2013特選・入選作品
更新日:2019年2月15日
「~作家・森村誠一が選ぶ~くまがや「写真俳句」コンテスト2013」特選・入選作品
「写真俳句」とは、熊谷市出身の作家・森村誠一氏が提唱する、写真と俳句を組み合わせた新しい表現手法です。熊谷市では、昨年度から「~作家・森村誠一が選ぶ~くまがや「写真俳句」コンテスト」を開催しています。
今年も「~作家・森村誠一が選ぶ~くまがや「写真俳句」コンテスト2013」として実施したところ、北は青森県から南は鹿児島県まで、下は6才から上は84才まで、全国から1351句の投句をいただきました。
この中から、森村誠一氏の選考を経て特選6点、入選24点(うち熊谷賞3点)が決定しました。受賞されたみなさん、おめでとうございます。
森村氏は“写真で記録、俳句で記憶、写真俳句は日常から始まる”とおっしゃっています。
これを機会に、みなさんも「写真俳句」をはじめてみませんか?
※受賞作品に関しましては、下記の日程で展示会および表彰式を行います。
【展示会】
展示会場:gallery SpaceK(熊谷市鎌倉町137 新井ビル1F)
展示日程:平成25年10月31日(木曜)~11月24日(日曜)
10時~17時まで(最終日は15時まで)
休館日:月曜日
【表彰式】
会場:gallery SpaceK(熊谷市鎌倉町137 新井ビル1F)
日時:平成25年11月24日(日曜)14時30分~
特選受賞作品 ※作者50音順
作り手に 少し似ている つるしびな(飯島良雄さん 入間市)
またしても 宿題おわらず 夏、おわる(鯨井真花さん 熊谷市)
シャボン玉 暑さと一緒に とんでゆけ(馬場愛美さん 熊谷市)
まんげつや よるのごはんの めだまやき(牧田華奈さん 熊谷市)
病み細る 母に団扇の 風おくる(皆見欣男さん 龍ヶ崎市)
懐かしく 涼しさ映る 処暑の午後(山中富江さん 熊谷市)
入選作品 ※作者50音順
身の丈で 生きて夜も明く 冬日和(秋山和市さん さいたま市)
孫と祖母 幸せとどけ 恵比寿顔(飯村康夫さん 熊谷市)
憎めない 子かまきりの 面構え(石川昇さん 世田谷区)
散歩道 背中押す様な 蝉時雨(宇佐美清さん 桶川市)
おはようと 児童の列に 秋の風(大澤洋子さん 深谷市)
日向葵も 王座渡して 秋の空(上飯坂保さん 府中市)
【熊谷賞】とうろうは せんそう思い なみだでる(小菅椋平さん 熊谷市)
ぬくもりを 額にとじ籠め 桜咲く(小林昭孝さん 熊谷市)
遥か彼 文を届けし 丸ポスト(小林真佐雄さん 坂戸市)
母の愛 確と受け止め ヒナツブリ(小林ミチ子さん 熊谷市)
浮石に 跳ねる少女や 花筏(島村巻子さん 熊谷市)
【熊谷賞】たたき合い 月と直実 おどりだす(白石あやさん 熊谷市)
雨降れば 宝石まとう 蜘蛛の糸(鈴木行男さん 坂戸市)
風去りて 残りし空に 涼の色(田沼昌三さん 北本市)
絵手紙も 心の重み 揉み解ぐし(坪田慶子さん 坂戸市)
名月や 私の心も 丸くなり(藤間和佳奈さん 熊谷市)
珍しや 揃いて泳ぐ カモと鯉(富田英雄さん 秩父市)
筆先に 夏の思い出 色つけて(中村哲朗さん 熊谷市)
春うらら 指まで踊る 土手の上(半田充右さん 行田市)
蝶の舞い 欠ける羽根をば 休めけり(深作六郎さん 熊谷市)
【熊谷賞】炎天下 体躯火照らせ 便り待つ(前原篤之さん 三芳町)
過去未来 タイムトンネル 半夏生(矢崎英夫さん 熱海市)
笑いおき 日本伝統 世界一(安川孝さん 上尾市)
帰り道 子らに加わる 蝉しぐれ(綿貫大さん 熊谷市)