脳脊髄液減少症について
更新日:2020年5月25日
脳脊髄液減少症とは
交通事故やスポーツ外傷など、体への衝撃によって脳脊髄液が漏れ続け、減少することで頭痛やめまい、吐き気などのさまざまな症状に慢性的に苦しめられる病気です。
症状
・頭痛
・目の奥の痛み、視力低下
・動悸、息苦しさ、腹痛
・回転性のめまい、動揺感、ふらつき
・腰痛
・のどの奥の違和感、声がかれる、ものが飲み込みにくい
・頸部、背部の痛み
現在の動向
現時点では、診断・治療法が確立されておらず、専門家の間において医学的な解明が進められている段階です。
平成19年度より、国において「脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する調査研究」に関する研究班が発足し、脳脊髄液減少症の科学的根拠に基づく診断基準の作成、本症の原因疾患、有効な治療法の検索、診療指針(ガイドライン)の作成を目指して研究を進めています。
脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する調査研究(外部サイト)
診療や治療が可能な医療機関
脳脊髄液減少症については、現在、国において診療のガイドライン策定が進められています。
しかし、統一的な診断基準が確定していないことや、治療法の一つであるブラッドパッチ療法についても現時点では保険適用外であることなどから、診療や治療が可能な医療機関を探すことが困難な状況にあります。
埼玉県では平成19年度に行った調査をもとに、対応する病院を掲載しています。
埼玉県ホームページ「脳脊髄減少症に対応する病院調査について(外部サイト)」
関係患者団体等のリンク
関連情報
