星溪園
更新日:2025年5月15日
星溪園は、明治の初め、熊谷市の発展に数々の功績を残した竹井澹如翁が、元和9年(1623年)荒川の洪水により、西方にあった堤が切れてできたと伝えられる清らかな水がわき出る「玉の池」を中心に別邸を設け、木や竹を植え、名石を集めて庭園をつくり、池亭と呼ばれていました。
明治17年(1884年)に昭憲皇太后がお立ち寄りになり、大正10年(1921年)には秩父宮がお泊まりになるなど、皇族や政界人などが訪れました。
昭和25年、熊谷市が譲り受け、昭和26年に「星溪園」と命名され、昭和29年には市の名勝として指定されました。
平成2年から4年にかけて園内の整備が行われた際には、老朽化の見られた建物は数奇屋感覚が取り入れた上で復元されました。園内には、星溪寮、松風庵、積翠閣の3つの建物があり、お茶会などの日本的文化教養の場として、利用されています。
入園は無料ですが、建物など施設を利用する場合は、有料になります。また、駐車場は6台までですので、満車の場合は、市営本町駐車場をご利用ください。
平成26年10月1日から星溪園内での販売行為等が許可制により可能となりました。詳しくはこちらをご覧ください。
星溪寮
園内樹木の適正な管理について
倒木に伴う長らくの休園にご理解いただき、誠にありがとうございました。
倒木の原因につきましては、周辺のケヤキなどが巨木化して、池周辺の樹木に日が差さないことで、日光を求めて細く高木に成長し、強風に耐えきれなかったものと推察されます。
このため、池周辺の樹木を健全に成長させるため、これまで手を入れられずに巨木化してしまい、枝が周辺に大きく張り出ていたケヤキなどを一度大きくせん定し、新たな枝が出てきましたら再度樹形を整え、持続可能な維持管理ができるようにしていきます。
なお、クスノキにつきましては、水分が足りず、上部半分程度が枯れてしまい、また、エノキにつきましては大きく南側に傾き倒木の恐れがあるため、安全に配慮し、こちらも大きくせん定しました。
引き続き、管理の行き届いた庭園となるよう進めてまいりますので、ご理解、ご協力の程、よろしくお願いします。
【社会教育課(江南文化財センター)・公園緑地課】
利用案内
- 開園時間:9時から17時まで(11月1日から2月末日までは、9時から16時まで)
- 休園日:月曜日と12月27日から1月4日までの年末年始(ただし月曜日が休日の場合は翌日になります。)
- 所在地:熊谷市鎌倉町32番地(JR熊谷駅から徒歩約18分、秩父鉄道上熊谷駅から徒歩約3分)
駐車場は6台分ですので、満車の場合は市営本町駐車場をご利用ください。市営本町駐車場は令和7年4月1日から料金が下がりましたので、ぜひご利用ください。
星溪園の使用に関するお問合せは 熊谷市立江南文化財センター(電話:048-536-5062 平日のみ)または 星溪園(電話:048-522-9389)までお願いします。
利用の手続
庭園は、休園日を除く開園時間内に、予約なしで入園・見学することができます。
施設を利用予約するには、事前に利用者登録の手続が必要です。
詳細は熊谷デジタルミュージアム内の星溪園ご利用案内サイト(外部サイト)をご参照ください。
周辺地図
