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第11回特選・入選作品

更新日:2022年12月1日

「写真俳句」とは、熊谷市出身の作家・森村誠一氏が提唱する、写真と俳句・川柳などを組み合わせた新しい表現手法です。熊谷市では、平成24年度から~作家・森村誠一が選ぶ~くまがや「写真俳句」コンテストを開催し、今年で11回目となりました。

応募は、北は北海道から南は九州、海外は台湾から、また年齢は下が6才から上は88才まで、2,273作品が寄せられました。

この中から森村誠一氏、写真俳句連絡協議会の選考を経て特選5作品、入選20作品(うち熊谷賞2作品)が決定しました。

受賞された皆様、おめでとうございます。

森村氏は「写真で記録、俳句で記憶、写真俳句は日常から始まる」とおっしゃっています。

これを機会にみなさんも「写真俳句」をはじめてみませんか。

入賞作品展示・表彰式

入賞作品展示

会場:熊谷市立文化センター1階市民ギャラリー(熊谷市桜木町2-33-2)JR熊谷駅南口から徒歩4分

日程:令和4年12月3日(土曜日)から12月18日(日曜日)9時から17時まで

休館日:月曜日

表彰式

会場:熊谷市立文化センター4階第一講座室

日時:令和3年12月18日(日曜日)14時

特選作品

※特選作品の講評は、森村誠一氏よりいただいています。

一般の部

正直な心でいたいと思う日々
(岡田三重子 撮影地:群馬県桐生市)

講評:景観を眺める気持ちがダイレクトに伝わってくる。磨き込まれた床に映る晴れた青空と真っ赤な紅葉を写し取った技量も見事である。

雨の日に誰かの落とした恋心
(大髙咲彩 撮影地:埼玉県滑川町)

講評:若き頃に何度も雨に濡れた恋もいつしか昇華する。人の心を捉える力を持って情緒ある作品である。

七夕の願ひかなえし夫婦あり
(吉澤慎一郎 撮影地:大阪府河内長野市)

講評:「会いたい」それがどれほどの願いだったのか、心に突き刺さる。見つめ合う二人の心持ちは、深く、重く、心震える。

炎帝や我が反骨は親譲り
(河本朋広 撮影地:神奈川県藤沢市)

講評:ミニトマトの強い意志と作者の思いがよく現れている。「反骨」と「親譲り」の言葉選びが素晴らしい。

ジュニアの部

かくれんぼ桜に呼ばれてぼくの負け
(中島優衣 撮影地:熊谷市)

講評:満開の桜の写真とそれに添えられた俳句が一気に情景に引き込む。寒さで家にこもる姿を「かくれんぼ」とする発想がよい。

入選受賞作品

一般の部


〈熊谷賞〉子らをみて平和を祈る星川で(山本絢女 撮影地:熊谷市)


手相見て明日は詰むや詰まざるや(安松幸子 撮影地:バリ島)


顔を出す場所間違へたる粗忽者(片岡明 撮影地:奈良県生駒市)


それぞれの印象胸に時止まる(飯田能之 撮影地:東京都台東区)


とりあえず巣立ち急いでみたものの(嶋川龍雄 撮影地:青森県大鰐町)


ユニフォーム戻れぬ夏の匂いする(新井楓己 撮影地:熊谷市)


賑やかに遠足の列伸び縮む(山崎勝久 撮影地:東京都足立区)


あと何回送る幸せきみ思ふ(河邊知美 撮影地:埼玉県東松山市)


試される堪忍袋しまい込む(女部田みゆき 撮影地:熊谷市)


田んぼ道映画の中に飛び込んだ(吉岡まこみ 撮影地:埼玉県北本市)


夕涼み夜空を飾るバレリーナ(須藤富雄 撮影地:栃木県小山市)

ジュニアの部


〈熊谷賞〉コロコロと転がり届ける笑顔味(津上紗矢 撮影地:熊谷市)


また一歩昨日の自分をこえてやる(多賀谷飛慧 撮影地:群馬県太田市)


またらい年たのしかったと夏おくる(有吉楓実子 撮影地:熊谷市)


大仏に説教される父と兄(伊藤知香 撮影地:茨城県牛久市)


暑いよねじょうろの中でひとやすみ(高田陽葵 撮影地:熊谷市)


青兄弟早く見たいな赤ほっぺ(永吉瑛真 撮影地:秋田県鹿角市)


あと3日よろこぶ友の顔うかぶ(鈴木沙奈 撮影地:熊谷市)


せんぷうきみんなの声がうちゅう人(恩曽紬 撮影地:熊谷市)


ひまわりよ次会う時は見下ろすぜ(高野大輝 撮影地:熊谷市)

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