し、農業の担い手の育成および地産地消の推進に尽力されました。
また、平成28年には備前
現在も、遊休農地の発生防止および農地利用の集約化に優れた手腕を発揮されるとともに、長井用水維持管理組合長および長井北部活動組織代表としても活躍され、地域共同による農地、水路などの農業資源の保全活動に尽力されています。
氏の長年にわたる農業への功労が高く評価され、令和3年には、埼玉県表彰規則による知事表彰(産業功労)を受賞されました。
自治功労表彰 栗原 健曻 氏(82歳 新堀在住)
栗原健曻氏は、昭和62年、熊谷市議会議員に初当選し、以来36年の長きにわたり、地方自治の進展に大きく貢献されました。
この間、氏は、熊谷市議会議長をはじめ、議会運営委員会委員長などを歴任し、その優れた政治手腕を遺憾なく発揮されました。
また、氏は、熊谷地区消防組合議会議員および大里広域市町村圏組合議会議員を長きにわたり務めるなど、市域を越えた広域行政の発展にも貢献されました。
さらに、氏は、本市のまちづくりの根幹ともいえる、熊谷市総合振興計画審議会委員および都市計画審議会委員を始め、農業委員会委員、監査委員などの要職を務めるなど各般にわたり本市の振興と発展に尽力されました。
氏は、議会人として活動する傍ら、熊谷市遺族連合会会長を務められ、現在もご遺族への支援活動にも精力的に取り組まれています。
氏の長きにわたる地方自治への功労が高く評価され、令和6年には、旭日小綬章を授与されるという輝かしい栄誉に浴されました。
