令和6年度下水道事業決算の概要
更新日:2025年12月22日
令和6年度下水道事業決算の概要を掲載しました。
どうぞご覧ください。
1 決算の概要
(1)総括事項
令和6年度における総排水量は18,452,781立方メートル(うち公共下水道事業17,591,021立方メートル、農業集落排水事業861,760立方メートル)、総有収水量は11,346,024立方メートル(うち公共下水道事業10,602,747立方メートル、農業集落排水事業743,277立方メートル)、汚水処理水量は14,719,233立方メートル(うち公共下水道事業13,857,473立方メートル、農業集落排水事業861,760立方メートル)となり、有収率は公共下水道事業で76.5パーセント、農業集落排水事業で86.3パーセントとなりました。
また、年度末における水洗化戸数は44,658戸(うち公共下水道事業41,819戸、農業集落排水事業2,839戸)となりました。
なお、有収水量とは使用水量などの使用料徴収の対象となった水量です。
有収率は有収水量を汚水処理水量で除したもののことをいいます。
(2)建設改良事業
令和6年度においては、下水道未普及対策として、柿沼、大原二丁目、末広四丁目、平戸地内などで汚水管きょ布設工事を、雨水対策として、新堀地内で雨水
(3)決算の状況
収 入 |
支 出 |
差引額 |
|
|---|---|---|---|
| 収益的収支 | 4,232,652 | 3,761,475 | 471,177 |
| 資本的収支 | 1,904,598 | 3,201,754 |
△1,297,156 |
収益的収入と収益的支出の差額によって、当年度純損益が求められます。
令和6年度は4億7,117万7千円の当年度純利益を計上しました。
また、資本的収入と資本的支出の差額である資本的収支の不足額は12億9,715万6千円となりました。
この不足額は、過年度分消費税および地方消費税資本的収支調整額1,667万4千円、当年度分消費税および地方消費税資本的収支調整額8,129万7千円、過年度分損益勘定留保資金6,344万2千円、当年度分損益勘定留保資金8億8,574万3千円および減債積立金2億5,000万円で補てんしました。
なお、収益的収支は消費税抜きの金額、資本的収支は消費税込みの金額です。
2 収益的収支(下水を処理するための収支の決算)の内訳

| 金額(千円) | 割合(パーセント) | |
|---|---|---|
使用料 |
1,722,457 | 40.7 |
| 一般会計からの繰入金 | 1,337,388 | 31.6 |
| その他の収入 | 1,172,807 | 27.7 |
| 収益的収入 計 | 4,232,652 | 100.0 |
収益的収入は営業収益と営業外収益および特別利益で構成されておりますが、その主な収益は、使用料のほか、一般会計からの繰入金や、長期前受金戻入などで構成されています。
金額(千円) |
割合(パーセント) | |
|---|---|---|
| 施設などの償却費 | 2,143,279 | 57.0 |
| 施設を維持し下水を処理するための費用等 | 1,424,033 | 37.8 |
| 借入金の支払利息 | 194,163 | 5.2 |
| 収益的支出 計 | 3,761,475 | 100.0 |
収益的支出は営業費用、営業外費用および特別損失で構成されておりますが、その主な費用は施設などの減価償却費や施設を維持し下水を処理するための費用等です。
下水を処理するための費用等には、管きょや処理場、ポンプ場の維持管理や修繕等に係る経費、下水道使用料の賦課徴収に関する経費等が含まれています。
そのほか、借入金等の支払利息等により構成されています。
3 資本的収支(施設を整備・改良するための収支の決算)の内訳

| 金額(千円) | 割合(パーセント) | |
|---|---|---|
| 国などからの借入金 | 1,187,300 | 62.3 |
| 国庫補助金等 | 567,472 | 29.8 |
| 一般会計からの繰入金 | 85,239 | 4.5 |
| 工事負担金等 | 64,587 | 3.4 |
| 資本的収入 計 | 1,904,598 | 100.0 |
資本的収入は企業債と呼ばれる国などからの借入金、国からの補助金、受益者負担金などの工事負担金等で構成されています。
下水道の施設や管路は長期間に渡り使用するため、企業債を借り入れ、その返済を一定期間で行うことで、世代間負担の公平化を図っています。
金額(千円) |
割合(パーセント) |
|
|---|---|---|
| 管きょの整備、施設の改良などの工事費用 | 1,947,424 | 60.8 |
| 借入元金の返済 | 1,254,330 | 39.2 |
| 資本的支出 計 | 3,201,754 | 100.0 |
資本的支出は管きょの整備、施設の改良などの工事費用や借入元金の返済で構成されています。
令和6年度は「1 決算の概要」の「(2) 建設改良事業」に記載したとおり、柿沼、大原二丁目、末広四丁目、平戸地内等の汚水管きょ布設工事等を実施しました。
決算書についてはこちらからご覧ください
令和6年度熊谷市公営企業会計決算書(PDF:6,486KB)
抜けているページは、決算書(冊子)では白紙となっているページです。
下水道事業会計決算は57ページから122ページです。
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