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令和6年度熊谷市学校給食検討委員会

更新日:2024年12月2日

熊谷市学校給食検討委員会の設置について

 この検討委員会は、今まで設置されていた、主に学校給食計画や給食方針等を協議していた「熊谷市学校給食運営懇談会」と、主に給食費について検討していた「熊谷市学校給食費等検討委員会」を統合し、加えて新熊谷学校給食センターに関する協議をするもので、学校給食を適正に運営するために設置しました。
 検討委員会のメンバーは、学識経験者、PTA代表、小中学校長、栄養教諭、養護教諭、学校の食育主任および公募委員により構成されています。

第3回検討委員会について

去る10月29日(火)に第3回検討委員会を開催しました。
はじめに、継続検討事項である、新熊谷学校給食センター移行後に使用する食器について検討し、副食用食器は角仕切り皿ではなく、深皿、小皿を採用することで意見がまとまりました。また、お椀の大きさについて、変更可能と確認が取れれば、中学校のお椀は大きいものに変更することになりました。
また、研修室については、見学スペースと研修室に分かれて見学、学習を行うこととすれば4学級分の受入れが可能であることから、原案のとおり70人収容の研修室を整備することで意見がまとまりました。
次に、新熊谷学校給食センター整備事業審査会の審査委員及び審査会実施予定等について説明しました。
次に、新熊谷学校給食センターの整備工程について、新給食センターが開業するまでの流れについて説明しました。

委員から出された主な質問

・落札者決定基準はどのようなものか。
【回答】現在は基準の案を作っている段階であるが、評価基準の内容や配点の案を作り、審査委員に見てもらって、ここはもっと点数を高くした方がよい等の意見をもらってから、最終的に決定していく。
・落札者決定基準は、他市でも基準があると思うが、そういったものを参考にして作られるのか。
【回答】給食センターのPFI事業は事例が積み重なってきており、そういったものを参考にしながら進めていく。
・新給食センターが立ち上がると、すぐに自校式校はなくなるということか。
【回答】そのとおり。自校式校がなくなって、給食は大里も妻沼も全て給食センターからの配送となる。
・新給食センターの配置イメージは、決定しているということか。
【回答】配置イメージはモデルプランであり、この敷地に13,000食を作る給食センターが建てられるのか等を検討していくためのものである。事業者選定の際には、事業者それぞれが提案してくるので、このとおりになるとは限らない。
・要求水準書(案)の内容は、具体的に調理器をどうするかとか、設計図、人員、地産地消等はどうするのかといったことが盛り込まれているのか。
【回答】そういったものが盛り込まれる予定だが、事業者の提案を引き出す目的があり、こちらで全部指定してしまうと価格競争になるので、そうではなく、PFI事業の特徴として事業者ごとの特色ある提供ができるように、ある程度のものは事業者の提案に委ねるといった内容の要求水準書になる。
・熊谷市の特産として推し進めているロロンかぼちゃや青パパイヤ等もカット業者を入れるとか、手切りを意識してもらって、給食に使うようにすれば地産地消率も上がっていくと思うが、このことは選定基準でも考えてもらえるのか。
【回答】落札者決定基準で、地産地消を進められる設備にできるかどうかというところに配点を高くする等で引き出せると考えている。
・15年間の給食センターの運営ということで、令和10年9月から令和25年7月までとなっているが、年度でいえば3月が年度末で、例えば3月までということはないのか。
【回答】業者が切り替ったりすると、夏休みが一番長い休止期間となるので、そこで新しい業者の研修や準備が進められる。また、15年の運営が終わり、場合により大規模修繕等も必要になると思われるので、そういったことを含め、夏休み期間があった方がスムーズに切替えができるということで7月にしている。

委員から出された主な意見

・すごく長い時間をかけて新しい給食センターができるので、楽しみにしている。
・食器が替わり、お椀を持って、お皿を持って食べるということで楽しみである。また、食物アレルギーも幅広くなると思うが、しっかり対応してもらいたい。
・市内の野菜を使ってもらうためにどういった設計図を引くかということが重要。現給食センターは、カット業者に加工をお願いして持ってきてもらう段階を踏まないと使うことが難しい野菜がある。こういったことが解消されると地産地消率も上がっていくと思う。

まとめ

第3回検討委員会では、継続検討事項について検討を行いました。また、新熊谷学校給食センター整備事業審査会や整備工程について説明を行いました。
また、議事終了後に、給食センターの見学と当日の3献立の給食を試食しました。
第4回検討委員会は、1月20日(月曜日)に開催する予定で、令和7年度学校給食計画等について検討します。 また、要求水準書(案)に関する質問や意見について話し合います。

第2回検討委員会について

去る7月17日(水曜日)に第2回検討委員会を開催しました。
はじめに、新熊谷学校給食センター移行後に使用する食器について検討し、食器はPEN樹脂食器を採用すること、箸類は給食センターで管理することで意見がまとまりました。また、食器の種類については、次回に再検討することになりました。
次に、食育関連設備について検討し、見学通路の設置、オンラインでの見学や交流ができる設備の整備のほか、想定より収容人数を増やした研修室を検討することになりました。
次に、食物アレルギー対応について検討し、食物アレルギー専用調理室を整備することで意見がまとまりました。最初は乳・卵の除去から開始し、順次、対応品目の拡大と代替食の提供をしていくことを想定しています。
次に、防災機能について検討し、移動式煮炊釜やおにぎり成型機を導入するほか、非常食を備蓄することで意見がまとまりました。
次に、地産地消と手作り調理について検討し、地産地消については、JAくまがやとさらに連携し、地場産野菜を活用していくことで意見がまとまりました。また、手作り調理については、手作り調理準備スペースを整備し、フードミキサーや食品成型機、スチームコンベクションオーブン等の必要な機器を整備することで意見がまとまりました。
なお、これらの検討委員会での意見は、この後に組織されるPFI事業の審査会に上げていくことになっています。

委員から出された主な質問

・食缶に入れた汁物の温度と食器の材質ごとの熱の伝わりかたはどうか。
【回答】11月のある程度寒い時期に学校まで汁物を運んだときの中心温度は66.9度だった。新給食センターで性能が向上した食缶を使ったときの想定では71から75度である。食器は、強化磁器食器は熱が伝わりやすく、PEN食器は熱が伝わりにくい。
・現在の卵と乳のアレルギー対応をしている児童生徒数は。また、新給食センターでは食物アレルギー専用の調理室を整備するのか。
【回答】おおよそ50人。アレルギー専用調理室を整備する予定。
・アレルギー対応するのは何品目か。
【回答】安全性を考慮し、まずは卵と乳から始めたい。先進事例を参考に2から3年後に品目を追加したい。
・アレルギー対応食は、子どもたちの命を預かるという重い責任があるが、アレルギー専用の栄養士や調理員は雇用するのか。
【回答】栄養士は専用になる予定。県費職員ではなく、市費職員で専用の職員を付けたい。また、専用の調理員も付けたい。
・アレルギーを持っている子に対して除去食や代替食を全員に提供するのか。
【回答】対応には限界がある。全員が食べられる給食は現実的に難しいので、弁当の持参も想定している。
・熱いスープと一緒にコンテナに入れると思うが、フルーツポンチやサラダ等は、どの程度の温度になるのか。
【回答】最近の水筒のような、保温や保冷に優れた断熱性の高い食缶に入るので、外の温度が中には影響しないようになっており、熱いものは熱いまま、冷たいものは冷たいまま運ぶことが可能である。
・新給食センターでは野菜の納品はどうなるのか。
【回答】品目によって見積合わせを行う。今まで納品してもらっている八百屋等の業者やJA等の落札業者が納品することになるため、市場から入るものもあれば、生産者から入るものもある。

委員から出された主な意見

・食器の材質について、重さの点からいうとPEN食器がいいと思う。
・PEN食器は落としても割れにくく、異物混入も防げる。
・食育の観点から理想は強化磁器食器だと思うが、学校における安全性を考えたときに、PEN食器の方がいいと思う。
・重い強化磁器食器だと給食当番が大変である。楽しみな給食の前に、大変な当番をやると嫌な気持ちが芽生えてしまう。また、運搬や配膳に時間がかかって、食べる時間が減ってしまうのではないか。
・給食の写真やレシピ等をYouTubeやInstagramに載せてもらいたい。地場産の食材のコメント等があるとよい。
・研修室は、学年全体での見学を考慮し、3クラス(100人)くらいは入れるとよい。
・校内で農作物を栽培している学校はたくさんあるので、新給食センターで給食に使ってもらいたい。
・地産地消が進むように、数値目標を決めた方がよい。
・コロッケに地場産のじゃがいもや炒めたたまねぎを入れれば、地産地消が進むと思う。

まとめ

第2回の検討委員会では、実際の整備や運営に関することを主に検討しました。次回は、結論に至らなかったものも含め、引き続き、新熊谷学校給食センター整備について議論していきます。
第3回検討委員会は、10月29日(火曜日)に開催する予定で、現給食センターの見学や給食の試食も予定しています。

第1回検討委員会について

去る5月27日(月曜日)に第1回検討委員会を開催しました。
はじめに、熊谷市学校給食検討委員会設置要綱には、会議の公開、非公開等の規定がないことから、その取扱いについて意見を求めました。
その結果、傍聴人のいる中では忌憚のない意見を出しづらい、会議録の公開については誰が何を言ったか分かってしまうため、やはり意見を出しづらいとのことから、会議は非公開とし、会議録は情報公開条例により公開(個人情報の削除等)することになりました。
また、会議に出た意見等は、条例の範囲内でホームページに掲載することになりました。

次に、以下のことについて委員に説明しました。
○学校給食について
・令和6年度学校給食計画等の概要を伝え、これをもとに令和7年度の計画を策定していくことを説明しました。
○新熊谷学校給食センター整備概要について
・新給食センター整備に向けての状況等を説明しました。
○学校給食費について
・2年続けて給食費を値上げした経緯を説明しました。また、現在の食材価格と給食メニュー等について、県内の給食費の状況等について説明しました。
○学校給食費に関する補助金等について
・令和6年度の給食費値上げ分が公費負担されていることや、第三子以降無償化事業等について説明しました。

委員から出された主な意見等

・給食費の値上げにより、適正な栄養価のメニューが出せている。
・食材はまだまだ値上がりしている段階であり、この先何年も現在の給食費で大丈夫とは言えないので、毎年検討してもらいたい。
・給食費値上げ分を公費負担してもらえることはありがたい。
・いろいろなものが値上がりとなっており、給食費も値上がりとなると大変になってしまうので、値上げ分を市で負担していただけるのはすごく助かる。
・さらに値上げとなれば、給食費が払えなくなる家庭が出てくる可能性がある。
・地産地消や手作りなど、給食費が上がらないような工夫もできるのではないか。

まとめ

出席委員全員に現在の学校給食の状況についてご理解いただき、意見交換した結果、給食費については来年度の値上げは行わないこと、給食費の補助金については来年度も必要なものであり、当検討委員会の意見として市に求めていくこととなりました。

第2回委員会は、7月17日(水曜日)に開催する予定です。新熊谷学校給食センターで扱う食器の種類や材質、食物アレルギー対応、地産地消と手作り調理等について検討します。

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