2014特選・入選作品
更新日:2019年2月15日
「~作家・森村誠一が選ぶ~くまがや「写真俳句」コンテスト2014」特選・入選作品
「写真俳句」とは、熊谷市出身の作家・森村誠一氏が提唱する、写真と俳句を組み合わせた新しい表現手法です。熊谷市では、平成24年度から「~作家・森村誠一が選ぶ~くまがや「写真俳句」コンテスト」を開催しています。
今年も「~作家・森村誠一が選ぶ~くまがや「写真俳句」コンテスト2014」として実施したところ、北は北海道から南は九州まで、下は4才から上は94才まで、全国から1279句の投句をいただきました。
この中から、森村誠一氏の選考を経て特選5点(うち熊谷賞2点)、入選24点(うち熊谷賞4点)が決定しました。受賞されたみなさん、おめでとうございます。
森村氏は“写真で記録、俳句で記憶、写真俳句は日常から始まる”とおっしゃっています。
これを機会に、みなさんも「写真俳句」をはじめてみませんか?
※受賞作品に関しましては、下記の日程で展示会および表彰式を行います。
【展示会】
展示会場:熊谷市立文化センター 1階 市民ギャラリー(熊谷市桜木町2-33-2)
JR熊谷駅南口から徒歩5分
展示日程:平成26年12月9日(火曜)~12月21日(日曜)
9時~17時まで(最終日は15時まで)
休館日:月曜日
【表彰式】
会場:熊谷市立文化センター 4階 第一講座室(熊谷市桜木町2-33-2)
日時:平成26年12月21日(日曜)14時~
特選受賞作品 ※作者50音順
【熊谷賞】迷彩の 服着た並木 終戦日(石川昇さん 世田谷区)
山笑う 二人羽織の 雄姿かな(生越輝夫さん ふじみ野市)
五月晴 明るい笑顔 また明日(笠原健司さん 熊谷市)
【熊谷賞】星流し 御霊鎮めむ 秋の川(島村巻子さん 熊谷市)
夏の庭 色の融合 虫と花(松本千旺さん 熊谷市)
入選作品~熊谷賞~
【熊谷賞】雪の朝 駅へと急ぐ 人まばら(小林ミチ子さん 熊谷市)
【熊谷賞】ひそやかに 1位かしらと 期待して(白石知穂さん 熊谷市)
【熊谷賞】おはやしの せいかを見せる 三日間(野本啓豪さん 熊谷市)
【熊谷賞】寄り添って 生きて来たなぁ 我が友よ(藤井恵一さん 熊谷市)
入選作品
足元に 色を重ねて 冬仕度(新井郁子さん 秩父市)
かの想ひ 映して深し 秋の水(安藤一政さん 熊谷市)
きれいな海 幸わせジャンプ 楽しいな(石坂虹さん 熊谷市)
垣根越し 微笑かける 隣家の子(宇佐美清さん 桶川市)
大樹なる 命はぐぐむ いく年も(大谷正雄さん 行田市)
ぬけがらも 暑いだろうな 熊谷は(恩田恭輔さん 熊谷市)
せみたちの だれにもみえない かくれんぼ(河辺光香さん 熊谷市)
昼下がり 空舞う粉雪 薄化粧(木下友子さん 熊谷市)
夏の川 自然の風景 うつしだす(鯨井稀晶さん 熊谷市)
夕日がね 海のがようし 絵をかいた(小山ゆいさん 熊谷市)
厳しさの 中にもゆとり 米作り(佐藤顕也さん 熊谷市)
伝統を 担う子の背に にじむ汗(嶋川龍雄さん 青森県大鰐町)
星川に 女神と子供 秋の風(白井七星さん 熊谷市)
雪害に 耐えて今年も 夏の花(高橋幹雄さん 深谷市)
今だけよ 手のひらの上 いてあげる(中田康子さん 熊谷市)
煤浴びて 新緑で流す 蒸気旅(中村哲朗さん 熊谷市)
伝統を 横目に見ながら 苗植える(半田充右さん 行田市)
満開の 上に下にの 桜かな(船塚和雄さん 鴻巣市)
盆休み 孫と遊びて 目じり垂れ(法隆直史さん さいたま市)
風薫る 高見の見物 ワンダフル(吉田隆一さん 京都市)