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荻野吟子(おぎのぎんこ)

更新日:2024年6月14日

日本最初の女性医師 1851年から1913年

 日本で初めて医術開業試験を受けて医者になった女性第1号。俵瀬生まれ。20歳のころ病気となり、約2年間入院、このときの苦しい経験から女性医師の必要性を感じ、医者となる決意をしました。
 妻沼両宜塾の松本万年に学び、23歳の頃には上京して、教部省大講義の井上頼囶の門下となり、甲府女学家塾で教導を勤めた後、東京女子師範学校、医学校好寿医院を卒業しました。
その後、医術開業試験の受験を試み、2年間にわたり各所に願書を提出するも受理されませんでしたが、困難を乗り越えて受験が許されると、女性で唯一合格、34歳で医師となりました。
 湯島(東京都文京区)で「荻野医院」を開業、医師として高い評価を得ました。また、女性や弱者のための社会運動の先頭に立って活躍しました。
 43歳のときに、キリスト教徒の理想郷建設を目指してインマヌエル(北海道今金町)に入植、その後撤退し、瀬棚(北海道せたな町)で医院を開業しました。
 晩年は東京に戻り、58歳のとき新小梅町(東京都墨田区)に開業、62歳で亡くなりました。


熊谷市立荻野吟子記念館 ホームページ(外部サイト) 外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。http://oginoginkokinenkan.com/(外部サイト)

【漫画で紹介】女医のパイオニアは埼玉出身!荻野吟子

埼玉県ホームページでは、荻野吟子の功績とその不屈の精神を描いたマンガ冊子が公開されています。熊谷市にある県立熊谷女子高等学校 漫画愛好会の皆さんがマンガ制作に協力しました。

ぜひご覧ください。

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