福祉避難所
更新日:2020年12月24日
災害時の避難行動は
災害が発生し、避難勧告または避難指示等が出された場合は、災害の状況に応じて、指定避難所(自主避難所、一次避難所、二次避難所)が開設されますので、身の安全を第一に考え、早期に安全な場所に避難をお願いいたします。
指定避難所では、要配慮者に要配慮者用スペース等を適切な場所に設置するなど、避難生活に配慮することとなっております。
要配慮者とは
要配慮者は、災害時において、高齢者、障害者、乳幼児その他の特に配慮を要する人を指します。(災害対策基本法より)
福祉避難所とは
福祉避難所は、避難生活の長期化が見込まれる場合等に要配慮者を受け入れるために開設します。
長期化した避難生活において、指定避難所での避難生活を送ることが困難な特別な支援を必要とする人を対象に、本人の心身の状況、障害の種類や程度、本人や家族の希望等を勘案し、福祉避難所への受入れ対象候補者を決定し、福祉避難所の受入れ体制を確認のうえ、必要に応じて福祉避難所が開設されます。
市内の福祉避難所指定施設は「熊谷市防災ハザードマップ」に掲載しておりますので、そちらをご覧ください。
福祉避難所の避難対象者
高齢者、障害者、妊産婦の方など避難生活において特別な配慮を必要とする人で、身体等の状況や医療面でのケアの必要性から介護保険施設や医療機関などに入所・入院するに至らない程度の在宅の要支援者が対象です。
たとえば、自閉症、精神障害、認知症などにより集団での避難生活を長期に継続することが著しく困難な人で、現に避難している指定避難所での対応が困難な人などが挙げられます。
福祉避難所運営ガイドライン(施設向け)
本市では、施設関係者の人が災害時に福祉避難所について、迅速かつ円滑に開設・運営ができるものとするため、平常時および災害時の取組みについてまとめた「福祉避難所運営ガイドライン」を作成しました。
福祉避難所施設職員向け研修を行いました
令和2年2月4日(火曜日)に(公財)西熊谷病院より講師をお招きし、福祉避難所として協定を結んでいる市内32施設を対象に研修を行いました。
研修では「HUG(避難所運営ゲーム)」の福祉施設バージョンを用い、特別養護老人ホームに、夜中に発生した大地震直後から施設の利用者やその家族、一般避難者等が押し寄せてきたという想定で行いました。その中で、入所者の安全確保、建物の被害状況の把握や応急処置、職員の安否確認、避難者の受け入れ、情報共有、様々な出来事への対応などの一連の状況について、一つのグループで話し合いながら、どのように対応するかを考えるというものでした。
本研修を通じて、福祉避難所を開設した際の自施設の課題や災害に対する準備の大切さを感じていただくことができたと考えております。
熊谷市では今後もこうした研修等を通じて、防災意識の向上を図り、いざという時に迅速かつ正確に行動ができるよう対策を講じてまいります。
講義の様子
HUG(避難所運営ゲーム)の様子
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