産学官デジタル研究会「デジくまネクサス」
更新日:2024年9月9日
産学官で熊谷スマートシティやデジタルサービス、データ利活用等について学び・語りあう場、「デジくまネクサス」
産学官デジタル研究会「デジくまネクサス」は、令和6年度から新たに開始した取組です。
「ネクサス」とは「連結」や「繋がり」を表す単語で、「産学官が一体となって熊谷スマートシティの未来について考えよう」という思いが込められています。
「デジくまネクサス」では、毎回異なるシステムベンダー(事業者)を講師にお招きし、「熊谷スマートシティ」が展開するサービスを始め、デジタルサービスの最新情報などを解説いただきながら、データ活用や今後のシステム連携の可能性などのついて意見交換を行います。
令和6年度中に、5回から6回の開催を予定していますので開催予定や開催後のレビュー等をこちらのコンテンツでお知らせします。
また、講師のシステムベンダーが掲載を承諾した資料データも公開しますので、熊谷スマートシティやデジタルサービスについての理解を深めるためにご利用ください。
- 第1回 クマPAY・クマポの概要について ほか(担当ベンダー:TOPPAN株式会社)
- 第2回 コミュニティバスのスマホ回数券について ほか(担当ベンダー:有限会社エイ・ケイ・システム)
- 第3回(予定) 熊谷市LINEポータルアプリ「クマぶら」について ほか(担当ベンダー:日本電気株式会社)
参加対象(一般のかたも参加できるようになりました!)
熊谷商工会議所およびくまがや市商工会関係者、学校関係者、本市アーキテクトおよび一般のかた
第3回から一般のかたも参加できるようになりました!
また、会場は熊谷駅ビル・アズ6階のKUMAGAY PLACE(クマガヤ プレイス)で開催し、その様子をオンライン(ZOOM)でも配信します。
どちらからでも参加が可能です!
第1回 クマPAY・クマポの概要について ほか
開催概要
- 開催日時 令和6年6月5日(水曜日)18時から19時30分
- 開催方式 ZOOM
- 担当ベンダー
TOPPAN 株式会社 - テーマ
(前半)クマPAY・クマポの概要について
(後半)TOPPANの自治体への取組について - 参加人数 26人(主催者含む)
第1回 開催後レビュー
初回は熊谷市の地域電子マネー「クマPAY」とコミュニティポイント「クマポ」のシステムベンダーであるTOPPAN株式会社様を講師にお招きして開催しました。
(注意)当日の資料については、下記に掲載します。
〇前半 クマPAY・クマポの概要について
地域電子マネー「クマPAY」は令和5年11月から、また、コミュニティポイント「クマポ」は令和6年3月からそれぞれ始まった新しいサービスです。
クマPAYは市内の加盟店舗で利用できる電子マネーで、昨年11月から実施した「プレミアム付きクマPAY」は多くの市民が利用し好評だったため馴染みをもちやすいサービスですが、コミュニティポイント「クマポ」は、始まったばかりのサービスなので、参加者の理解はまだ浅い状況と感じられました。
TOPPAN様に、資料を基に両システムの概要を説明してもらい理解を深めていただいた後に、意見交換を開始しました。
参加者からは、「クマポのMPM決済方式とCPM決済方式は、どちらの方が導入店舗が多いのか」、「クマポは換金性のないものと聞いたが、クマPAYとの違いを詳しく知りたい」、「クマポを配布する工夫と並行して、魅力的な使い道を増やすことが重要」、「クマPAYでチップが払えたら面白いのでは」等の意見が出され、有意義な意見交換が交わされました。
特にクマポについては、今後利用者がクマポを活用できる場面を多く用意できるかどうかが、クマポの普及に向けた重要な要素であるという意見が多く出されました。
(注意)クマPAY・クマポについては詳しくは以下のリンクもご参照ください。
〇後半 TOPPANの自治体への取組について
TOPPAN様はスマートシティ政策の先進都市である福島県会津若松市におけるAiCT(アイクト)コンソーシアムに参画されており、特に「教育」と「食・農業」の分野で実装に向けた取り組まれている先進的なデジタルサービスの事例についてご紹介いただきました。
教育分野では、学校と地域の教育支援を促進するサービス「まちスク」、子ども情報連携プラットフォームサービス「まなびのあしあと」について、また、食・農業の分野では、地産地消を促進する需要マッチングプラットフォーム「ジモノミッケ!」について、会津若松市で実装に向け取り組んでいる状況をご説明いただきました。
当日は、教育産業や食品産業に携わるかたもご参加されていたため、「じぶんごと」として捉えていただき、興味深く話を聞いていただけた印象がありました。
本研究会の目的には、熊谷スマートシティについての理解を深めるだけでなく、熊谷の産業界・教育界の皆様に、ご自身に関わるデジタルサービスの知識を持ち帰っていただくことも含まれますので、今回の研究会の議題から何かしらの知見を得ていただけたようであれば意義のあるものだったと感じています。
資料のダウンロード(第1回)
第2回 コミュニティバスのスマホ回数券について 等(担当ベンダー:有限会社エイ・ケイ・システム)
開催概要
- 開催日時 令和6年7月30日(火曜日)15時30分から17時
- 開催方式 ZOOM
- 担当ベンダー 有限会社エイ・ケイ・システム
- テーマ
(前半)コミュニティバスのスマホ回数券について
(後半)位置情報を活用したサービスについて - 参加人数 23人(主催者含む)
第2回 開催後レビュー
第2回はコミュニティバス「ゆうゆうバス」スマホ回数券システムのシステムベンダーである有限会社エイ・ケイ・システム様を講師にお招きして開催しました。
(注意)当日の資料については、下記に掲載します。
〇前半 スマホバス回数券の概要について
コミュニティバス「ゆうゆうバス」スマホ回数券は、令和6年2月から始まったデジタルサービスです。LINEのポータルアプリ「クマぶら」から利用することができ、10回分で1,500円と紙媒体の2,000円と比べてもお得に購入が可能です。
また、購入時の決済には電子マネー「クマPAY」を使用します。これまでは紙媒体の回数券のみでしたが、スマホ上で購入・使用ができるようになった便利なサービスです。
エイ・ケイ・システム様には、資料を基にシステムの概要を説明してもらい理解を深めていただいた後に、意見交換を開始しました。
利用開始から半年近くが経過し、利用データも徐々にたまってきたため、どのような年代の利用者が多いかといったデータもわかってきました。10代の利用が最も多いが、50代以上の中・高齢層のユーザーも一定数いました。
また、半数以上の利用者が2回以上購入しており、サービスが市民生活に根付いてきていることもわかりました。
市役所にとっても、クマぶらと連携したシステムであるため、利用者が利用した路線、バス停、時間帯等のデータの分析により、今後のサービスの充実に活用できるメリットがあります。
(注意)スマホ回数券について、詳しくは以下のリンクもご参照ください。
〇後半 位置情報を活用したサービスについて
後半は、エイ・ケイ・システム様が提供する位置情報(GPS)を利用したサービスについて、具体的な活用事例とともに紹介をいただきました。
まずは、バスロケーションシステム「BUS GO!(バスゴー)」についてです。
BUS GO!は、「目的のバスが今どこを走っていて、あと何分くらいで到着するのかがわかる」システムです。熊谷市のゆうゆうバスはもちろんのこと、県内外のコミュニティバス等で活用が進んでいるサービスです。GPS機能を使って地図上でバスの現在位置が分かるので、ゆうゆうバスをご利用されるかたはぜひご活用ください。リンクを以下に記載します。
次は、位置情報配信システム「doconeel(ドコニール)」についてです。
doconeelは、「端末を積んだ移動体がいまどのあたりにいるのかをリアルタイムに確認することができる」システムです。熊谷市内では、熊谷うちわ祭の山車屋台の位置情報発信に使用されています。お祭り中、まちなか各所に散らばっている山車屋台の位置をリアルタイムに把握することができ、お目当ての山車屋台を見つけるのに役立ったりと、祭りの盛り上がりに一役買っています。
そのほかにも、ラグビーの試合などの大型スポーツイベント時に運航される臨時バスの運行状況確認に使われたり、近年では、成田星宮小学校のスクールバスにも活用され、保護者が子供の乗ったバスの位置を把握できるサービスにも使われるなど、活用の範囲を広げています。
これからの時代、GPSを活用した市民サービスは様々な活用可能性を秘めておりますので、効果的な活用事例が増えていくことを期待したいと思います。
資料のダウンロード(第2回)
第2回資料(エイ・ケイ・システム様)前半(PDF:2,485KB)
第2回資料(エイ・ケイ・システム様)後半(PDF:2,561KB)
第3回 熊谷市LINEポータルアプリ「クマぶら」について 等(担当ベンダー:日本電気株式会社)
開催概要
第3回から一般のかたも参加できるようになりました!
会場は熊谷駅ビル・アズ6階のKUMAGAY PLACE(クマガヤ プレイス)です。
また、その様子をオンライン(ZOOM)でも配信しますので、リアルまたはオンラインのどちらでも参加が可能です。
どなたでも観覧できますので、ぜひお立ち寄りください。
- 開催日時(予定) 令和6年10月1日(火曜日)15時30分から17時
- 会場 KUMAGAYA PLACE(クマガヤ プレイス) (熊谷駅ビル・アズ6階)
(注意)直接会場にお越しください。 - オンライン(ZOOM)参加について オンライン(ZOOM)での参加も可能です。希望するかたにはZOOMの参加IDをお知らせしますので、必ず開催前日までに政策調査課までメール(最下部に問合せフォームあり)または電話(048-524-1111 内線317)でご連絡ください。
- 担当ベンダー 日本電気株式会社(NEC) クマぶら担当ベンダー
- テーマ(予定)
(前半)熊谷市LINEポータルアプリ「クマぶら」の仕組みと活用について
(後半)FORESTIS(フォレスティス)の活用事例について
(注意)FORESTISとは、NECが開発する「LINE」アプリを活用したサービスのことです。「クマぶら」もFORESTISをベースに作られています。
以後の予定
第4回 令和6年11月
第5回 令和7年1月
(注意)担当ベンダーは調整中です。
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