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自分の体を自分で守る お薬の役割

更新日:2025年12月1日

 国民の健康増進を目的とした「健康日本21」は、全ての国民の「健康寿命」を延伸することを目標としています。健康上の理由による制限がなく、自立して元気に過ごせる期間を延ばしましょうということです。それには一人ひとりが主体的に取り組む「セルフケア」があります。毎日の栄養・食生活・身体活動・運動・休養・睡眠・排泄(尿や便の様子)・飲酒・喫煙・口腔や歯に問題はないか、生活習慣を振り返り、自らの健康の維持と推進、病気の予防や対応に積極的に対処することによって、よりよい生活につながると考えられます。日頃からの体調を意識することが大切ですね。
 また、季節の変わり目や天候不順などによって軽度の体調不良を感じているときには、薬局・ドラッグストアで市販薬などを購入して、自分で手当する「セルフメディケーション」があります。そのうえで、休養・栄養補給などの「セルフケア」をすることにより回復を目指します。

 自分の健康に責任を持つことですが、自らの判断で市販薬を選ぶこと、あるいは、今までに経験のない痛みや不快な症状などを感じるときには、判断が難しい場合があります。
 例えば、頭痛発熱など風邪のような症状がある場合を考えてみましょう。軽い症状であると思われるため、家で休養し様子を見る。薬局などで相談して一般薬(OTC医薬品) を購入する。症状がつらいので医療機関を受診する。さまざまな選択肢があり判断に戸惑う場合もありますね。判断に迷うときなどは薬剤師にご相談ください。どのような症状がどの程度の強さで、いつ頃から(突然、徐々に)、経過は、他の症状は、現在飲んでいるお薬(サプリメントも含めて) は、などを伝えて相談しましょう。
 また、お薬の箱に記載されている「次の人は服用しないでください」など注意事項も確認しましょう。例えば、眠くなる成分を含むお薬は、車の運転や機械操作をする場合など服用できません。体質やお薬の服用状況にあったお薬を選ぶためにも、お薬手帳に体質(持病など) や服用中のお薬を記録することも大切です。
              熊谷薬剤師会  坂田 浩一(さかた こういち)

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