熱中症に気をつけましょう
更新日:2023年7月7日
熱中症とは
熱中症は、暑くて湿度の高い環境に長い時間いることで発症します。めまい、頭痛、吐き気などの症状が現れ、命を落とす恐れもあります。自分は大丈夫と思わず、日常生活から心掛けて、熱中症を予防しましょう。
今夏も引き続き省エネ・節電への協力が求められていますが、節電を意識するあまり健康を害することのないよう、気温や湿度の高い日には、無理に我慢せず、適度に扇風機、エアコン等を使用して暑さを避け、こまめに水分・塩分を補給して、熱中症を予防しましょう。
梅雨明けは特に熱中症に気をつけましょう!
熱中症による救急搬送者数は、例年梅雨明け後から急増します。
熱中症予防のため「こまめに水分を補給する」「暑い日の外出を避ける」「エアコンなど空調を活用する」「帽子や日傘の活用や服装の工夫をする」などの対策を意識しましょう。
また、マスクを着用しているときには、意識して休憩を取ったり、屋外で周囲の人との距離が取れるときにはマスクを外すなどの対策も重要です。
熱中症の発生状況
令和4年度夏期の間、熊谷市内で172人のかたが熱中症により救急搬送されました。
救急搬送されたかたの中で60歳以上のかたは約6割を占めていました。
また、60歳以上の救急搬送者のうち、4割のかたが屋内でエアコンを使用せずに搬送されました。
高齢になるにつれ、暑さやのどの渇きを感じづらく、脱水症状に陥りやすくなります。
外出はできるだけ控え、積極的にエアコン等を使用し、涼しい室内で過ごすようにしましょう。
令和4年度の熱中症による救急搬送者数は下記資料からご確認いただけます。
令和4年度 地方公共団体における効果的な熱中症予防対策の推進に係るモデル事業(成果報告会)(環境省熱中症予防情報)(外部サイト)
熱中症予防のために
扇風機やエアコンで温度をこまめに調節しましょう
温度計で室温をこまめにチェックし、エアコン使用時の室温「28度」を目安に、適切な温度を保つようにしましょう。
特に高齢者は暑さを感じにくくなっているため、皮膚感覚で判断せず、温湿度計で確認しましょう。
消防庁によれば、全国で熱中症による令和4年度夏期5ヶ月間(5~9月)の救急搬送件数は71,029人、搬送時に亡くなられたかたは80人に上ると報告されています。
年代別では65歳以上のかたが5割を超えています。また、発生場所別では住居(敷地内を含む)が約4割を占めています。
熱中症情報(総務省消防庁)(外部サイト)
遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用しましょう
外出時には日傘や帽子を着用しましょう
暑くなる日は、日傘を持ち歩きましょう。
天気のよい日は日陰の利用、こまめな休憩をしましょう
吸湿性・速乾性のある通気性のよい衣服を着用しましょう
保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やしましょう
運動や作業を始める前に『プレクーリング』を行うことも、熱中症予防に効果があります。
プレクーリングとは
プレクーリングは作業や運動開始前に深部体温を下げておいて、
身体活動中の体温上昇を抑える方法です。
体表面を冷却することと、冷水や流動性の氷状飲料などを摂取して体内から冷却することが効果的な熱中症対策となります。
こまめに水分・塩分などを補給しましょう。
室内でも、屋外でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給しましょう。
熱中症警戒アラートが発表されたら
熱中症警戒アラートとは
「気温」「湿度」「
『熱中症警戒アラート』発表時には、外出をなるべく控え、暑さを避けましょう。
熱中症警戒アラートの発令状況は下記ホームページから確認することができます。
熱中症情報サイト(環境省)(外部サイト)
熱中症の症状が疑われる人がいたら
まずは冷却と水分補給を!
●エアコンが効いている 室内や風通しのよい日陰 など涼しい場所へ避難させましょう。
●衣服をゆるめ、からだを 冷やしましょう 。(首の周り、脇の下、足の付け根など)
●水分・塩分、経口補水液(注釈)などを補給させましょう。
(注釈)水に食塩とブドウ糖を溶かしたもの
自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、 ためらわずに救急車を呼びましょう!
熱中症情報について
熱中症に関する情報は下記ホームページ等でも確認できます。
厚生労働省ホームページ
熱中症を防ぐために知っておきたいこと 熱中症予防のための情報・資料サイト(外部サイト)
環境省ホームページ
熱中症予防情報サイト(外部サイト)
一般財団法人 日本気象協会ホームページ
熱中症ゼロへ ー日本気象協会推進(外部サイト)