9割の女性が「食塩」をとりすぎています!
更新日:2022年7月20日
「健康でいるために、薄味にした方がいいですね」との言葉は生活習慣病予防の講話などで、耳にした方は多いのではないでしょうか。
埼玉県では、30~65歳の県民の方を対象に県民栄養調査を行い、女性90.7パーセント、男性82.5パーセントの方が目標量よりも多い量の食塩をとっていました。
減塩…意識して行動していますか?
質問 | 回答A | 回答B | |
---|---|---|---|
1 | あなたは薄味好みですか?それとも濃い味好みですか? | 薄い味が好み | 濃い味が好み |
2 | 1日にどのくらいの食塩をとっているか考えてみたことはありますか? | はい | いいえ |
3 | 食事の時にスープ、みそ汁などの汁ものが、1日2回以上ついていますか? | いいえ | はい |
4 | 焼き物や揚げ物に醤油やソースをかけますか? | いいえ | はい |
5 | お浸しやサラダに醤油、マヨネーズ、ドレッシングをかけますか? | いいえ | はい |
6 | テーブルの上に塩、醤油などを置いていますか? | いいえ | はい |
少しの健康意識が、あなたの明るい未来に
あなたは、上記の減塩チェックにはいくつ当てはまりましたか?回答Bに多く当てはまった方は塩分量が多い可能性があります。
調味料の味ではなく、食材のおいしさを味わいたいものですが、何気なくいつもと変わらずに行動してしまいます。
あまりに身近で難しいですが、減塩・節塩を意識した生活を心がけ、少しの変化でも、これから先の習慣改善になり、良い結果につながっていきます。
どのようなものに食塩が入っているのか?
食塩は調味料をはじめ、いろいろな加工食品に使われています。食パンやパスタなど、魚肉練り製品、肉加工品、お菓子などにも入っています。
栄養成分表示を確認してみましょう
(例)ヨーグルトの栄養成分表示
市販のものには、裏側に栄養成分表示が必ずありますので確認しましょう。
本人の自覚がないままに食塩をとっていることが多いようです。
1日にどのくらいの食塩だったらとってよいの?目標量は?
2019年の国民栄養調査では、1日の食塩摂取量が男性10.9g、女性9.3gでした。
2020年の日本人の食事摂取基準の食塩摂取目標量は男性7.5g未満、女性6.5g未満となっています。
今より1日3gほどの減塩をすると
おおよそ3gほどの減塩かと思いますが、1年間続けていくと約塩1kg分を減らすこととなります。
たとえ1日1g減塩するだけでも服薬するより後々の効果は大きいと言われています。
【節塩】おすすめの方法は?
できそうな事を見つけて続けてやってみましょう。それが習慣になっていきます。
- 食卓など目につくところに塩、醤油などを置かない。
- 調味料はかけないで小皿に出してつけて使う。
- みそ汁やスープは1日に1回とする。
- 麺類の汁は1口だけ味わって残す。
- 漬物は浅漬けで少量にする。
- 魚の干物や漬魚は薄味のものにする。
- 食塩を使っている加工品は使用頻度を少なくする。
- 昆布・かつお節・しいたけなどの天然のうま味を利用する。
- 酢やレモン・ゆずなどの柑橘類で酸味を利用する。
積極的に野菜をとろう
野菜などに多く含まれるカリウムは血圧を下げる、または上げない方向に働いてくれる栄養素です。
野菜だけではなく、海藻類、きのこ類、芋類などにも多めに含まれているので、毎食とりたいものです。副菜として薄味でたっぷりととりたいですね。
また、旬の果物を日中にとるのもおすすめです。
野菜をたっぷり使ったレシピをご紹介しています
『熊谷は、野菜をゆでてプラス1皿』をキャッチフレーズに、旬の野菜をたっぷり使ったレシピをご紹介しています。
まずは自分の生活の中でできる「節塩」をこころがけましょう。
