令和6年度条例表彰者のご紹介
更新日:2024年4月25日
4月6日、大里生涯学習センター「あすねっと」で熊谷市表彰式を挙行し、本市の文化の興隆、福祉の増進、産業の発展および自治の振興に顕著な功績のあった次のかたを表彰しました。
文化功労表彰 森田 美江 氏(84歳 善ケ島在住)
森田美江氏は、昭和35年から53年の長きにわたり、終始一貫して教育者として職務に精励し、本市の教育向上に貢献されました。
教職にある間、氏は、公立中学校教諭、教頭、妻沼町教育委員会学務課長、公立小学校校長を務めました。
妻沼町教育委員会学務課長として、「妻沼かるた」の作成を始め、郷土愛を育む教育の推進に尽力されたほか、妻沼町立秦小学校校長として、ボランティアバンクの創設等、太田小学校校長として、「子ども110番の家」の創設を始め、1日学校開放や祖父母参観の取組を実践されるなど、地域と一体となった教育活動を推進されました。
さらに、平成11年には、埼玉県公立小中学校女性校長会会長として、県内の教育の活性化に貢献されました。
退職後は、平成15年に妻沼町教育委員会教育長、合併後の平成22年に熊谷市教育委員会委員長に就任し、本市教育行政の発展に貢献されるなど、妻沼町および合併後の本市の教育の発展、充実に寄与されました。
福祉功労表彰 棚澤 和子 氏(74歳 上之在住)
棚澤和子氏は、昭和61年、保護司に就任されて以来、38年の長きにわたり熊谷地区の更生保護活動に尽力され、本市の更生保護の推進、地域社会の安心安全及び地域福祉の向上に大きく貢献されました。
氏は、熊谷市青少年問題協議会委員、熊谷市民生委員推薦会委員等を歴任され、将来を担う子どもたちの健全育成や、地域福祉を担う人材の開発にも献身的な努力を傾けられました。
こうした氏の献身的な保護司としての活動や卓越した指導力が多くの保護司会会員から厚い信任を得て、令和元年には熊谷地区保護司会会長に就任され、率先垂範する中で指導的役割を果たすとともに、保護司会の発展に尽力されました。令和5年に会長を後進に譲られた後も、保護司として精力的に活動され、現在もその手腕を遺憾なく発揮されています。
氏の保護司としての豊富な経験と実績は、全国の保護司の模範として高く評価され、令和2年には瑞宝双光章を授与されるという輝かしい栄誉に浴されました。
産業功労表彰 飯島 賢二 氏(72歳 見晴町在住)
飯島賢二氏は、昭和60年、熊谷商工会議所議員に就任して以来、現在に至るまで38年の長きにわたり、本市商工業の振興と地域経済の発展に大きく貢献されました。
この間、氏は、実業家としての優れた識見と温厚で誠実な人柄が多くの議員から厚い信頼を得て、令和元年に同所副会頭に就任され、地域商店街の活性化に資する事業を積極的に推進されました。
また、氏は、昭和56年から同所専門相談員を務められ、経営課題解決に尽力されるとともに、平成11年からは「創業塾」の企画運営に携わり、多くの創業者を輩出されています。
さらに、平成9年から熊谷税務署管内納税貯蓄組合連合会会長、令和元年には全国納税貯蓄組合連合会会長に就任され、納税思想の普及啓発に多大な貢献をされました。
こうした氏の長年にわたる納税への功労が高く評価され、令和5年には、旭日中綬章を授与されるという輝かしい栄誉に浴されるなど、地域経済の振興と本市の発展に大きく寄与されました。
自治功労表彰 橋本 秀壽 氏(83歳 船木台在住)
橋本秀壽氏は、昭和34年、大里村に奉職し、以来平成17年に大里町助役を退任するまで46年余りの長きにわたり、大里村政及び大里町政の発展向上に多大な貢献をされました。
この間、氏は、大里村建設課長、企画課長等の要職を歴任され、卓越したリーダーシップのもと、幅広く業務全体を把握し、適切な判断力と助言、行動力により村政運営の中心となって、その力量を遺憾なく発揮されました。
氏の長年にわたる幅広い行政経験と卓越した行政手腕が高く評価され、平成7年には大里村収入役に、平成11年には大里村助役に、平成15年には大里町助役に任命されました。
また、氏は、平成17年の一市二町の合併に際して、合併協議のとりまとめを始め、旧市町の融和促進を図るための取組を積極的に推進されるなど、合併を成功に導きました。
こうした氏の長年にわたる地方自治への功労が高く評価され、令和5年には、瑞宝双光章を授与されるという輝かしい栄誉に浴されました。