ポジティブ・アクションってなに?
更新日:2021年12月10日
ポジティブ・アクションとは
ポジティブ・アクションとは、女性の活躍を推進するため、固定的な男女による役割分担をなくし、より女性を活躍できるようにする取り組みのことをいいます。日本における女性の参画は徐々に増加しているものの、他の先進諸国と比べると低い水準です。これまで以上の効果的な対策として、ポジティブ・アクションをより進めていくことが大切です。
例えば・・・
1.営業職に女性はほとんどいない。
2.課長以上の管理職は男性が大半を占めている。
3.勤続年数が長い女性労働者が多数勤務しているにもかかわらず、 管理職になっている女性が男性と比べて極めて少数である。
など、社内制度には男女差別的取扱いはないのに「女性の職域が広がらない」「なかなか女性の管理職が増えない」 そのために女性の能力が十分に活かされていないといった場合に、ポジティブ・アクションが必要です。
ポジティブ・アクションを進めるために
ポジティブ・アクションには様々な手法があります。
ポジティブ・アクションの手法
1.指導的地位に就く女性等の数値に関する枠などを設定する方式
クオータ制。クオータ制とは、性別を基準に一定の人数や比率を割り当てる手法のことをいいます。
2.ゴール・アンド・タイムテーブル方式
指導的地位に就く女性等の数値に関して、達成すべき目標と達成までの期間の目安を示してその実現に努力する手法。
3.基盤整備を推進する方式
研修の機会の充実、仕事と生活の調和など女性の参画の拡大を図るための基盤整備を推進する手法
上記手法は、各企業や団体、学校などの特性に応じて最も効果的なものを選択することが重要です。効果的な手法を選択し、ポジティブ・アクションに取り組みましょう。
全ての人が働きやすい職場環境づくりをしましょう!
女性を始めとする多様な人々が活躍する機会を確保することは、例えば、政治分野においては多様な民意を反映するという民主主義の視点からとても大切であり、行政分野においてはバランスのとれた質の高い行政サービスの実現にもつながります。また、民間企業の経済活動や研究機関の研究活動において、多様な人材の発想や能力の活用は、組織・運営の活性化や競争力の強化等につながります。すべての人が活躍できる、働きやすい職場環境を実現していきましょう。
熊谷市の取組
本市では、審議会等における女性の委員の割合を40パーセントとする目標を掲げ、ポジティブ・アクションに取り組んでいます。