平成29年度条例表彰者のご紹介
更新日:2017年4月11日
4月1日、大里生涯学習センター「あすねっと」において、平成29年度熊谷市表彰式を挙行し、本市の文化の興隆、福祉の増進、産業の発展または自治の振興に貢献された4人の方を、熊谷市表彰条例により表彰いたしました。
文化功労表彰 矢野 美登里 氏(86歳 柿沼在住)
矢野美登里氏は、バレリーナとして、全国各地の舞台で活躍される一方で、昭和32年、本市に「矢野美登里バレエ研究会」を設立し、バレエの指導を通じて、幼児から社会人に至るまで、幅広い世代の市民の情操教育に取り組むとともに、現在も現役で舞台に立ち、バレエの楽しさと美しさを表現し続け、本市におけるバレエ文化の普及に大きく貢献されました。
また、昭和42年に埼玉県舞踊協会の結成に参画し、同協会理事に就任して以降、公益社団法人日本バレエ協会埼玉ブロックや関東支部の結成にも参画し、関東支部長を務めるなど、広く埼玉県や関東地区においても、バレエ界の発展に寄与されました。
さらに、熊谷市文化連合では、副会長等の要職を歴任し、文化団体の育成に力を注ぐとともに、熊谷市総合振興計画審議会委員、熊谷市社会教育委員として市政進展および芸術文化の振興に尽力されました。
このように、バレエを中心とした文化活動を通して、本市の発展と地域文化の向上に寄与された功績は誠に顕著です。
福祉功労表彰 和田 隆文 氏(75歳 楊井在住)
和田隆文氏は、社会奉仕の念に厚く、温厚で誠実な人柄から地域住民の信望を集め、平成4年に民生委員・児童委員を委嘱され、以後24年の長きにわたり、地域社会の福祉増進に貢献されました。
この間、常に真摯な姿勢で職務に精励し、支援を必要とする市民に対し、その高い識見で適切な助言・指導を行い地域福祉活動に尽力されました。
和田氏の献身的な活動は多くの会員の信望を集め、平成22年に熊谷市民生委員児童委員協議会会長に就任し、会を円滑に運営するとともに本市福祉の推進に大きく貢献されました。
また、模範的な活動は県内でも高く評価され、埼玉県民生委員・児童委員協議会理事等の要職を歴任され、県内の民生委員活動の推進と高齢者福祉、児童福祉の向上に尽力されました。
まさに、リーダーとして地域福祉を大局的に推進するとともに、一民生委員・児童委員としても率先垂範、担当区域を見守る活動は、広く地域住民から敬愛されており、本市の発展と市民福祉の向上に寄与された功績は誠に顕著です。
産業功労表彰 泉 二良 氏(75歳 下奈良在住)
泉二良氏は、平成8年から熊谷市農業委員会委員として通算6年間、平成18年から埼玉北部農業共済組合理事として11年間、農業の振興に尽力され、平成11年からは熊谷市議会議員として3期12年の長きにわたり、本市産業の発展に多大な貢献をされました。
この間、熊谷市議会議長、埼玉県市議会議長会会長等を歴任するとともに、株式会社熊谷市生鮮食料品低温貯蔵センター取締役等に就任し、本市産業の振興と発展のため、その手腕を遺憾なく発揮されました。
また、熊谷市農業振興対策委員会委員および埼玉県農業会議常設審議会委員として、本市および埼玉県の農業政策に貢献されました。
さらに、埼玉北部農業共済組合長等の要職を歴任され、地域農家経営の安定に努めるとともに、懸案であった県内4組合の合併を推進し、県下1組合の立ち上げに貢献されました。
このように、地域住民や農業者の厚い信頼のもと、卓越した行動力とリーダーシップを発揮され、本市の発展と農業の振興に寄与された功績は誠に顕著です。
自治功労表彰 新井 清次 氏(80歳 新堀新田在住)
新井清次氏は、長年にわたり地元公民館で役員等として活躍され、平成4年から3年間、三尻公民館長を務められた後、平成7年、地域の厚い信望を得て、熊谷市議会議員に初当選され、以来5期20年の長きにわたり、熊谷市議会議員として市政進展のため献身的な努力と情熱を傾け、本市の発展と市民福祉の向上に大きく貢献されました。
平成12年には市議会副議長、平成17年には議長に就任され、優れた指導力で、議会内の意見を取りまとめ、議会と執行機関との綿密な連携を保ちつつ、効率的かつ円滑な議会運営に尽力されました。
また、大里広域市町村圏組合議会議員、熊谷地区消防組合議会議員等、多方面にわたり献身的に努力され、広域行政の充実と発展にも貢献されました。
さらに、熊谷市都市計画審議会委員、熊谷市環境衛生協議会委員を長年務め、執行機関に対して尽力されたほか、農業委員会委員として農業の振興に手腕を発揮されるなど、本市の発展と地方自治の振興に寄与された功績は誠に顕著です。