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お薬の正しい知識と使用法などを確認しましょう

更新日:2023年4月1日

ご存じですか?お薬の「分類」のこと
 お薬は「医療用医薬品」と「市販薬(OTC医薬品)」の大きく2つに分類されます。医療用医薬品は、医師や歯科医師の診察のもと、病状や体質、年齢などを考慮した処方箋に基づき、薬剤師がお薬を取りそろえます。主に対面で使用時の注意事項などが説明されるので、安心してお薬を使用できます。
 OTC医薬品は、副作用や相互作用などのリスクから「要指導医薬品」と「一般用医薬品」に分類されます。要指導医薬品は、医療用医薬品からOTC医薬品に転用されてからの期間が比較的短いものや劇薬で取扱いに十分な注意が必要なため、薬剤師からの情報提供や指導を受けてから購入できます。
 一般用医薬品も、リスクに応じて、薬剤師からの情報提供や指導が必要な「第1類医薬品」と、薬剤師か登録販売者が対応する「第2類医薬品(指定第2類医薬品)」、「第3類医薬品」に分類されます。
「セルフメディケーション」とは?
 セルフメディケーションとは、「自分の健康は自分で守る」という考えのもと、日頃から自分で健康を管理し、軽度の体の不調は自分で対応をすることです。例えば、風邪気味、胃腸の調子が良くないときなどは、無理せず休養し、お薬などの使用によって自分の体に備わっている病気を予防回復する力を高めます。セルフメディケーションには十分な知識が必要なため、薬剤師など薬の専門家のアドバイスが大切です。お薬を使用しても症状が良くならないときは、医師の診察を受けましょう。
「お薬手帳」を活用しましょう
 お薬手帳には、お使いの全てのお薬が1冊に記録されます。情報が一元化されて、副作用のチェックに加え、複数の医療機関を利用している場合に同種同効薬の重複や同時に服用しない方がよいお薬がないかも確認できるので、安心です。また、お薬が飲みにくいとか、飲み忘れや飲み残しがある、OTC医薬品などを購入したいといった相談も、身近な信頼できる薬剤師と薬局をご活用ください。


熊谷薬剤師会 坂田 浩一(さかた こういち)

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