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帯状疱疹予防接種費用の一部助成等について

更新日:2023年8月21日

帯状疱疹の重症化を予防するため、任意接種である帯状疱疹ワクチン接種について、費用の一部を助成します。

(注意)任意接種は、ご自身の判断で接種を希望されるかたと接種医との相談により行われるものです。
    予防接種による効果や副反応などについて、十分理解したうえで接種の判断をしてください。
 

【帯状疱疹とは】

 帯状疱疹は、子どもの頃に感染する水痘(水ぼうそう)のウイルスが原因で起こる皮膚の疾患です。治った後も身体の神経節に潜んでいたウイルスが、ストレスや心労、病気や加齢などにより免疫力が低下した際に活動を始め、帯状疱疹として発症します。日本では、80歳までに約3人に1人が発症するといわれており、皮膚症状が治った後も、50歳以上の約2割のかたに帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる長い痛みが続くことがあります。

【事業開始日】

令和5年9月1日(市内実施医療機関での接種開始日・償還払い申請の受付開始日)

【対象】

(1)接種日において熊谷市に住民登録がある50歳以上のかた
(2)令和5年4月1日以降に接種されたかた
(注意)不活化ワクチン1回目の接種が令和5年3月31日以前でも、2回目の接種が令和5年4月1日以降であれば
    2回目の接種は助成の対象となります。
    過去に罹患歴がある、自費での接種歴があるかたも、接種医師が接種可能と判断すれば対象となります。

【ワクチンの種類と助成額等】

ワクチンの種類と助成額
種類

乾燥弱毒生水痘ワクチン

生ワクチン(ビケン)

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

不活化ワクチン(シングリックス)

接種方法皮下注射筋肉注射
接種回数1回

2回

2回目は1回目から2か月後

(注意)遅くとも6か月後までに

長所

副反応が少ない

1回の接種で良い

費用が安い

予防効果が高い

持続期間が長い

免疫の低下しているかたの接種が可能

短所

持続期間が短い

免疫の低下しているかたには接種できない

副反応が比較的強い

2回の接種が必要

費用が高い

助成額4,500円12,000円/1回

(注意)助成は、どちらかのワクチンで生涯に1度限り。(不活化ワクチンは2回接種を1度とし、2回分を助成。)
 

【接種および助成方法】

(1)市内の実施医療機関で接種する場合

令和5年9月1日以降に実施医療機関で接種した場合、医療機関が接種費用から助成額を差し引く方法で助成を受けることができます。
必ず事前に実施医療機関に申込みをし、接種を受けてください。
・医療機関の接種費用から助成額を差し引いた金額をお支払いください。
(注意)令和5年4月1日から8月31日に接種した場合は(2)の方法となります。
 
市内実施医療機関は下記ホームページからご確認できます。
令和5年度 帯状疱疹ワクチン接種実施医療機関一覧

 

(2)実施医療機関以外で接種する場合(償還払い)

市外など実施医療機関以外で接種した場合、市に関係書類を添えて申請することで、助成を受けることができます。
・接種後、医療機関で全額支払った後に市へ申請してください。
・申請期限は、生ワクチンは接種日から、不活化ワクチンは原則2回目接種日から起算して1年を経過する日まで。
(注意)不活化ワクチンの1回のみの申請も受け付けます。(接種日から起算して1年を経過する日まで。)

【申請方法】

下記の必要書類を添えて申請窓口(健康づくり課)へ窓口または郵送にて提出してください。
(1)熊谷市帯状疱疹予防接種費用助成金交付申請書兼請求書
 申請書兼請求書は、下記PDFからダウンロードできます。
 また、市役所・妻沼行政センター・大里行政センター・江南行政センターでも配布しています。
 ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。熊谷市帯状疱疹予防接種費用助成金交付申請書兼請求書(PDF:113KB)
【記入例】
 熊谷市帯状疱疹予防接種費用助成金交付申請書兼請求書 記入例は下記PDFから確認できます。
 ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。熊谷市帯状疱疹予防接種費用助成金交付申請書兼請求書 記入例(PDF:121KB)

(2)被接種者名、ワクチン名、接種年月日および接種費用を確認できる領収書
(注意)上記がない場合、「償還払い申請用証明書」をもって受け付けます。
(3)本人確認のできるもの(免許証等)
(4)振込先口座を確認できるもの(通帳等)

≪(2)の領収書を紛失してしまった場合≫

熊谷市帯状疱疹予防接種助成金償還払い申請用証明書の提出をもって申請を受付けます。
ご自身で接種をした医療機関から、証明書に必要事項を記入してもらってください。
なお、費用が発生した場合は自己負担となります。
熊谷市帯状疱疹予防接種助成金償還払い申請用証明書は下記PDFからダウンロードできます。
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。熊谷市帯状疱疹予防接種助成金償還払い申請用証明書(PDF:39KB)

熊谷市帯状疱疹予防接種助成金償還払い申請用証明書

【申請窓口】

熊谷市 市民部 健康づくり課
受付時間 平日8時30分から17時15分
電話番号 048-528-0601
郵便番号 360-0014
住  所 熊谷市箱田1丁目2番39号 熊谷保健センター2階
 

【振込予定日】

申請書を受付けした月の翌月末に振込予定です。

【予防接種による健康被害救済制度について】

帯状疱疹ワクチンの予防接種は任意接種のため、健康被害が生じた場合は「独立行政法人医薬品医療機器総合機構」による救済の対象となります。

お問合せ先

独立行政法人医薬品医療機器総合機構
救済制度(医薬品副作用被害救済制度、生物由来製品感染等救済制度)の概要、救済給付の請求方法、請求様式、記載方法、必要書類などについて詳しくご案内しています。
受付時間 月曜日から金曜日(祝日・年末年始を除く) 9時から17時
電話番号 0120-149-931
詳細については、下記の独立行政法人医薬品医療機器総合機構ホームページをご確認ください。 
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
 

「帯状疱疹」は、早期発見・早期治療が重要です!

新型コロナウイルス感染症が流行している今、帯状疱疹が増えています。コロナ禍で帯状疱疹が増えている原因として、大きく2つの要因があります。

  1. 新型コロナ感染により、免疫細胞やその働きがダメージを受けた
  2. コロナ禍の心理的ストレスにより、免疫力が低下した

【帯状疱疹とは】

帯状疱疹は水痘(水ぼうそう)のウイルスが原因で起こる皮膚の疾患です。子どもの頃に水痘(水ぼうそう)にかかり、治った後も身体の神経節に潜んでいたウイルスが、ストレスや心労、加齢などにより免疫力が低下した時に活動を始め、帯状疱疹として発症します。50歳以上になると発症する可能性が高くなります。

【症状】

  1. 赤い斑点のあらわれる数日から1週間ほど前から皮膚の違和感やぴりぴりした痛みがあらわれる
  2. その後、痛みを伴い、身体の片側の神経に沿って帯状にやや盛り上がった赤い斑点があらわれる
  3. 通常2~4日間程赤い斑点に水ぶくれがあらわれ、水ぶくれは破れてただれた状態となり、かさぶたにかわる
  4. 皮膚症状が治ったあとに、後遺症として帯状疱疹後神経痛が残ることがある

【合併症】

一般的な合併症として発熱や頭痛がみられることがあります。また、顔面の帯状疱疹では、角膜炎や結膜炎などを起こすことがあります。その他の合併症として、まれに耳鳴りや難聴、顔面麻痺などが生じることがあります。

【後遺症】

帯状疱疹の合併症の中で最も頻度の高い後遺症として帯状疱疹後神経痛(PHN)があります。帯状疱疹後神経痛(PHN)は多彩で「焼けるような」「締め付けられるような」持続性の痛みや、軽い接触だけでも痛むこともあり、睡眠や日常生活に支障をきたすこともあります。

【他の人への感染】

周囲の人に帯状疱疹としてはうつりません。
ただし、水ぼうそうにかかったことがない乳幼児は、ウイルスの感染で水痘(水ぼうそう)として発症することがあります。特に小さな子どもや妊婦さんとの接触に注意しましょう。

【早期発見・早期治療】

帯状疱疹は、早期発見、早期治療が非常に重要です。帯状疱疹という疾患について、また高齢になれば罹患リスクが高まることを知っていただき、体の左右いずれかにズキズキ、ぴりぴりした痛みを感じたり、続くようであれば早めにお近くの皮膚科を受診することをおすすめします。体の中のウイルスが少ないうちに抗ウイルス薬を飲み始めることが重要です。

【予防法】

  1. 免疫力をあげる
    免疫が下がると発症しやすくなります。免疫が低下しないよう、日頃の体調管理が重要です。早寝早起き、バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動など、できるだけ健康的な日常を保ち、ストレスのたまりにくい状況を維持することが帯状疱疹の予防にもつながります。
  2. 予防接種(任意接種)
    法令に定められた定期接種の対象疾患ではなく、個人の病気の予防として接種する任意接種のため、接種費用は医療機関毎に異なり、全額自己負担となります。
    帯状疱疹を予防するワクチンは2種類ありますが、どちらも帯状疱疹を完全に防ぐものではありません。また、接種できないかた、注意を要するかたもいますので、接種については、かかりつけ医またはお近くの医療機関にお問合せください。
帯状疱疹予防接種のワクチンの種類について
 

乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン)

帯状疱疹ワクチン
(シングリックス)
*2020年1月販売開始

ワクチンの種類

生ワクチン

乾燥組換え不活化ワクチン

接種回数

1回(皮下注射)

2回(筋肉注射)

適用年齢

50歳以上

50歳以上

予防効果

50~60%

90%以上

持続期間

5年程度

9年以上

副反応

接種部位の痛み、腫れ、発赤

接種部位の痛み、腫れ、発赤

料金

8,000~9,000円程度

20,000~22,000円程度/1回

長所

1回の接種でよい
値段が安い

予防効果が高い
持続期間が長い
免疫が低下している方の接種が可能

短所

持続期間が短い
免疫が低下している方には接種できない

2回の接種が必要
副反応が比較的強い
値段が高い


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このページについてのお問合せは

健康づくり課
電話:048-528-0601(直通) ファクス:048-528-0603

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