斎藤別当実盛(さいとうべっとうさねもり)
更新日:2011年5月1日
平安時代末期の武士 不詳-1183年
聖天山を開いたといわれている斎藤別当実盛は、越前に生まれ、同族の長井斎藤実直の養子となり、長井庄に移り住んだとされています。保元・平治の乱では源氏方につき、大活躍します。その後、領土安堵を条件に、台頭してきた平家方につきました。富士川の戦いでは平家方の武将として『平家物語』などに出てきます。また、白髪を染め、一人踏みとどまった最期の戦いの敵将が、2歳のときに命を救った木曾義仲であった話は有名で、歌舞伎や能などの演劇の世界でも描かれています。