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新熊谷学校給食センター整備基本計画(案)に係る説明会概要

更新日:2023年11月6日

新熊谷学校給食センター整備基本計画(案)パブリックコメント実施に伴い、計画案の説明会を実施しました。質疑応答など、概要をお知らせします。
説明会では計画書概要版で計画書案について説明し、自校式でなくセンター方式とした理由について以下のとおり説明しました。

説明内容

本市では、行財政改革の一環として、公共施設の改修や統廃合を進めるための基本方針や計画を、平成27年から策定し、市民アンケートやワークショップ、説明会等でご意見を伺いながら、令和2年3月に、具体的な施設の統廃合や再配置などについて記載した、熊谷市個別施設計画を策定した。学校給食施設については、この計画の中で、給食センターに統合する計画となっている。
この計画を策定する時から、全ての学校を自校式にしてほしい、現在の自校式を継続してもらいたい、といったご意見をいただいているが、この計画に基づき、給食センターの整備を進めている。その理由は、本市の学校給食施設は合併以来、旧市町の方式を継続してきたが、その中でいくつかの課題が生じてきたためで、これらの課題を早期に解決するため、センター方式とした。
課題の1つめは、施設の老朽化。学校給食センターは、熊谷、江南ともに建設から40年以上がたっている。自校式の給食室も、建設から24年から50年以上がたっている。給食施設の改修については、子供たちの給食を止めるわけにはいかないため、大きな修理は夏休みの期間に行ってきたが、修理しきれない部分が出てきている。そのため大規模な改修または建て替えが必要である。
2つめは、衛生管理。毎日、調理員や栄養士により掃除や手入れがなされ、衛生面については十分注意を行っているが、老朽化が進むことで、対応しきれないところが出てきている。また、学校給食衛生管理基準に沿って、衛生管理を行っているが、この基準が改定されたことで、市内全ての給食施設が、これに適合しなくなっている。例えば、調理室は食材の泥落としから、食材洗浄、調理、搬出という工程を踏む。これらを実施する場所を、壁で仕切られた部屋とするように求められているが、そのようになっていない。また、室内の温度管理は、ほとんどの施設で空調がなく、扇風機やスポットクーラーで対応している。基準に適合するためには、基本的には建物の建て替えが必要であり、現在ある施設を全て(44校)自校式で建て替えるとなると、多くのコストと時間(1年に3校建てても15年以上)がかかる。
3つめは、アレルギー対応。現在、全ての給食施設で十分なアレルギー対応ができていない。増加するアレルギーに対応するためには、改めてアレルギー対応のための調理スペースが必要で、建物の建て替えが必要となる。
4つめは、給食運営について。旧市町のやり方を引き継いでいるため、地区ごとに異なっているが、合併から15年以上がたち、1つの市として、不公平と感じる部分があり、これを是正したいと考えている。例えば給食費は、各地区で食材を購入しているため、給食費の金額は、各地区で違っている。今年度給食費を値上げしたが、値上げの幅も異なっている。また、給食の内容についても異なっている。妻沼地区では、妻沼町時代からの伝統ということで、ご飯を週2回、各ご家庭から持参していただいているが、他の地区では、ご飯は週3回提供している。
1から4について、市としては、熊谷市の子供たちに安心安全な給食を提供することを第一に考えた結果、給食提供方式を統一し、早期にこれらの課題を解決したいと考えている。
かつて、自校式を検討したことがあったが、いくつかの学校で給食室を建てる敷地がないといった理由で、自校式を実施できない学校があったことから、学校間の公平性を担保するため、給食センター方式とする方向で検討を進めてきた。
コストについては建替え費用、新規の建設等で自校式の方がコストがかかってしまう。将来、子どもたちに施設を引き継ぐことを考えると、コストの低いものを引き継いであげたいと考えている。
新しい給食センターを整備することで、これらの課題を、すべて解決することができる。そのことから今回、整備基本計画案を策定した。自校式を求める声もいただいているが、どうか、このような状況をご理解いただき、皆さんのご意見を反映させながら、自校式の良さを取り入れた、子供たちに安心安全な、美味しい給食を提供する給食センターとしたいと考えているのでご理解いただきたい。

熊谷地区

令和5年9月29日(金曜日)18時30分から19時10分

【場所】スポーツ・文化村「くまぴあ」創作展示棟 創作ルーム401
【参加者数】20人
【主な質疑応答】
〇他市の給食センターで参考にしたところは。
→堺市、岡崎市などは大規模なセンターを整備したので参考にした。来年度以降、新センターの具体的な検討を進めていくので、近年12,000食の大規模センターを整備した県内の久喜市や川越市などを参考としたいと考えている。
〇供用開始時期は早まったり遅くなったりすることはあるか。
→できるだけ早く整備したいが、来年度はどのようなセンターにするかの構想を立てるのに時間を費やし、その後事業者を決定して設計・建設と進んでいく。建設期間に関して、建設業界が人手不足であったり働き方改革で残業等に制限があったりする関係で工事期間が2年近くかかる見込みのため、令和10年度が最速と考えている。
〇新センターはモデルプランどおりになる見込みか。
→これは基本計画のためのモデルプランであって、設計時には給食運営会社の意見を反映した設計がなされるので、別のプランが出てくる。来年度作成する要求水準書で市の要求を盛り込むため、炊飯設備を入れるなど市の要求も反映されることになる。
〇世界的に気温の上昇が起きているが、冷房設備は長期的に対応できるものか。
→新センターではスポットクーラーなどではなく完全空調を整備する。
〇新センターでの従業員の数は想定しているか。
→80人から100人程度を想定している。配送員まで入れると100人規模になるのではないかと思っている。
〇新センターには現センターで使っている器具等は持っていかず新しく整備するのか。
→すべて新しい設備になる予定。
〇食器も見直すのか。
→基本計画本編の中ではPEN樹脂食器を想定しているが、来年度検討していく。だだし、磁器食器は重さがあるため、意見もいただきながら考えたい。
〇現在妻沼と大里は直営だが、新センターができるまで直営か、その前に委託化する予定があるのか。
→自校式はセンター統合後までは直営の予定。新センター統合後は委託化。委託化しても献立作成や食材、食育等に関するものは市が行う。
〇地域循環型社会に貢献とは具体的にはどういうものか。
→給食の残渣や野菜の切れ端を堆肥化することを考えている。現センターでも一部行っているが、これを全市で取り組みたい。
〇大里や妻沼でも2時間以内喫食を行うことはできるのか。
→基本計画本編には配送計画を載せている。配送トラックの台数を増やして対応する。
〇今回の候補地の他に候補地はあるのか。
→今回の候補地を選定する前にはいくつか比較検討したが、この候補地が敷地条件に最も合致したため選定した。
〇給食の味は良くなるのか。自校式にも負けない美味しい給食が作れるのか。
→給食甲子園で給食センターが優勝していたりもするので、そのような事例も参考にしていきたい。
〇現在大里と妻沼で働いている調理員はどうなるのか。
→各調理員の希望を聞いた上で、新センターで働いたり給食補助員など他の仕事に就いてもらったり調整していく。
〇建設候補地は決定なのか。
→この基本計画を以て決定していきたい。
〇モデルプランは5,700平方メートルで先行事例の6,000平方メートルから7,000平方メートルよりも小さいが。
→先行事例はあくまで参考。結果的にモデルプランより大きくなることもあり得る。
〇緑の食料システム計画、オーガニックなど地域で消費するというものがあるが、それも組み込む予定はあるか。
→給食費に影響してくるため現時点では何とも言えないので、研究していく。
〇従業員の人数は現センターとあまり変わらず、調理食数は増える見込みだが、今手作業で行っているものがオートメーションされるのか。
→80人から100人程度と想定はしているが、人数指定をしているわけではなく、実際には事業者からの提案時に人数も提案される。炊飯設備についてもそれほど人数を要さないものが出てきているとメーカーからは聞いている。

令和5年10月1日(日曜日)10時から11時10分

【場所】スポーツ・文化村「くまぴあ」創作展示棟 創作ルーム401
【参加者数】8人
【主な質疑応答】
〇計画案34ページに想定アクセスがあるが、現センター南側の道路は舗装がされておらず大きい車は通れない。仮にトラックなどが通ると荒れてしまって管理が大変であり、他の車まで通り道にしてしまうと農家にも迷惑がかかるため、搬入路としては使用してほしくない。または整備してから使ってほしい。
→基本的には北側の道路を搬入路として使用する予定。南側は削除する。
〇給食センターで水を大量に使用すると近隣の民家の水圧が下がってしまわないか心配。
→現センターでもその点は考慮して受水槽に溜めてから使用している。新センターでも配慮する。また、新センターでも水の使用量は今と変わらないか、機器の進化により減る可能性もある。
〇給食センター1つだと何かあったときに対応できなくなるから分散させた方が良いのでは。分散する場合と比較検討はしたか。
→分散も考えたが、全ての給食施設が老朽化していて早急に解決する必要があるため1つの給食センターとした。
〇全国的に給食施設が老朽化して既に整備を終えている自治体もあるが、他の自治体で参考としたところは。
→県内では久喜市、川越市が大規模なので参考にしている。県外だと、府中市は最も大規模であるので、集約できるかというところで参考にしている。
〇分散型のところは参考にせず、最初から大規模センターの想定で検討したのか。
→施設を減らしていくという市の方針の中で検討を行ってきたので、給食施設に関しても集約できるのであれば集約するという方針で、今回の基本計画を作るに当たっては大規模な給食センターということで検討した。
〇基本計画を作成する前に、分散型、自校式を含めた比較検討・調査をなぜしていないのか。
→施設を集約化するという市の方針がある。食数の検討を行って13,000食という数字が出て、先行事例を見ると同規模のセンターを整備している事例もあるので、大規模センターを整備するという結論に至った。
〇国のグリーン戦略の中で、地元でオーガニックのものを作り消費するというものがあるが、農業政策にもなるが、取り入れていくのか。
→給食費に関係してくるのでこの計画には盛り込めないが、他市の事例も参考にして検討していく。
〇広島の方で給食の委託会社が倒産したというニュースを見て心配になった。価格だけで競争させるのではなくしてほしい。加工品や冷凍食品が多くなってしまうのも心配。食育も大切と思う。現センターはどうか。
→できるだけ地場産を使いたいという思いもあるが、それで揃えることは難しいため県外産も使用している。現センターでは価格面や設備面の理由もあり冷凍食品も使用している。給食費に関してこれまで熊谷市は県内でも給食費が低かったのでその中で給食を作れるよう工夫してきた。今年度改定したが、改定後も食材価格の上昇は続いているので、高騰分について公費負担をしている。
〇妻沼の給食費が安いのはなぜか。
→ご飯を家庭から持参してもらっているためその分が安くなっている。新センターでは妻沼にもご飯を出すため、給食費は全市で統一する。大里は現在高いので、新センター移行後は安くなると思われる。
〇学校での食育はどうなるのか。
→ご意見をいただきたい。栄養士は配置する。また、学校には食育主任がいる。
〇栄養士は市の職員か。新センターにも栄養士はいるのか。
→栄養士は県と市の職員がいる。献立作成や食材選定は新センターでも栄養士が行う。
〇基本計画案は誰が立てているのか。
→基本的には教育委員会が立てているが、調査等でコンサルを入れている。
〇食育の専門家は入っていないのか。
→来年度以降の施設検討の審議会等には入れていく。
〇武蔵野市は食育に関する条例も制定している食育推進都市だが、参考にしているか。また、坂戸市は全校自校式のまま給食費を無償化した。
→坂戸市については承知しているが、武蔵野市については見ていない。
〇パブコメの意見は基本計画に反映されるのか。
→内容によって反映させる。例えば、最初にあった搬入路の話などは反映させるつもりであるが、大きな変更は難しいと考えている。
〇分散型よりも集約型の方がコストはかからないのか。
→施設を分散させると各施設に職員を配置する必要があり人員的なコストもかかるため、1か所の方がコストはかからない。市域が広くて交通事情が悪い場合は分散させる必要もあるかと思うが、熊谷の場合は地の利が良く短時間で配送できるため、1施設で対応できる。
〇少子化と統廃合に伴い必要な食数も減っていき、自校式であれば統廃合後の学校の給食室を使えばよいが、大規模センターではどのような見通しを立てているか。
→最初の15年間の運営期間で3,000食程度減る想定が出ているが、学校給食以外に提供することなどを考える可能性もあると思う。自校式では統廃合によりむしろ人数が増えるため、改造が必要になる場合もある。 
〇モデルプランはどのような向きか。配送トラックの動線は。
→敷地の真ん中に建物が建ち、モデルプランの右側が北側となる。配送トラックは構内では一方通行で周回する。
〇用水路はどうなるのか。給食センターに面している部分の管理はしてほしい。
→新センターの手前で北側に曲がり、敷地に沿って東側に流れていくように付け替える。センターの敷地内は市が管理することになると思われる。
〇現センターの委託は何年までどこの会社が行っているのか。また、新センターの業者は決まっているのか。
→現センターは東洋食品が令和9年度末まで。新センターの業者は令和7年度に決まる予定。
〇夏休み以外にも解体工事は行われるのか。粉塵が心配。
→夏休み後も防塵対策を実施して解体する。また、新センターでは空調を完備するため密封される。

令和5年10月1日(日曜日)14時から

【場所】スポーツ・文化村「くまぴあ」創作展示棟 創作ルーム401
参加者0人のため中止

江南地区

令和5年10月5日(木曜日)18時30分から19時10分

【場所】江南公民館 会議室A
【参加者数】3人
【主な質疑応答】
〇自校式の良さとはどういうものか。
→自校式の良さはパブコメでも意見を聞いていきたいが、これまで出てきているのは、温かい給食、調理員との触れ合い、給食の匂いが主なものと考えている。温かい給食については、食缶の性能が向上していて2時間以内の喫食であれば出来立ての温かさを保ちながら運べるようになっている。調理員との触れ合いについては、給食センターの見学に来た際に触れ合えることはもちろん、学校のDXも進んでいるので、給食センターと学校を映像で繋いで交流することなども考えている。匂いについては難しい。給食が届いてから匂ってくる程度。
〇現センター解体後の敷地についての構想はあるのか。
→従業員と配送トラックの駐車場にする予定。現在の従業員駐車場はくまぴあのテニスコートがある場所なので、くまぴあの一部として活用するなどまた別で議論が必要になる。
〇災害対応とはどのようなことか。
→炊出しを想定している。3日分程度の米を備蓄できるようにするので、それを提供できると考えている。米を備蓄している市有施設は他にない。パブコメでもアイデアを募りたい。
〇地場産の野菜を活用できるか。生産者との交流など食育面に関してもどう考えるか。
→現在も地産地消を進めているが、まとまった数を揃えるのが難しいのと、価格が高いことが課題になっている。また、現在は納品先が多いためJAとしては納品の対応が難しいようだ。新センター整備後は納品先が1箇所となるため、納品しやすくなると思われる。また、設備面でも、不揃いのものでも処理できる機器を整備したり、貯蔵室を作って地場産の根菜類などを貯蔵できるようにしたりすることも考えられる。JAとの協議を始めているほか、農水省の地産地消コーディネーターを派遣してもらうことも決まっており、相談しながら進めていく。学校で作った野菜などは給食ではなく放課後教室などで使っていくことになるかと思う。センター受配校は現在もそうしている。
〇地域循環型社会に貢献とはどのようなことか。
→給食の残渣や野菜の切れ端を堆肥化することを考えている。現センターでも一部行っているが、これを全市で取り組みたい。
〇給食費の無償化も見据えているか。
→現時点では無償化までたどり着けるかわからないが、コスト削減により財源を増やしていけるということもあるので、そのようなことも考えていければと思う。
〇建設候補地は農地だが給食センターの建設は可能なのか。
→可能である。

令和5年10月7日(土曜日)10時から10時30分

【場所】江南公民館 会議室A
【参加者数】1人
【主な質疑応答】
〇3献立とする理由は。
→食中毒等が起きた場合のリスク分散と、食材を確保するため。
〇3献立だと行事食の日がずれてしまうのか。
→現在はずれないように同じ日に3種類の行事食メニューを作っている。

令和5年10月7日(土曜日)14時から15時

【場所】江南公民館 会議室A
【参加者数】3人
【主な質疑応答】
〇なぜ給食施設を1箇所に集約するのか。1箇所だと災害や食中毒などがあったときに心配がある。また、1箇所に大規模センターを作るとまた40年後に同じ話になる。何箇所かに分散させれば少子化したときに縮小や一部閉鎖することで対応できる。また、自校式があれば災害時にも各学校で炊出しができて重要と思う。給食センターも分散させれば各センターで炊出しできる。府中市は20年ほど前に大規模な給食センターを整備する一方で、東西南北に1校ずつ自校式も残していると聞いたことがある。必ずしも全市で公平でなくても良いのでは。
→食中毒に関しては再三再四の注意により、これまでセンターでも自校式でも起きていない。新センターにおいても現在の厳しい衛生基準を守ることで、発生しないようにする。また、3献立を作りリスクを分散する。個別施設計画では熊谷と江南に1箇所ずつ整備することになっているが、道路事情も良くなっていて1箇所から全ての学校に配送可能という結果が出て、1箇所のセンターでやっていけると判断した。15年スパンの運用を考えているが、最初の15年の運用が終わったときに、老朽化具合を見てまた他の場所に建て替えるのか、分散して整備していくのか、議論がなされると思う。2箇所のセンターを整備するとなると、1箇所が6,000食から7,000食規模になるが、それでもそれなりに広い敷地が必要になる。給食センターは食品工場に分類されて建設できる地域も限られる。今回の用地選定でも何年もかかった。全ての施設が老朽化しているので、熊谷市としては全ての子に公平に一気に安心安全な給食を提供できるようにしたいという考えがあった。
〇給食センターを1箇所にして遠くまで運ぶのは心配がある。夏場は配送時間が長いと食中毒の心配もある。できるだけ早い配送で基準時間内の提供をお願いしたい。江南地区は荒川を挟んでいるので、災害時も分断されないか不安がある。災害時の炊出しはどのように行われるのか。
→現在は自校式の給食室での炊出しは想定していない。専門的な機器のため、一般の方が操作することはできない。ガスを使用するので、安全面の懸念もある。現状だとまずは小学校の防災倉庫に備えている防災用の調理器具を使用して炊出しを行うことになっている。まずはアルファ米を使用し、その後でいわゆる炊出しを行うが、新センターでは3日分くらいの米を備蓄するので、それを炊出しできていない地区に配送するなどできると思う。国土強靭化計画では、防災機能を持たせた給食センターを整備することとなっている。
〇今は衛生管理基準を満たしていないという説明を聞いて不安になった。どういうところが適合していないのか。また、新センターで食数が増えてどのように対応できるのか不安に思った。アレルギー対応はどこまでしてくれるのか。
→アレルギー対応をどこまでするのかは来年度の検討事項。市内の子どもたちのアレルギー状況を勘案して、設備もどのようなものが必要かなど検討していく。衛生管理基準が厳しくなっていく中で、既存の給食施設は基準に適合しなくなった。例えば部屋を壁で区切るなど、新しい基準ができた。それらの基準を満たすには建て替えが必要。
〇食育での自校式の良さを取り入れるとは何か。また、食育スペースとはどのようなものか。
→食育スペースについては、パブコメの意見や来年度の専門家等との議論の中で検討していくが、現在考えているのは、見学スペースを設けたり、学校と給食センターを映像で繋いで触れ合いをしたりできればと考えている。また、それ以上に良い意見があれば取り入れていきたい。自校式の良さはパブコメで意見をいただくことを期待している。
〇既に新センターの敷地も検討しているので、自校式という選択肢はないのか。それはコスト面か。
→自校式の選択肢はない。自校式の給食室が整備できない学校があり自校式の計画が行き詰った。
〇建てられる学校だけ自校式にして建てられない学校はセンターにすることはないのか。
→公平性の問題がある。

妻沼地区

令和5年10月11日(水曜日)18時30分から19時20分

【場所】妻沼中央公民館 大会議室
【参加者数】8人
【主な質疑応答】
〇アレルギー対応は、現在は卵除去食のみで今後はそれ以上の対応をするという話だったが、具体的にはどのように対応する予定か。
→現在はアレルギー専用室がないため卵除去のみの対応となっていて、卵以外のアレルギーを持っている子には弁当を持参してもらうなどしているが、新センターでは専用室を作るので様々なアレルギーに対応することができる。対応するアレルギーの種類については、子どもたちが持っているアレルギーを調査して検討していく。
〇アレルギー対応食はどのくらいの数を目指しているか。
→基本計画27ページに記載しており、全体の1パーセント、130食程度を想定している。
〇自分は子供を3人育てて給食センターを3回見学したことがあるが、自校式の方が良いと思った。出来立ての給食はおいしくて、食育にも良い。おいしい給食を食べて育った子と、給食を残して育った子とでは、育ちが違うのではないか。口から入るものは人格をも形成するほど重要と思う。アンケートを取るなどして先生、子ども、保護者など、もっと当事者の声を聞いた方が良いと思う。
→熊谷市としては、センター方式、自校方式、どちらの子たちも元気で健康で、学力も優れた状態で卒業しているため、結果、どちらの方式が優れているという評価はしてない。今後センター方式になるが、自校式をなくして今の古いセンターを残すというわけではなく、新しいセンターを作る。先ほどのアレルギー対応もそうだが、新しい対応をするし、新しい器具で衛生基準を満たしたものにしていく。センターの調理員も自校式の調理員も子供たちにおいしいものを食べてもらうよう一生懸命作っている。センターの給食をおいしいと言って食べている子供もいて、おいしいかおいしくないかというアンケートを取るつもりはない。新しい給食センターを作っていくに当たっては、パブコメ等で意見をいただいて、取り入れていきたい。
〇現在の施設が学校給食衛生管理基準に適合していないところは主にどのようなところか。
→例えば、基準ではそれぞれの工程を行う部屋を個室にして一方通行とすることが求められている。また、室温は25度以下に保つことが基準となっているが、空調設備がなく、スポットクーラーや扇風機で対応している。温度管理をするためにも部屋が仕切られている方が好ましい。更に、ドライシステムという、床を濡らさない対応が求められているが、一部は床にグレーチングを作るなどして対応している。
〇地域循環型社会に貢献とはどのようなことか。
→給食の残渣や野菜の切れ端を堆肥化することを考えている。現センターでも一部行っているが、これを全市で取り組みたい。
〇サービス格差という表現に関して、格差だと優劣がある印象を受けるがどういう意味か。
→給食費や給食の内容が異なっていることを意味している。合併したときに給食費を統一したかったが、食材の仕入れが地区毎であるためできなかった。センターは食材を大量購入できるので給食費が抑えられるが、自校式は比較的少量の購入となるため高くなってしまう。給食費を検討する会議の中でも、学校からは給食費の統一は難しいという意見があった。ご飯についても妻沼地区では持参となっているが、市としては全市で統一したい。

令和5年10月14日(土曜日)10時から10時35分

【場所】妻沼中央公民館 大会議室
【参加者数】4人
【主な質疑応答】
〇この計画は決定事項なのか。私たちは子供たちのことを第一に考えて署名活動や議員さんへのお願いをしてきた。自校式のメリットの方が大きいと考えているが、そのような意見は切られてしまい、決定事項なのか。
→給食センターを整備することと自校式を給食センターに統合していくことは決定事項。給食センターの運用については、意見を取り入れて自校式の良さを取り入れていく。
〇災害時にセンターまで歩いていくことは難しい。自校式があれば避難所の学校まで歩いて行って炊出しができるのではと思う。
→現在の防災計画では自校式の給食室で炊出しをする想定はない。専門的な機器のため、一般の方が操作することはできない。ガスを使用するので、安全面の懸念もある。現状だと小学校の防災倉庫に備えている防災用の調理器具を使用して炊出しを行うことになっている。まずはアルファ米を使用し、その後でいわゆる炊出しを行うが、新センターでは3日分くらいの米を備蓄するので、それを炊出しできていない地区に配送するなどできると思う。
〇温かい給食は提供できるのか。
→食缶の性能が向上しているため、提供可能。2時間以内喫食は厳守していく。
〇食育の推進とは。
→パブコメ等で意見を集めていくが、調理員との触れ合いという意見をよく聞く。学校と給食センターをオンラインで繋いで調理の様子を見てもらったり、調理員と会話をしたりすることを考えている。設備面では、見学スペースや地場産物の展示スペースなどを作ることを考えている。また、栄養士や食育主任の教諭等が学校で食育指導を行っていく。
〇地域循環型社会に貢献とは。
→給食の残渣や野菜の切れ端をた堆肥化することを考えている。現センターでも一部行っているが、これを全市で取り組みたい。
〇令和10年の供用開始時に大里と妻沼もセンターに一本化するのか。
→そのとおり。

令和5年10月14日(土曜日)14時から15時05分

【場所】妻沼中央公民館 大会議室
【参加者数】22人
【主な質疑応答】
〇食育の推進についての説明があまりされていない。自校式の良さとは何か。妻沼の小学校では子供たちのために色々なことをやっていると聞いている。そういうものを取り入れるなら明確に書いてほしい。民間に任せて教育委員会不在ではそのようなことをどうするのか。
→食育については市が行うこととなっている。現在も食育は市が責任を持って行っている。栄養士や食育主任が中心となり、担任も行っている。今回は施設の整備計画であるため、食育を行うことができる施設ということで設備面について記載した。ソフト面についてはこれまでのように食育を続けていき、時代に合わせて新しいことも取り入れていく。自校式の良さとして挙げられる調理員との交流については、学校と給食センターをオンラインで繋いで交流できるようにすることを考えている。その他、熊谷の地場産物を紹介するビデオを作ったり、給食センターの中に見学スペースや食育スペースを作ったりする。パブコメでもアイデアを寄せてほしい。
〇給食センターの管理は民間に任せることになると思うが、食育は考えていかないといけない。妻沼小では自分たちで野菜や米を作って給食で食べている。そういうことは貴重な体験で重要と思う。施設を効率的に安く作るだけでなく、食育なども大切と思うので、そういうことも幅広く盛り込んだ基本計画を作ってほしい。
→食育や献立作成はこれまで同様市が行っていく。現在のセンター受配校でも農業体験を行っているので、地域の方々の協力を得て続けていきたい。
〇資料に担当部署が書かれていないが教育委員会か。担当部署は明確にしてほしい。
→教育委員会の教育総務課が担当である。食育については学校教育課も関係してくるが、施設整備の基本計画に関しては教育総務課が担当している。
〇施設が変わったことによって、給食をどのくらい食べて残食がどのくらいあるかなど心配である。
→食べる量については国が定める栄養価を満たせるようしている。献立などは公開しているので見てコメントいただければと思う。
〇市の業務に食材選定があるが、市内産食材をメインに扱う予定か。
→市内のものを優先的に使っていきたい。
〇その中で、国の政策としてもオーガニック、有機野菜を使っていくというものがあるが、それは視野に入れているか。
→現在はオーガニックの食材は入れていない。
〇入れる予定はないか。
→金額等も勘案しながら検討していく。
〇検討には挙げる予定か。
→新しい施設を作るに当たってどういった食材を使うかを検討していくので、その中で検討していく。他市でも取り入れているところも出てきているので、注視して考えていく。
〇新しいセンターを作る作らないの前に市の戦略が必要と思っている。国でも環境省がオーガニック宣言というものを推進している。それと絡めて給食もオーガニック化するなど、市のアピールポイントになると思うが考えているか。
→オーガニックについてはその点は考えていない。
〇考える予定はないか。それを絡めていくことが市民の納得感を得られるポイントと考えているがどうか。
→検討課題としたい。
〇新規就農対策についても、食材調達の面で絡められると思う。縦割りの中で相談が難しい部分もあるかと思うが、新規就農者が有機野菜を作ってそれを必ず買い取るという約束があれば、その農業者は食べていけて良い循環が生まれると思う。自分も実際に農業をしているがお金がすごくかかる。熊谷市も国と連携しながら色々な就農対策をしているが、なかなか自立は難しく、うまくいかないケースが多いと聞く。縦割りではなく農業部局と連携してやってほしい。そこにオーガニックも絡めていく。横串を刺したようにやっていってほしいと考えているがどうか。
→新規就農者からの受け入れについて、できることならやっていきたいと答えたいところだが、生産者の都合や実際どのくらいの収量が得られるかわからない部分があるため、農業サイドとも相談をしながら、実現可能か検討していきたい。
〇農業サイドとの意見交換は重要と思っている。熊谷市がどう見られるかについて注目度が高いと思う。給食センターを作る作らない以前に横串を刺した検討をしてほしい。その予定はあるか。
→今のところはない。
〇今のところはないがやる予定はあるか。
→意見をいただいたので考えていきたい。
〇意見を言う場があれば民間の人間も入れて意見交換がしたい。熊谷市には知恵を持っている方々はいるし、新規就農でどういうことが必要かとか、オーガニックを取り入れるためにどういうことが必要か、子供たちの安心安全な食を担保するにはどうすればよいか、既に行われていることもある。市民の知恵も借りてほしいがどうか。
→食材の調達に関しては、給食費の値上げをしていて来年度の給食費についても検討をしているところ。そこに来て猛暑で農産物がとれないというのもあり、既存の食材業者もなかなか食材を入れられない部分があるので、安定した食材供給が危うくなってきている時代だと思う。契約栽培などをして間違いなく納めてもらいこの給食費でやれるのが理想と思うが、難しい部分もある。知識を持っている方々から意見をもらえる場を設けていければと思う。
〇妻沼地区も学校統廃合が進んできて、子供も少なくなってきているので、コンパクトシティというのも理解しているつもりではある。災害対応のセンターができるという説明も分かったが、そのセンターで食中毒が発生した場合や、被災したりして機能しなくなった場合は弁当持参などになるのかと想像するが、リスク回避はどう考えているか。
→地震に関しては、被害の度合いによっては給食を実施できない期間が発生する可能性はあると考える。新しい施設なので、今の施設に比べれば耐震化などもされ安心は増すと思う。食中毒に関しては、衛生管理を徹底しているおかげでこれまで発生していない。衛生管理を徹底した施設を作り、献立を3種類作ることで万が一の時にも全ての給食が被害を受けないリスク回避を行えると考えている。
〇熊谷市として食育に関するビジョンはあるか。そのようなビジョンを出してほしい。
→現在出しているものはない。
〇妻沼小出身の友達が死ぬまでにもう一度食べたいものは妻沼小の給食と言っていた。そういうのはあった方が良いと思う。妻沼小では全国レベルの先進的な食育をしていると聞いていた。そのようなものを失ってしまってよいのか。妻沼小の食育の実績から熊谷市全体が学べるものは計り知れない。そうやって子供たちが育って、人格形成にもなると思う。
→自校式の調理員に今の話を伝えたいと思う。そのようなノウハウを活かしていき、将来的には死ぬ前に熊谷の給食センターの給食を食べたいと言ってもらえるような給食を作れるセンターを作りたい。
〇倒産隔離、レンダーによるモニタリング、地域循環型社会に貢献とは。
→PFIでは、設計、建設、運営等の事業者が合同で会社を設立して金融機関から融資を受けるため、金融機関(レンダー)による各事業者の監視(モニタリング)がされる。事業者の中に倒産する会社が出た場合には、金融機関がその事業者の代わりの事業者を見つけてきて交代させることにより、倒産の影響を回避して給食事業が止まらないようにする。従来型手法だと個別契約となるため、いずれかの事業者が倒産すると給食事業が止まってしまう。地域循環型社会については、給食の残渣や野菜の切れ端を堆肥化することを考えている。現センターでも一部行っているが、これを全市で取り組みたい。
〇地域循環型という概念を広げると地産地消も入ってくると思うので、実現できると良いと思う。地産地消についても運営の方針に入れてほしい。
→考え方の中には入っているので、文章化できるか検討する。
〇建築資材の価格上昇は勘案しているか。
→価格上昇を想定して、令和7年度の見込価格で計算を行っている。現在よりも高い価格を設定して計算している。
〇BTOでは15年契約をするのか。その後はどうするのか。
→15年契約をし、契約終了後に大規模修繕などを行うことを想定しているが、大規模修繕を自前で行うかその後の業者に任せるか検討することになる。
〇15年の間、市は運営に関わるのか。
→センターにも栄養士を始めとした職員を配置して関わっていく。

大里地区

令和5年10月17日(火曜日)18時30分から19時20分

【場所】大里コミュニティセンター 東棟ホール
【参加者数】6人
【主な質疑応答】
〇自校式の給食室を作れない学校とはどの学校か。
→大幡小、富士見中、吉岡中、江南中の4校。
〇食材はどのように仕入れているのか。市内産の野菜等はどのくらい使用しているのか。
→基本的には地元の農作物を使うという方針でやっているが、価格面、数が揃わないなどの課題がある。市内産が入れられなければ県内産となる。給食センターについては複数の業者で市内産を優先に見積合せをして決めている。自校式は各学校で発注している。米は100%市内産を使用している。3割程度が市内産となっている。
〇新センターの従業員は何人くらいを想定しているか。
→栄養士の数は今後の検討になるが、調理員と配送員で100人程度を想定している。
〇従業員は現在の自校式のように市が雇用するのか。
→現在の給食センターの従業員は運営を委託している会社が雇用している。新センターでも運営会社が雇用することとなるが、地元で雇用をすることを契約の条件に入れるつもりである。また、現在のセンター受配校にいる、届いた給食や牛乳の仕分けなどをする給食補助員という職員を、新たに自校式からセンター方式に移行する学校に配置することになるが、それは市が直接雇用する。
〇自校式の良さとはどういうものか。
→自校式の良さはパブコメでも意見を聞いていきたいが、これまで出てきているのは、温かい給食、調理員との触れ合い、給食の匂いが主なものと考えている。温かい給食については、食缶の性能が向上していて2時間以内の喫食であれば出来立ての温かさを保ちながら運べるようになっている。調理員との触れ合いについては、給食センターの見学に来た際に触れ合えることはもちろん、学校のDXも進んでいるので、給食センターと学校をオンラインで繋いで交流することなども考えている。匂いについては難しい。給食が届いてから匂ってくる程度。
〇給食をお弁当箱に詰めて外でみんなで食べる青空給食という行事を行っているが、センター方式になるとできなくなるのか。
→やり方次第と思うが、センター方式の学校でも同様のことをやっている学校はある。
〇民間事業者の参入可能性調査結果に、「市内企業との協働に賛同する一方、市内企業の参画に係る詳細な条件規定に関しては反対する意見が多数あり」とあるがどういう意味か。
→事業者を募集する際に、応募グループに市内企業を入れることを条件にすると参画のハードルが上がるため反対する意見が多くあったという意味で、市内企業を入れることを条件にするのではなく、市内企業を入れることで選考時の点数が上がるようにしてほしいという声があった。
〇給食室を作ることができない4校について、敷地調査をしてAからC評価をつけたときに「実施は困難」という記述はあったか。その資料を見たが、「より詳細な検討を要する」と書いてあった記憶がある。富士見中ではバレーボールコートがどうとか、ただバレーボール部はもうやっていないというような記述があったと思う。「できない」と明確に書いてあった記憶がなく、「より詳細な検討を要する」という記述だったのではないか。また、AからC評価が付けられていてCの学校が他にもっとあったと記憶しているが。
→先ほどの4校はCの下のD評価である。D評価にも「更に詳細な検討を要する」と書いているが、検討内容とはプールを撤去すれば建設可能など、早期に実施することが現実的でないものである。富士見中もプールを撤去すれば可能というものだが、難しいと考えている。
〇自校式ができない学校は近くの学校で補うことはできないのか。
→いわゆる親子方式というものになるが、親子方式の親となる学校の給食施設は給食センターと同じで食品工場に分類され、建設できる地域の規制が厳しく市街地の学校では難しい。
〇親子方式ができる学校はないということか。
→親子方式は親の学校では自校式、子の学校では給食センター方式のようになってしまい学校間の公平性が担保できないため、採用されなかった。
〇敷地調査の中で、こことここは親子方式ができるという記述はあると承知しているが。
→先ほど申し上げたような課題もあり親子方式については詳細な検討を行わなかった。給食方式を統一したいということもあった。
〇親子方式を外した一番の理由は。
→親子方式だと、親の学校は自校式と同じことができるが、子の学校は給食センター方式と同じ運用となり、今の熊谷市と同じように自校式とセンターが混在しているような状態となり学校間の公平性が担保できない。前提として同じ給食方式でやりたいというのがあった。
〇格差をなくすと言っているが、保護者から妻沼と大里は自校式でずるいという声はあるのか。
→給食費と妻沼のご飯持参について意見をもらうことがある。
〇給食費はどのくらい差があるのか。
→小学校は熊谷・江南が1食264円、大里が277円、妻沼が249円なので、大里と妻沼で1食28円の差があり、月額だと450円変わってくる。妻沼はご飯を家から持参してもらっているのでその分安くなっている。自校式は仕入れる量が少なかったり、業者が近くになく配送費がかかるため高くなったりしている。妻沼もご飯を出せば大里と同じくらいの金額になる。
〇これまでの説明会で出た質疑応答を見ることはできるか。
→市のホームページに掲載する予定。パブコメもホームページに掲載する。

令和5年10月22日(日曜日)10時から11時10分

【場所】大里コミュニティセンター 東棟ホール
【参加者数】9人
【主な質疑応答】
〇新センターは水害対策で床は高くするのか。
→ハザードマップでは水害の心配はない地域だが、配送トラックを付ける関係もあり周囲よりも高く作る。
〇電気は高圧受電になるかと思うが、ケーブルがパンクするということが一般的にある。1本のケーブルだとトラブルがあったときに復旧するまでに時間がかかるので、2回線受電など考えているか。
→基本的には調理は都市ガスを使用する予定で、災害時は都市ガスで発電できる仕組みもガス会社から提案を受けているが、防災対策としてそのようなことも検討していきたい。
〇20万人規模の都市で1箇所の給食センターでやっているところはあるのか。
→現センターも稼働当初は献立数こそ少なかったものの、2万食以上作っていた。県内だと最近、久喜市や川越市が12,000食のセンターを整備しており、最も大きいところだと東京都府中市が22,000食のセンターを整備している。他にも1万食以上の例は多くある。
〇1箇所のセンターとした場合、食中毒の対応はどのようにするのか。
→小学校2種類、中学校1種類の合計3種類の献立を作りリスクを分散する。そもそも食中毒を起こしてはいけないので、現在よりも衛生管理の厳しい施設を整備した上で、再三再四注意を行っていく。
〇地産地消ができれば地元の農家が助かるが、規模が大きくなると地場産物を入れづらくなるのでは。
→現在も地産地消を心掛けているが、数量で難しい部分があり、市内産が入らなければ県内産、県内産も入らなければ県外産となっている。妻沼はご飯持参なので不明だが、他の地区は米に関しては100パーセント市内産を使用している。給食センターでは見積合せで価格の低いものを仕入れているが、市内産を指定した際は価格にかかわらず市内産を優先的に使っている。結果的に大量購入できる点もあり給食センターの方が地産地消率は高くなっている。自校式だと学校毎に食材を購入していて、地元産がなく、地元産を諦めている部分もあるようだ。
〇野菜については高くても市内産を使うべき。作っていないなら仕方ないが、地元で作っているのであれば使うべき。そうしないと地産地消は不可能。
→食材費は給食費としてそのまま保護者負担となるため、高くても地元産を使うのがいいのかは保護者の意見も聞いて検討が必要。現在は食材価格の高騰が続いているので、高騰分について公費で負担している。地産地消については価格だけでなく量の問題もあるので、農業セクションとも相談しながら進めていきたい。今後は一括購入となってくるので、食材を集める体制は考えていけると思っている。購入体制が変わってくるので検討事項は多々ある。契約栽培ができればよいが、その農家が必ず入れてくれるという担保が取れるかという問題もある。
〇自校式の良さを取り入れるとはどういうことか。
→自校式の良さは、温かい給食、調理員との触れ合い、給食の匂いが主なものと考えている。温かい給食については、食缶の性能が向上していて2時間以内の喫食であれば出来立ての温かさを保ちながら運べるようになっている。調理員との触れ合いについては、給食センターの見学に来た際に触れ合えることはもちろん、学校のDXも進んでいるので、給食センターと学校を映像で繋いで交流することなども考えている。また、センター内に食育スペースを設ける。匂いについては難しい。
〇自校式の学校では給食だよりで食に関する色々な情報を教えてもらっているが、センターになるとなくなってしまうのか。
→給食だよりはセンターでも発行しているので続けていく。また、ホームページでも発信していく。
〇災害時は給食はどうなるのか。橋を越えなければいけないので、復旧まで待たないといけないのか。
→市内交通インフラがどうなるかだが、給食が止まる可能性もあるので課題と考える。
〇自校式の方が金額がかかるという話だが、市内全体を自校式にするといくらかかるのか。
→新センターの整備費は約76億円の試算。一方で自校式については、最近の調査で長野県松本市が試算した例だと、自校式1校4億円程度。4億円×44校で176億円程度の整備費用がかかり、建設費だけで新センターの整備と15年間の運営・維持管理費まで入れた金額と同等になる。自校式の場合、現在3名から7名の調理員を配備しているが、これを44校に配備すると200名以上になる。新センターでは配送員を含めて100名程度を想定している。
〇現在は卵除去のみという話だが、今後アレルギーはどのくらい対応する予定か。
→卵除去のほかに牛乳も対応している。他のアレルギーに関しては家から代わりのおかずやお弁当を持参してもらっている。新センターでは専用の調理室を作り、代替食を作る。
〇現在アレルギーの対応をしている子は何人くらいいるか。
→牛乳を飲んでいない子は約90人、卵除去は約50人、代わりのおかずやお弁当持参の子は約15人。新センターでは130食程度の対応食を作る予定。
〇災害時に炊出しができるということだが、どういう人が炊出しをしてもらえるのか。市内全部に運ぶのか。
→3日分程度の米を備蓄する。どの避難所も最初は防災倉庫に備蓄しているアルファ米を使用してもらう計画となっている。その後、食糧が足りない避難所にセンターで備蓄している米を運ぶこととなる。現在の自校式では毎朝食材を納入してもらってその日のうちに使用しているので、食材の備蓄は行っていない。
〇米の備蓄3日分程度とはどのくらいの量なのか。
→1日分が2献立分の9,000食なので、9,000食×3日分で27,000食分程度の予定。
〇作ってから2時間以内喫食となっているが、例えば江南南小では、10時5分にセンターを出発して10時25分に江南南小に到着となっている。運ばれてきた食缶は学校内に放置されるのか。
→10時25分に江南南小に到着するのは食器コンテナで、その後センターに戻って食缶コンテナを載せて11時7分にセンターを出発して11時27分に江南南小に到着することになっている。運ばれてきた食缶はコンテナに入れたまま配膳室で保管される。
〇自校式を望む声が多くあり、以前は自校式という計画だったが、途中でセンター方式に舵を切った。この判断には自信を持っているか。深谷市は自校式だが、コスト面など色々なものを考慮に入れると良くないということになるのか。
→市としてはどちらの方式が優れているという考えはない。どちらの方式で育った子にも食育をしっかり行っており、学力も同じく高い状態にある。熊谷市の場合は旧熊谷市がセンター方式で、深谷市は反対に旧深谷市が自校式であり、推測になってしまうが深谷市にとってはセンターを新たに整備する方がコスト高であり、熊谷市は逆で、自校式を整備していくよりもセンターを整備する方がコストや時間の面で優位であった。
〇現在自校式で働いている調理員はどうなるのか。
→調理員に関しては、今回の基本計画策定後に話し合いをしたいと考えている。センター方式に移行すると、現在のセンター受配校にいる給食補助員という、届いた給食や牛乳の仕分けなどをする職員を現在の自校式校に配置することになる。給食補助員になってもらうか、新センターで働くということもできるよう、事業者を選定する際に現在の調理員を雇うことを条件としてやっていきたい。調理員の希望も聞きながら検討する。
〇新センターができるすぐ後に統廃合を予定している市田小は統廃合まで自校式を続けるのか。
→今回の計画は令和10年度以降の統合計画は勘案していない。令和10年度に全校センター方式に移行する予定。
〇給食費の無償化も小さい自治体から始めているところもあるが、熊谷市はどうか。無償化した場合はいくらかかるのか。
→県内の市では今年度から坂戸市が無償化を実施した。本市でも無償化についての検討はしている。現在は多子世帯の支援として第三子以降の無償化をしているが、全て無償化した場合は約7億円かかる。給食費を値上げすれば更にかかり、その金額を毎年支出していくことは厳しいところがある。また、今年度は食材費の高騰分の公費負担を行っている。
〇第三子以降でなく第二子以降ということはあり得るか。
→第二子以降だと対象者数が大きく増え金額も大きくなる。まずは経済的負担が大きい世帯から支援をしている。低所得世帯は就学援助で給食費は無償となっている。センターの建設と給食費は関係してこない。
〇新センターで民間業者が入るが、最近ニュースであったような業者の倒産の影響を受けないとはどういうことか。また、PFIはサービス購入型か独立採算型のどちらか。
→PFIでは金融機関が事業者のモニタリングを行い、グループ内に倒産する事業者がある場合には別の事業者と交代させるため、給食事業が個々の事業者の倒産の影響を受けないようにすることができる。PFIの方式はサービス購入型。
〇SPCと契約をするときに食材は市内から調達することを条件に入れてほしい。民間企業は利益を追求してしまう。だからこそ効率的な運営ができるのだと思うが、企業の利益でなく子供たちのため、監視をしっかりしてほしい。
→食材の選定・調達は市が行うので、地産地消は進めていく。

令和5年10月22日(日曜日)14時から15時20分

【場所】大里コミュニティセンター 東棟ホール
【参加者数】5人
【主な質疑応答】
〇災害時や地産地消の面でも良く、そのようなものがなくなると人も住まなくなってしまう。さいたま市では全市で自校式を整備した。コスト面の話もあるが、食は大事であるため、子供の育ちを考えてほしい。現在自校式があるところは廃止しないでほしい。
→合併によりセンターと自校式が混在しているが、どちらも食育をしっかり行っていて学力も高いので、どちらが優れているという考えはない。温かい給食が食べられるよう保温機能の高い食缶を採用し、食育も行えるよう見学スペースを作ったり、センターと学校をオンラインで繋いだりすることを考えている。匂いを伝えられないところは残念である。アレルギーは現在は卵の除去と牛乳を出さない対応をしているが、新センターでは専用室を作ってアレルギー対応を行い、現在お弁当を持参している子でも食べられる代替食を提供する。万が一アレルギー反応が発生してしまった場合については全市統一の対応マニュアルを作ってあり、学校の教職員が熟知し消防にも共有している。災害に関して、新センターは水害の恐れがない地域に建てる。災害時にはどの避難所も最初は防災倉庫に備蓄しているアルファ米を使用してもらう計画となっている。その後、食糧が足りない避難所にセンターで備蓄している米または炊飯したご飯を運ぶこととなる。コスト面に関して、人口が増えているのであれば新たな施設をと考えることもできるが、人口が減っているため今後新しい設備を学校に作っていくと、今の子供たちが大人になったときに負担が大きくなってくることが想像できるので、施設の集約化は考えなければならないと考えている。
〇自校式の良さとは何か。自校式の良さを取り入れると言っているが、自校式には敵わないと思う。
→自校式の良さは先ほどの温かい給食や食育のこと。
〇13,000食を一度に作ると食中毒の心配がある。自校式が無理ならせめてセンターを何箇所かに分けて整備した方がいいのではないか。
→現在までは人の努力により食中毒の発生を防いでおり、調理員や栄養士の努力の賜物と思っている。部屋の温度管理ができない調理場は心配があり、整備するには建て替えが必要である。それを早期に実現できるのが1箇所のセンターを整備することという結論に至った。
〇市田小の給食は10時15分にセンターを出発するのか。
→10時15分出発の便は吉岡小に食器のコンテナだけ持っていき、もう一度センターに戻り10時59分に食缶のコンテナを載せて市田小、吉岡中、吉岡小に配送する。
〇それでも1時間程度ある配送の時間を自校式では調理時間に充てることができて出来立ての給食を食べさせることができるので自校式の方が良いと思う。配送費や車両代、人件費は何費に入っているのか。
→運営費。
〇自校式はその費用はかからない。それも含めて自校式と比較するといくらの差があるのか。
→基本的な考え方として自校式を一部残すという考え方はしていないので、試算をしていない。
〇試算がないのにコストがかかるからと自校式をやめたのか。
→理由はコストだけではない。熊谷市の子供たちに同じ方式で給食を提供するという前提がある。
〇公平にしたいとあるが、給食費が違うのはいいと思うが、地域ごとに違う給食を食べることが不公平ということか。
→給食費も含めてということ。
〇食べるものが違うことの何が悪いのか。
→新センターでも3献立なので、全員が同じものを食べるわけではないが、給食費の関係で、やりくりが難しくなると、地区によっては給食の質を落とすということもあり得る。
〇給食費が統一されると全員が同じ値段になるのか。
→小学校と中学校とでは異なるが、同じ値段に統一される。
〇配送費も含めての値段ということか。
→給食費は食材費であるので配送費は関係しない。
〇モデルプランの中で冷凍庫はどこにあるのか。冷凍食品を使用する量が増えるのではないか、そうすると安心安全な給食はできるのか。
→冷凍庫は検収室か下処理室に置くことになると思われる。現センターでは自校式よりも冷凍食品の使用率は高い。新センターでは新しい機器を整えて、どこまで手作りの調理ができるかは今後栄養士等とも相談していく。
〇卵除去以外のアレルギー対応もするというが今と何が違うのか。一つの部屋で複数のアレルギーに対応することができるのか。
→アレルギー調理を行う専用室を作ってアレルゲンを抜いた代替食を作り、現在お弁当を持参するなどの対応している子にも給食を徐々にではあるが提供できるようになる。
〇新センターは15年しか使わないのか。
→契約を15年で区切り、大規模改修が必要になることが想定されるので、その後の契約方法はその時に検討する。
〇PFIで一括の契約をすると地元の事業者が使われないのではないかと心配している。また、運営会社が関わるとなぜ費用が安くなるのか。
→運営会社が効率的に運営できる設計ができるため費用が抑えられる。
〇地元の野菜を使ってほしい。13,000食分の野菜が一度に納品できるとは思えない。小さく分けた方が入れやすいのではないかと思う。
→現在はセンターの方が大量購入のため地産地消率は高くなっている。自校式だと、配送の関係で納品が難しい部分があるようだ。
〇地元産というのは県内産の事ではないのか。
→市内産のことである。妻沼はご飯持参なので100パーセント市内産ではないと思われるが新センター移行後は100パーセント市内産となる。
〇どのような食器を使用するのか。
→具体的には来年検討していくが、ご飯と汁物用のお椀と、おかず用の皿に分ける。PEN樹脂の食器になると思われるが、意見を聞きながら決める。磁器や木製という意見もあるが、重さや耐久性の課題がある。
〇今回の計画を作るに当たって、アンケートは取ったのか。
→取っていない。市内の給食施設が全て老朽化しているのが課題であり、早急に対応する必要がある。全ての学校に給食室を整備すると15年以上はかかり、その間現在の給食センターを使い続けなければならない。
〇自校式では子供が育てた野菜を使うことができる。子供たちにとって良い学習になる。
→現在のセンター受配校でも、給食ではなく放課後教室などで使用している。給食で取り入れられるかは検討次第かと思う。
〇給食費の上乗せ分は現在公費で負担してもらっているが、今後給食費はどうなるのか。
→食材価格がずっと上がっていて、相応の負担をしてもらうのが給食費なので、上がっていく可能性はある。現場として今の給食費では食材が揃えられないという話になれば給食費改定の検討を行う。現在上乗せ補助をしているが、そういったことは財源を考慮しながら検討していく。
〇災害時に大里はアルファ米で対応となってしまい、センターのある地域は炊出しが行われるのは不平等。点々と給食施設があった方が安心。水害だけでなく地震も多いので、給食室での炊出しができると良い。
→アルファ米は全地域の話。災害の初動時はどこの地域もアルファ米で対応して、その後センターで備蓄している米を使用する。また、災害時に給食室はガス等の危険があるのと扱える人間が少ないので炊出しに使用する想定はなく、全地域で小学校の防災倉庫にある器具を使用することになっている。
〇他のところで災害時に自校式の給食室を使えると言っているところがある。
→災害時に誰が責任を持って炊出しを行うのかというところは難しい。学校にやらせるのかということになる。基本的には誰でも扱える器具を使うということになる。

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