備前渠用水路(びぜんきょようすいろ)の世界かんがい施設遺産登録証伝達式が行われました。
更新日:2023年4月1日
5月20日(木曜日)、「
施設の管理者である備前渠用水路土地改良区は、国際かんがい排水委員会(ICID)からあらかじめ送付されていた登録証と記念の楯を野上農林水産大臣の伝達により受理しました。
渡邉ICID日本国内委員長は、「備前渠用水路は約400年前に1年という短い期間で完成し、当時の先進的な水利技術が高い評価を得ています。」などと施設の特徴や評価された点を紹介しました。
左から野上農林水産大臣、備前渠用水路土地改良区、渡邉ICID日本国内委員長、牧元農村振興局長
登録証
記念の楯
世界かんがい施設遺産とは
世界かんがい施設遺産とは、かんがいの歴史・発展を明らかにし、理解醸成を図るとともに、かんがい施設の適切な保全に資するため、歴史的なかんがい施設を国際かんがい排水委員会(ICID)が認定・登録する制度です。平成26年創設され、今回の認定で国内42施設、海外65施設が登録されました。
世界かんがい施設遺産(農林水産省ホームページ)(外部サイト)
備前渠用水路について
備前渠用水路は利根川から取水し、埼玉県北部の本庄市、深谷市、熊谷市を流れる延長約23キロメートルの農業用水路です。1604年に伊奈備前守忠次により1年という短期間で開削され、「備前堀」の愛称で親しまれています。
