自分で作る救急医療情報キット「あんしんくまがや119」
更新日:2023年12月4日
65歳以上のひとり暮らし高齢者の安心・安全のために、救急医療情報キット「あんしんくまがや119」を配布していますが、配布対象者以外のかたも、ご自身で救急医療情報キットを作っていただき、万一の緊急時に備えていただくことで、救急隊員へ正確な情報を伝えることができます。
こんな時に役立ちます
意識がない、気が動転しているとき
急病により、症状をうまく伝えられなかったり、どう伝えて良いかわからないときでも、情報キットを利用することで救急隊員に情報を伝えることができます。
急病の方を知人や子供が発見したとき
急病人を知人や子供が発見したとき、救急車を呼ぶことができれば、情報キットにより本人の情報を正確に伝えることができます。
災害時の対応に
災害時には、かかりつけの医療機関自体が被災し、情報提供が出来なくなる可能性があります。
情報キットを避難所に持参することで、服用薬や持病などの情報を伝えることができ、早期の治療が可能になります。
様式等のダウンロード
情報キットの作り方(ペットボトルとクリアファイルを利用する例)
容器の指定はありませんが、冷蔵庫のドアポケット等に入り、救急隊員の目につきやすいものでお願いいたします。容器の例としては、100円ショップで販売されている食品保存用の容器や、ペットボトル、クリアファイル、牛乳パック、茶筒等も利用可能です。
ここでは、ペットボトルとクリアファイルを利用した作り方の例をご紹介いたします。
1 準備
ペットボトル、クリアファイル、輪ゴム、様式等のダウンロードから印刷した「あんしん119シート」「あんしん119マーク(4つに切り離して使用してください。1つは予備です。)」、「保険証の写し」、「診察券の写し」、「薬剤情報提供書(病院や薬局でもらう薬の情報が記載されているもの)」、「本人の写真」等。
2 はさむ
あんしん119シートに記入します。シートは、高齢者向けの内容になっていますので、必要に応じて情報を追加記入してください。次に、クリアファイルへ書類を挟みます。 シートのほかに、保険証や服薬情報など緊急時に必要な書類の写しを入れ、一番上にあんしん119マークを入れます。
3 くるむ
書類を挟んだクリアファイルをペットボトル等の筒状のものに巻いて、マークの絵が見える状態で輪ゴムをとめます。
4 マークを貼る
印刷したあんしん119マークを、冷蔵庫の扉の右上部分、玄関ドアの室内側右上部分にそれぞれ貼ります。
5 冷蔵庫に入れる
ドアポケット等の目立つ場所に、容器を保管してください。
もしもの時の流れ
1 救急通報し、救急車を呼びます。その際「冷蔵庫の中に情報キットが入っています。」と伝えてください。
2 救急隊員が、情報キットの情報を医療機関に提供する場合があります。
玄関にあんしん119マークが貼ってある場合、ご本人やご家族の了解を得ることなく、情報キット容器を取り出すことがあります。
注意事項
1 保管している情報に変更があった場合は、必ず訂正・追加をお願いします。
2 本人の状態や搬送先の受入状況等によっては、かかりつけ医療機関に搬送されない場合もあります。
また、備考欄に救急隊への伝言が記載されている場合についても、救護活動に必要と判断された場合に使用されるものであるため、活用できない場合があります。あらかじめご了承ください。
3 情報キット容器の中には、救護活動に関する情報のみ入れてください。特に、通帳や印鑑など、財産に関わる貴重品は入れないようにしましょう。
4 搬送後の住宅の管理については、事前に夜間でも電話をかけられるご親族等の緊急連絡先となるかたと確認をしておきましょう。管理については、救急隊員・近隣の協力者に義務はありませんので、ご理解をお願いいたします。
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